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2015年4月21日

「9係」の10周年を記念して記者会見&感謝祭が行われました!

■祝!10周年!レギュラー陣全員参加で会見&感謝祭を開催!

「9係」の10周年を記念して記者会見&感謝祭が行われました!

 2015年4月、2006年の放送開始から記念すべき10周年を迎える「警視庁捜査一課9係」。「season10」は2時間スペシャルの豪華版で幕を開けますが、その放送開始を前に9係のセットにレギュラーメンバーが全員参加しての記者会見と10周年感謝祭が開催されました。
 記者会見には加納倫太郎係長役の渡瀬恒彦、浅輪直樹刑事役の井ノ原快彦らレギュラーメンバー8名が出席。それぞれが10周年を向かえてのコメントを…と思いきや、井ノ原がマイクを手にメンバー全員に話を聞いていくというフリートークとなりました。

■9係メンバーが10年間の思い出を振り返る―渡瀬は俳優人生で初めての○○を?!

「9係」の10周年を記念して記者会見&感謝祭が行われました!

 渡瀬は俳優になって45年だが、9係で初めての体験をしたという。
「僕は、俳優さんに注文をつけられたことがないんですよ。高倉健さんであろうと、鶴田浩二さんであろうと。ところがこの間、ある俳優さんが、ここ、こうやったらどうなりますかね?と言ってきて、やってみようか、とやってみたんです。VTRチェックをイノッチにも見てもらって、面白かったですよ、と言ってもらったんだけど、そんな注文つけてきたのは、実は吹越です(笑)」
それに対して吹越は、
「そのシーンの前に田口と「この流れでいくと、係長(渡瀬)にこんなこと言ってもらったら面白いんじゃないか」って話をしていたんです。「渡瀬さんに言ってもいいのかなぁ」って相談したら「いいんじゃないすか」って(笑) こいつ(田口)が焚き付けたんですよ!
テストも終わって、本番直前だったんですが、渡瀬さん、ちゃんとやってくれまして。」
田口もこの渡瀬の演技には「渡瀬さん、かわいい~」と感動したとのこと。二人は「他の現場では許されないこと、やっちゃったかもしれないな」ってドキドキしながら帰ったそう。

原は2009年の第4シリーズからの参加だが、その時の思い出をこう振り返る。
「いきなり「うるさい!」という感じで吹越さんを殴るシーンから始まったんですけど、あの時に面白いなって思いました。私は最初の撮影から長い説明ゼリフが待ち構えていたのですが、それよりも津田さんの役に入り込んでいる姿、滑舌のよさに圧倒されて…!私は津田さんがセリフを間違っているところ見たことがないんです。」
そんな原の褒め言葉に津田は
「これだけ個性的なアクの強い俳優たちがたくさんいる中、たったひとりであの戦場に参入して、ものすごく長々と説明ゼリフをしゃべらなくてはならない…という、とてつもない状況でしたね!いや、僕はしょっちゅうセリフ間違っていますよ(笑)。」

中越は、そんな9係メンバーのチームワークをいつも微笑ましく見ているという。
「私は井ノ原さん、渡瀬さんとの共演シーンが多く、9係の皆さんをいつも俯瞰で見なければならない立場。何度か事件に関わったこともありますが、あまり関わりすぎると怪しい存在になってしまいますし、“仲間に入りたいけど入れない”という立場で10年間、演じてきたので…孤独です(笑)。」

そして井ノ原は、10年間、9係で相棒をしている渡瀬への思いを語った。
「渡瀬さんは、一緒にやっていないシーンでもオンエアを見て意見してくださることがあれば、このドラマではない仕事に関しても感想を言ってくださる。年を重ねていくと率直な意見を言ってくださる方が少なくなってきますが、その意見を言ってくださるのは本当にうれしいです。今回のポスターを見て渡瀬さんが、みんな本当にいい顔になったね、と言ってくれたのがうれしいですね。僕は最初に渡瀬さんとのシーンで、通行人の方を『こちら通ってください』と誘導するスタッフの方を、『おい、お通りください、だろ!』と叱りつけた渡瀬さんを覚えています。そのときから、いつも正しいことを言うんだな、という印象は変わっていないです。もしも渡瀬さんが何かを言ったときには、それが本当に正しいことなんだ、と。だから、みんなこうやって10年間ついてこられたんだと思います。そんな存在の人にいい顔になったと言われるのはうれしいことです。」
そんな井ノ原の言葉に羽田は思わず涙。
「渡瀬さんのモチベーションの高さは、年齢から考えたら異常なくらい。年々パワーアップして、年々やんちゃだし(笑)。そんな渡瀬さんに引っ張られるようにして、私たちは10年間くっついてきたという感じです。本当に才能豊かな先輩たちに囲まれて、芝居ってこうやって作っていくんだ、台本からは想像がつかない結末になるんだ、というところも間近に見させていただいて、刺激的な10年だったと思います。これには、すごく感謝してます。」と語った。

■“いい人”里見浩太朗の警視総監役を渡瀬が心配!?

 今回から警視総監役の里見浩太朗がセミレギュラーとして加わりますが、渡瀬は“初共演”となった里見の印象をこう語ってくれました。
「僕は東映に入って45年になりますが、子供のときから里見さんの時代劇を見ていました。撮影所ではよく顔を合わせていたんですが、とにかく里見さんは、撮影所の中で里見さんを怒らせたら、無条件で怒らせた方が悪い、というぐらい人がいい。その人がウラのある警視総監をやるんですが、本当にやれるのかな、と心配しています(笑)」

■感謝祭では9係メンバーがステーキ丼を。伊東四朗も飛び入り!

「9係」の10周年を記念して記者会見&感謝祭が行われました!

 会見終了後には、昼時ということもあり、渡瀬、井ノ原ら出演者が会見に参加した記者たちにステーキ丼の昼食を振る舞うという感謝祭を開催。ステーキ丼というメニューは、渡瀬の「季節の変わり目で体力が落ちている記者さんたちに肉で力をつけてもらおう」という心遣いで決定したとか。さっそく渡瀬は「9係」で倫太郎が事件解決のために料理をする時につける“倫太郎エプロン”で“ドレスアップ”。慣れた手つきで1枚200gのステーキを鉄板の上でさっと焼くと、隣の井ノ原がカット。その肉を津田寛治が丼に盛ったご飯の上に、吹越満、田口浩正が載せていき、羽田美智子が仕上げのソースをかける、という作業を披露。その横では中越典子がサラダを盛りつけ、原沙知絵がおみそ汁をよそい…と、一つの事件を力を合わせて解決する9係さながらのチームワークの良さでステーキ丼を作り上げていきました。

 そんな感謝祭の会場に第3話でベテラン鑑識課員としてゲスト出演する伊東四朗が役の衣装で登場。伊東にもステーキ丼を、と準備を始めたメンバーですが、なんと渡瀬は大きなステーキを2枚、切らずにそのまま丼へ。さすがに苦笑いの伊東もジャンボなステーキ丼を受け取ると、9係のメンバー全員と仲良くカメラに収まりました。

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