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2015年3月20日

渡瀬恒彦さんと里見浩太朗さんが初の共演!渡瀬さん演じる9係係長・加納の新たな敵か!?

渡瀬恒彦さんと里見浩太朗さんが初の共演!渡瀬さん演じる9係係長・加納の新たな敵か!?

里見演じる神田川警視総監の思惑とは?
記念すべき初共演の初めてのシーンでは
短いセリフのやり取りの中にも互いの思いが激突!
キャリア組の里見“警視総監”と
たたき上げ渡瀬“係長”と9係の静かな闘いが
10周年の「9係」をさらに盛り上げる!

■誰もが「意外」と驚く初共演は、敵対する?役柄で実現!

 この4月から記念すべき10年目のシーズンがスタートする「警視庁捜査一課9係」。渡瀬恒彦、井ノ原快彦らおなじみのレギュラーメンバーに加え、アニバーサリーの「season10」からは新たに豪華俳優によるセミレギュラーの登場が決定していましたが、今回その一人、神田川警視総監役として里見浩太朗が登場。9係係長・加納倫太郎役の渡瀬恒彦と警視総監室で初めて顔を合わせるシーンの撮影が行われました。
 長年にわたり数々のドラマや映画で活躍、今や日本を代表する俳優となった2人ですが、実は共演は今回が初めて。撮影所などで顔を合わせることが多く、食事をともにすることもあるほど仲が良いということですが、初共演は、キャリア組の警視総監とたたき上げの捜査一課係長という対照的な役どころで実現しました。

■短いセリフのやりとりにも秘めた思惑が!ベテラン俳優ならではの激突に注目!

 そのシーンは、「season10」の第1話の終盤で登場。警視総監から内閣危機管理監という地位を手に入れようとする神田川警視総監が、警視庁捜査一課9係の加納係長がキレ者であるという噂を耳にし、値踏みをしようと警視総監室に呼びつける、というもの。撮影では、セリフのやり取りこそ「君が加納君か。一度顔を見たくてね」、「…ご用件はそれだけですか?」といった短いものでしたが、それぞれの秘めた思惑がぶつかり合う緊張感にあふれたシーンに。短いセリフに込められた思いがその表情とともに微妙に交錯、まさにベテラン俳優同士ならではの凄みを感じさせる“出会い”となると同時に、「season10」の今後の展開を様々に予想することが出来るサスペンスフルな香り漂うシーンとなりました。
 今後、里見演じる神田川警視総監がどのような形で登場し、渡瀬演じる加納係長、そして9係にどのような影響を与えていくのか。10周年の「9係」の新たに加わるエッセンスにご期待ください。

【渡瀬恒彦 コメント】

 里見さんは、僕が学生のころから東映の時代劇で拝見していましたが、その後に僕が東映に入って今年で45年。映画会社が同じ東映でも共演はなかったですね。里見さんは時代劇がメインで、僕が現代劇だったから、という理由はあると思いますが。
 撮影所では「里見さんを怒らせたら怒らせた方が悪い」という言葉がある。それぐらい本当に怒らないし、温厚。いい人を絵に描いたような顔をしているでしょう?よくあれで芸能界を生きてこられたなと思っています(笑)。その里見さんが今回は野心家の警視総監役。そんな役が出来るのか、と里見さんに言ってください(笑)。ただ、まだ僕の前ではいい顔しか出していませんから。僕がいなくなったときにどういう表情をしているのか、楽しみですね。警視庁のキャリア組として権力をふるうのであれば、まずあのやさしい顔を壊さないといけない(笑)。最初のシーンは初共演とはいえ、しょっちゅう会っている方ですから初めてという意識はなかったですね。
 加納倫太郎としては、最終的に神田川警視総監を追いつめたいと思っています。追いつめる、ということは対峙するという芝居がなければ成立しない。そんな対峙するようなシーンが出てくればいいな、と思っています。最終的にはプロデューサーの判断ですが、神田川がイケると思ったら、もっと引っ張るかも(笑)。
 里見さん演じる神田川警視総監が出ることで「9係」にも、さらに奥行きが出てくると思います。僕ら9係が一生懸命捜査に動いて、その奥の方で里見さんたちがドーンと構えて動いてくれる。その対比が面白いと思います。
 イノッチ(井ノ原快彦)や他のメンバーは、僕と違って、里見さんとの距離がすごく離れている。それが現場でいい刺激になるというか、勉強になるというか。その距離をイノッチたちがどう見つめるのか。そのことでいい効果が生まれるかもしれませんね。

【里見浩太朗 コメント】

 京都の撮影所で彼が「おみやさん」をやっているときに、僕は「水戸黄門」をやっていたんです。撮影所でよく顔を合わせて「よう!」と挨拶を交わして、近くの食堂でご飯を一緒に食べたり、たまには麻雀をやったり。そういう仲なんですが、これまで仕事では縁がなかったですね。僕自身も意外に思うぐらいです(笑)。
 僕は渡哲也さんとは何度か一緒に仕事をしたり、ゴルフもやったことがあるんですが、お兄さんはどちらかというとソフト。柔らかい印象で二枚目を通しているという感じです。それに対して恒ちゃんは、どちらかというとハードで、一つ筋を持っているような俳優さん、というイメージですね。
 今回、僕が演じる神田川という警視総監は、カッコいい警視総監ではない匂いが少しあります。しかも「9係」の加納倫太郎を見たこともない。そこがとても面白い。これから倫太郎が神田川警視総監にとってどういう人物になるのか、そんな関係性を匂わせるところが非常に面白いと思います。実生活で恒ちゃんとは友達ですが、今回の役は敵役ではないけど、ちょっとけん制し合う関係。演じていても面白いですね。
 神田川は、オールマイティでカッコいい警視総監では面白くないと思っています。やはり人間ですから権力欲もある。自分の味方になるヤツは徹底的に仲間に引き入れるが、自分にプラスにならないヤツは左遷する、とかね。そういう警視総監の権力は随所に出していった方が面白いと思います。もちろん、それに対する倫太郎の抵抗があって、さらに面白くなるでしょう。神田川は警視庁のエリート、いわゆるキャリアなんです。そのキャリアのプライドを大いに発揮したいと思っています。係長の倫太郎との考え方の違いなどを脚本の上で出してもらえたらうれしいです。
 第1話では、神田川と倫太郎は顔を合わせる程度で軽いジャブの応酬、といった感じ。これからの2人の関係がどうなっていくのか、僕も期待しています。

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