■POINT 女子ダブルス決勝は第2シード、ビルヒニア・ルアノ・パスクアル、パオラ・スワレス組とビーナス、セリーナのウィリアムズ姉妹の対戦となった。圧倒的な強さを見せるウィリアムズ姉妹はシングルスに続いて、ダブルスでも栄冠を手にするのだろうか。番組では女子ダブルス準決勝、ウィリアムズ姉妹とアンナ・クルニコワ、チャンダ・ルビン組との熱戦も併せてお伝えする。
■CONTENTS <女子ダブルス準決勝>
第1セットはクルニコワ・ルビン組がタイブレークの末、セットを先取。クルニコワはネットでの動きが冴え、ルビンはベースラインからの攻撃の手をゆるめない。対するビーナスにはアンフォースト・エラーが目立った。しかし、第2セット、ウィリアムズ姉妹は本来の勢いを取り戻していた。クルニコワ、ルビン組のサービスゲームを3回ブレークし、6−0、第2セットを取り返す。第3セットに入ってもウィリアムズ姉妹のパワフルなサービスとオールラウンドなプレイが相手を終始圧倒し、勝負が決まった。
<女子ダブルス決勝>
7月7日。センターコートではビーナス、セリーナのウィリアムズ姉妹と全仏チャンピオン、ルアノパスクアル、スアレス組とで女子ダブルス決勝が行われた。ウィリアムズ姉妹は出だしから調子が良く、何の困難もなく第1セットを先取。第2セットではサービスをブレークされるも、すぐにスアレスのサービスをブレークバックする。ルアノパスクアル、スアレス組が4−2として、一歩リードするが、第8ゲームの接戦をものにしたのはウィリアムズ姉妹だった。
スコアを5‐4として盛り返すが不運なコードボールで5‐5とイーブンに戻される。セリーナがサービスで踏ん張り、次のゲームをなんとかキープして6‐5とし、王手をかける。ルアノパスクアル、スアレス組は背水の陣、絶対に次のサービスゲームを落とすわけにはいかなかった。
そのサービスゲーム。ルアノパスカルのサーブなので挽回のチャンスはあったが、セレナがバックハンドでリターンをサイドラインぎりぎりに決め0−40と追い込まれる.最後はフォアハンドがアウトとなり、ウィリアム姉妹に優勝をプレゼントする結果となる。
第3シードと第2シードの対戦はウィリアムズ姉妹に勝利の女神が微笑んだ。ウィリアム姉妹は準決勝でアンナ・クロニコワとチャンダ・ルビンと3セットまで戦っただけで、あとはすべてストレート勝ちという強さを見せつけた2002年のウィンブルドン女子ダブルスだった。 ■CAST 解説
: 渡辺 功(日本プロテニス協会理事長) 実況 :
大熊 英司(テレビ朝日アナウンサー)
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