1941年6月20日、東京都出身。
大学在学中から俳優活動を開始。62年、テレビドラマ「七人の刑事」(TBS)で本格デビュー。「劇団四季」演出部を経て、以後、NHK大河ドラマの主演をはじめ、ドラマ、映画、舞台に出演するほかナレーション、司会、絵画、執筆など様々な分野でその才能を発揮。主な出演作に、映画『犬神家の一族』(76&06)、『細雪』(83)、『おはん』(84)、『日本沈没』(06)、『私は貝になりたい』(08)、『沈まぬ太陽』(09)、『図書館戦争』(13)、テレビドラマ「ありがとう」(70~75、TBS)、「白い巨塔」(03、CX)、「渡る世間は鬼ばかり」(90~、TBS、声の出演)他多数。

ストーリーが図抜けてしっかりした、面白い刑事ミステリーだと、参加する前からよくドラマを見ていました。例えば岸部一徳さんが演じた小野田公顕警察庁官房室長なんて、出番は多くないのに強く印象に残っている。脚本家や演出家たちが、作品に出てくるすべての登場人物を愛しているところが『相棒』の良さじゃないかと思います。享の父であり神戸くんの上司という役どころは、後から参加する身としては素晴らしい醍醐味です(笑)。今回の台本には、映画ならではのスケールを感じました。いろいろな人の思惑が織物のように入り交じり、よく練られている。レギュラー陣も、ドラマで受ける印象とは違った、また新たな一面を出しているので、どうぞご期待ください。長く続いているだけあって、スタッフの方が非常にてきぱきと動く、テンポのある撮影現場です。現場のテンポに乗って、役者としてもひとりでにテンポが出ているような感じもあります。右京さんと一緒のシーンはワクワクしますね。「あ、本物だ!」って(笑)。リアルに謎を解いていく右京さんは、シャーロック・ホームズから綿々と続く正統派の探偵の系譜。かつて私が演じた金田一耕助とはそこが大きな違いでしょうか (笑)。