2019/8/8壁の一覧
世界水泳が終わりました。
瀬戸大也選手が金メダル2つ銀メダル1つと日本のエースとしての“強さ”を見せ、
松元克央選手の歴史的銀メダル獲得に
渡辺一平選手や大橋悠依選手のドラマ溢れる銅メダル。
今回も熱気に包まれた2年に1回の世界頂上決定戦。
そんな現場のスタッフルームの壁にはこんなものが貼ってあります。
模造紙に、マス目。
近づくと……
競泳競技は全8日。
その期間中の各種目の結果を一覧にして書き込み更新しているんです。
競泳では、多くの選手が複数の種目に登場してきます。
すべての種目の決勝の結果を頭の中で覚えていければいいのですが
さすがに、これだけの量になると困難。
しかし
毎日予選も含め、たくさんのレースの実況資料をつくっているので
大会が進むにつれて、
「あれ、この選手ほかの種目の決勝にもいたような・・・」となることが多発します。
そうなったときには、
インターネットで調べるよりも、各種目の膨大な結果を探すよりも
この一覧を見て確認する、という超アナログ手法が
何よりも便利で、作業の時短になるんです!
ちなみにこの一覧集、
世界水泳だけでなくオリンピックでも長きにわたり競泳実況をしてきた
森下桂吉アナウンサーが始めたという、
アナウンス部競泳担当伝統だったりもします。
私たちは、日本人だけでなく、
世界の選手たちの世界水泳での最新の結果も
なるべく紹介したい、という思いでお伝えしています。
そんなとき、この「伝統手法」がとても役立っているのです。