1969年10月24日、東京都出身。
96年歌手としてメジャーデビュー。その個性と音楽性が話題を呼び、「ミッチー」の愛称で広く親しまれている。98年テレビドラマ「WITH LOVE」(CX)で俳優デビュー。以後、俳優としても出演を重ね、映画では『CASSHERN』(04年)、『春の雪』『日本沈没』『明日の記憶』『大奥』(06年)、主演作『クローンは故郷をめざす』(09)等に出演。また13年は「信長のシェフ」(EX)大河ドラマ「八重の桜」(NHK)「半沢直樹」(TBS)といった話題作に出演。今年3月より全国ワンマンショーツアー「愛と青春の旅だし。」を公演予定するなど俳優、歌手として精力的に活躍中。

慣れ親しんだ特命係のセットを訪れて、部活のOBが久々に部室にやって来たような照れ臭さと懐かしさを感じましたね。右京さんとの芝居は、もっと緊張するかと思っていましたが、二人の呼吸というのか、不思議と体にしみ込んでいるものなんだなって(笑)。久しぶりに水谷さんにお会いして、笑顔でハグして冗談なんか言い合えて、嬉しかったですね。いい雰囲気でお芝居に入っていけました。水谷さんとは常に「台本以上」という合言葉でやってきたので、今回も、思いついたアイデアはまずテストで試してみる姿勢で臨みました。会話に挟んだ尊の決め台詞「お言葉ですが」は、過去3年間にわたる右京さんと尊との空気感や距離感を端的に表すひと言だと思ったし、何より僕自身が言いたくて仕方がなかった(笑)。カイトくんとの共演も楽しみにしていました。台本上にはカイトと絡んだ時の尊の反応が細かく描かれていなかったので、やり取りの中で自然と感じたものを大事にしました。実際にカイトと出会って、およそ警察官らしからぬ喋り方に「これはしめた!」と(笑)。「きみ、口悪いね」ってアドリブは、ふと思ったことがつい口に出ちゃった感じ。慇懃無礼な尊らしい反応でしたね。