現場こぼれ話

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  • YUMIKO MATSUO

2018/8/16新人アナウンサー 『はじめての現場』こぼれ話

新人アナウンサーが『アナぽけっと。』初登場です!
登竜門の『アルプススタンドリポート』。
熱戦が続く甲子園、100回目の大会で、どんなことを感じたのでしょうか?!
初めての現場で、本番のリポートからはこぼれてしまった話、聞いてみましょう。

まずは住田アナウンサーです。

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24年の中で色々な意味で一番「熱い夏」になりました。

まずは気温です。今年は酷暑と言われていますが、想像以上でした。
その要因となっていたのが日差し。特に第2試合(午前10:30~)、第3試合(午後1:00~)は逃げ場がありませんでした。
アルプススタンドには日よけになるものがありません。
この時間帯はお天道様が頭上にあるような感覚で、すごく近い距離からじりじりと焼かれているような気持ちでした。
鉄板や金網の上でじわじわ焼かれていく食べ物はこういう感覚なのでしょうか。

アルプスはそんな暑さに負けないくらい熱かったです。
ある学校の応援団の女子生徒は袴を着て応援していました。
私も袴は大学の卒業式の時に着ましたが、肩や腕が重く、3月でも少し暑いくらいでした。
彼女たちは、そんな衣服を炎天下の36,37度の甲子園で着ていました。

しかし、彼女たちの表情はきりっとしていて、その瞳の先にはグランドがあり、選手達を鼓舞するためにキレのある振りをしていました。
彼女達を支えるために、保護者の方やOGの方も応援に駆けつけていました。
汗を拭きとってあげたり、塩分の入った飲み物を渡していたりしていた光景を今でも鮮明に思い出します。
スタンドにいる人々は暑さに負けずに応援しているということを実感しました。その気持ちの熱さに胸をうたれました。

暑い中での熱い応援、それをこんなに近くで見て伝える機会をいただけて、私の気持ちの温度もずっと上昇していました。

甲子園の景色は私の記憶の中でもぎらぎら輝くページです。

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応援する生徒を、また支える人たちがいるわけですよね。
住田さんは取材でお世話になった方々への感謝の言葉が止まらず、
きっとここに書ききれない思いがまだまだあるはず!別の機会に…。

続いて並木アナウンサーからは、様々な熱中症対策にまつわるこぼれ話。
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毎年楽しみにしているあの大会もついに100回目です。
そうです。全国高校野球選手権大会です!
実際にいった甲子園は……とにかく暑かったです。
すり鉢状の球場に、熱気が集まっているように感じました。
外気温が35度の日でも体感としては50度以上あるのではないかというほどでした。

そんな厳しい暑さの中、甲子園ならではの熱中症対策が行われていたんです。
アルプススタンドに水がまかれていました。
学校関係者の方が水の入ったタンクを背負い、
じょうろのようなもので座っている生徒に水をかけて熱中症予防をしていました。

また吹奏楽部の席の近くには氷水が入ったバケツが置いてあり
生徒がタオルを濡らして体を冷やす姿もありました。
球児を応援で支える吹奏楽部、部員、応援団、がいて
さらに彼らを支えているスタッフの方の思いを感じます。

そして、大会本部にもスタッフの方の思いやりを感じました。
こちらは、第100回全国高校野球選手権大会記念大会を中継するABCテレビの本部です。

両手に抱えている箱の中には熱中症対策グッズが並んでいます。
冷却タオル、冷却シート、瞬間冷却パック、服の上から体を冷やすスプレーなど暑さから身を守るためのグッズと日焼け止め、制汗剤などを用意してくださっていました。
これらはまだ一部!
体調を気遣ってくださるABCテレビの方の心遣いが心にしみました。
いろいろな方の協力のもとリポートができているんだなということを実感しました。
最後になりましたが
100回目となる夏の高校野球。
みなさんの顔がいきいきとしていてお祭りのようでした。
毎日がとても充実していた甲子園でした!

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今年は特に記録的な暑さが列島を襲ったこともあり、
甲子園のアルプススタンドには熱中症対策のため散水機が準備されていたと聞きました。
ほかにも様々な対策が講じられていたのですね。

ちなみに並木さん、日焼け対策をしていたはずが…

日焼けのあとがくっきり!勲章ですね。

甲子園ではまだまだ球児たちの夏が続いています!
最後に、取材を続けている柳下アナウンサーから、
甲子園でのエネルギー源にまつわるこぼれ話です。

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甲子園の中には取材クルーが利用する「蔦」というレストランがあります。
そこには、たくさんの人の胃袋を満たしてきた名物料理があるんです!
それは「甲子園カレー」です!

「甲子園カレー」は球場の売店でも販売されていて、試合を観戦しながら食べる人もいます。
スパイスが少し利いていて、とろみのある昔ながらのカレーで、食欲があまり湧かない暑い夏でもペロリと食べられます。
そしてトッピングもロースカツやチーズなど豊富に揃っていて、様々な味わい方ができます。
私もリポートの間の時間で食べていました!
短い時間で食べ終えることができるのも魅力の1つですね。
「甲子園カレー」の力で決勝のリポートまで駆け抜けます!
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柳下アナウンサーは、21日に予定されている決勝まで、甲子園からリポートをお届けする予定です。
甲子園カレーを食べて、球児の皆さんに負けないパワーを発揮するはず!

初めての中継で、思ったように言葉が出なかったり、予定通りに進まなかったり、
様々な経験をして一回り大きくなった様子…。
また『アナぽけっと。』にも登場してもらいましょう!

担当アナウンサー