現場こぼれ話

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  • YUKI MORIKAWA

2019/6/6カンヌ国際映画祭のこぼればなし

私、2週間ほど前にカンヌ国際映画祭を取材してまいりました!
カンヌの映画祭というと、最高賞であるパルムドールを決めたり
レッドカーペットを有名な俳優や監督が歩いたりという印象が強いですよね!

その一方で、Film Marketと呼ばれる映画の見本市が行われていて、
こちらもカンヌ映画祭のメインイベントなんです!
今回は番組では放送されなかった、
現場で見た「カンヌ国際映画祭」のこぼれ話をご紹介します!

まず、Film Market とは。

名前の通り「映画の市場」。
つまり、映画の権利が売られたり買われたりするところです。
映画の配給会社に売り込むのが主な目的で、映画祭と併設されるマーケットとしてはカンヌが世界最大なんです!
世界中の映画配給会社の人々が映画を買い付けに来る場所で、
映画1本、数億円のやり取りがここで行われています。

どんな人が来ているのかインタビューをしたところ……
1枚目はフランス人の脚本家兼映画評論家で、ここで映画を見て、
どれが面白いのかバイヤーにアドバイスをするため、この見本市に来たそう。
1日に12本も映画をみるとか。どうやって!(笑)
そして2枚目は韓国人の監督。映画を出品している会社に次回自分の作品を買ってもらおうと掛け合いに来るかけだしの監督も多くいるそうです。自分を売り込みに来ているのですね。
3枚目。インド人のバイヤーです。たくさん映画を買ったとか。
インドではアクションが流行っているそうでアクション映画は片端から買い付けたよと話していました!

このようにレッドカーペットのすぐそこでは映画にまつわる取引が行われているんですね……。
ここで買われた映画を私も日本で見ていると思うとなんだか不思議です。

カンヌ国際映画祭は、世界中の映画に携わる人が一堂に会す、映画の世界最大のマーケットであることが分かりました!

以上カンヌからの現場こぼれ話でした!

担当アナウンサー