repo 024 ワインとワインセラーの秘密
2006/12/09(土)


ごぶさたしております。
AP伊東です。

ワインのお話いかがでしたでしょうか?
ご意見のところにもありましたが、私もワイン飲みたくなりました。
それよりもワインに詳しくなりたくなりましたよ。
ワインが出てくる撮影部分に関しては本物のソムリエールの方にすべて立ち会っていただきアドバイスを受けながらの撮影となりました。

ワインは本当に奥が深い…。
極められるほど酒にも強くないし…。

さて、放送後ですので、少し裏話を。
まずワインについて。

劇中に出てきましたワインは“ほぼ”すべて実在するワインです。
が、ご意見や問い合わせなどありましたが、何度も出てきた「Partenaire(パルトネール)」、これは架空のワインです。
フランス語を習った方ならわかるかもしれませんが、「相棒」という意味です。お気づきの方もいたかと。
英語の「Partner(パートナー)」にあたります。
(英語の場合は「バディー(Buddy)」のほうが「相棒」っぽいですが…)
なのでお店にいっても売ってません。
台本の打ち合わせのときにプロデューサー陣で「うーん、(このワインの名前を)なんにしようかなー」なんていう話から、最初は別の名前にしていたんですが、その名前のワインが実在しちゃうことがわかり、今回のパルトネールに至ったというわけ。結果的にはこの作品“らしい”名前になったかと。


続いてワインセラーについて。

劇中で殺害現場となったワインセラーですが、これはセットなんです。
ワインセラーに入るまでのドアまでが実際のお店でその先がセットなんです。
詳しく言えば、お店の中のドアまでの画は港区南青山のお店、そしてワインセラーに入ってからの画は練馬区東大泉の東映撮影所のセットってことです。

映像にすると空間がつながります。

セットにすると作るのはもちろん大変なのですが、撮影が非常にやりやすくなります。
壁を外してカメラ位置を確保できますからね。監督の思った通りの位置からのアングルで撮ることができるのです。
時間的制約もなくなりますし。

それにしても、このセット素晴しい出来でした。
青山にあるお店の雰囲気を損なうことなくできていました。
折角なので写真で紹介しておきましょう。
並べられているワインはというと「パルトネール」はもちろん「ロマネ・コンティ」もあります!

それと、劇中のワインのお店の庭にちょこっと出てきた(インサート映像や庭からの外観の映像で出てきました)庭にある白い大きな石像はこの撮影のためにもってきたもので実際のお店にはありません。実は2005年7月期のドラマ「刑事部屋」ほかいろんなドラマに使われている石像なんです。「刑事部屋」では「自由の女神」ならぬ「じゅうの女神」として出てました。見て覚えている方いますかねぇ。

というわけで裏話でした。

次週も楽しんでください。
そう、次週(12/13)が年内最後の放送になります。

その次は!
今日で撮影がほぼ終わる、お正月SPです!
今シーズンも元日です!!
度肝を抜く強烈な一作です!

チラッと写真を…。
まだ多くを語るのはやめておきます。


先日伝えましたが、今日(12/9土)の朝日新聞夕刊に相棒の記事載ります。