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捜査一課の芹沢(山中たかシ)から資料を受け取った右京らは、ホームレスだった浅倉が暮らしていた河川敷へ。そこでは大統領と呼ばれる間島(きたろう)を中心に一種のコミュニティが形成されていた。ホームレス仲間で仕事をして蓄えた賃金を薬代や食費にあて、あとは自由に暮らす。浅倉もそんな彼らが言うところの“自由共和国の国民”だったのか、と思いきや、彼は仲間に入ろうとしなかったという。右京はふと目に入った「グラウンド建設断固反対」という看板について質問を。平本市長(新藤栄作)がホームレスの追い出しを目的の一つとして掲げた選挙公約だったらしいが、なぜか1年前から立ち退きの勧告が来なくなったという。
目撃者の証言から浅倉は河川敷近くの豪華ホテルからトランクを引いていたらしい。右京らはホテルに静香が宿泊していたか確認するが、そんな記録はないという。ただ当時は平本市長主催のパーティーが行われていた。コック長の話では、その日も大統領こと間島も残飯を引き取りに来ていたはずだという。 |