STORY

2021年1月20日(水) よる9:00~9:54

第13話「死神はまだか」

人気落語家が高座のさなかに客前で絶命
ただ一人、事件性を疑う右京の勝算とは?

噺家の椿家一門の師匠である椿家團路(笹野高史)が、公演中、高座で古典落語『死神』をやっているさなか、突然倒れ、そのまま息を引き取った。『死神』は、今にも消えそうなろうそくが、「お前の寿命だ」と死神に宣告された男が、死神から渡された新しいろうそくに火を移そうとするが、うまくいかず、そのまま命を落とすという演目。團路は、そのオチの部分で、高座に倒れ込む“仕草”をしたまま、動かなくなってしまったのだった。團路は高齢の上、がん闘病中で余命宣告を受けていたことから、病死と判断されたが、たまたま現場に居合わせ、一部始終を目撃した右京(水谷豊)は、事件性を疑う。亘(反町隆史)や捜査一課の面々は、右京の見立てに半信半疑だったが、それでも右京には確信があるようで、独自の捜査を始める。調べると、團路の周囲には、弟子たちをまとめる小ん路(林家正蔵)、團路のセクハラに悩んでいた路里多(立石晴香)のほか、テレビでの活躍に苦言を呈されていた弟子や破門されたばかりの若手など、クセモノ揃いの弟子たちがいて…!?

舞台上で倒れた落語家の死は、病死か殺人か!?
疑惑の渦中には、それぞれに動機を抱えた弟子たちが…
右京が落語になぞらえた“死神”の正体を暴き出す!

ゲスト:林家正蔵 立石晴香 笹野高史

脚本:輿水泰弘
監督:橋本一