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右京と薫は寺の中の一室へと案内され、瀬戸内と知り合いだという庵主である蓮妙(高橋惠子)に話を聞くが「幽霊が抜け出したりしませんよ」というくらいで大きな手掛かりはつかめない。
帰り際、右京は警察の人間を前にしても復顔像の話題を一言も口にしない雀蓮に不審を抱く。「違和感を覚えます」という右京に対しても、雀蓮は考えすぎとふっと笑うだけだ。
山門を出る右京と薫の前に、捜査一課の伊丹(川原和久)らが現れた。伊丹によると、歯の治療記録から白骨死体の身元が飯島佐和子(高橋由美子=二役)と判明。その佐和子は出家して飯島雀蓮になっているという。
しかし、雀蓮は間違いなく生きている。とはいえ、歯の治療記録に間違いはないはず。頭をひねる一同を前に右京は大胆な仮説を披露する。その仮説とは・・・。 |