夕月を追い詰める右京だが、肝心なところで息が合わない
捜査一課も取り調べに苦労し、捜査は行き詰まったかに見えるが…

11月24日(水)
第5話 「女優〜後編〜」



 右京水谷豊)と寺脇康文)は、古谷の自宅2階のトイレの壁に今回の事件と設定がそっくりなストーリー案が書かれているのを発見。偶然とは思えないと夕月(羽田美智子)松永(岡田浩暉)に話を聞きに行く。2人を犯人とにらむ右京は、今回発見された事実をもとに2人を追い詰めようとするが、逆に夕月から松永と婚約したことを知らされる。夕月が犯人ならあえて婚約を発表するなどと疑われることなどするだろうか。夕月の不敵な挑発に右京も納得せざるを得ない。右京は改めてトイレのメモを見たかと夕月に確認すると、2階のトイレは古谷専用だったため入ったこともないという。
 夕月がトイレに入ったという証拠が見つかれば、夕月を追い詰めることができる。右京は改めてトイレ周辺の捜索を。が、何も見つからずイライラを募らせていると、がトイレのスリッパのウラについていた女性のものと思われる髪の毛を発見した。のお手柄にさすがの右京も舌を巻くが…。
 夕月から半ば強引に髪の毛をもらい、鑑識で照合させた結果、トイレのスリッパに残っていた髪の毛は夕月のものと判明した。これで夕月はウソをつき、事件前に古谷のアイデアを目にしていた可能性がある。情報を受けた伊丹川原和久)ら捜査一課は夕月松永に任意同行を求め、取り調べを開始する。
 しかし、夕月はトイレに入ったことは認めたものの、古谷殺しに関しては全面否認。確かにトイレの壁のメモを見たからといって夕月が殺した証拠になるわけではないが…。
 と、そんな話をしているところへ、鑑識課の米沢六角精児)がやってきた。米沢は非公式なお話を、と言いつつ、トイレのスリッパについていた髪の毛はねつ造されものではないか、という。現場検証であれだけの証拠を鑑識の人間が見落とすはずがない、というのが彼の主張らしい。ということは…。実はすべては右京の仕業。以前、盗んでおいた夕月の髪の毛をトイレのスリッパにつけ、わざとに見つけさせたのだった。お手柄とはしゃいでいた自分がバカみたいだ。右京に怒りをぶつける。
 捜査一課の芹沢山中たかシ)が取調べ中に松永に馬鹿にされたと怒りを爆発。松永に対し暴力を振るってしまった。たちまちその一件がマスコミに取り上げられ、伊丹らは捜査から外されることに。
 一方、右京に対する怒りが収まらないだったが、当の右京はシレッとの前に姿を現すと、夕月と古谷の戸籍謄本を請求してほしいという。それが一体、事件とどう関係するのか…?