STORYストーリー

2014年9月10日放送

最終話「運命殺人事件」

 若い女性に人気のアパレルメーカー専務・白崎(大鶴義丹)の他殺体が港の海上で発見された。何者かに鈍器で殴られた後、海に投げ落とされ溺死したらしい。が、真澄(原沙知絵)の解剖結果によると、後頭部には別の凶器による傷があるという。

 アパレルメーカーでは、創立10周年記念の式典で社長の睦月(東ちづる)の娘でプロのピアニストを目指す花音(瀬戸さおり)と、世界的なピアニストの松川(春田純一)の連弾を企画。そんな文化事業に金を使う睦月と、合理化を推進していた白崎は対立していたらしい。事件前にも社長の睦月が何者かに襲われるなど不穏なことが続いていた。対立が暴力にまで発展した白崎を睦月が殺害したのか?

 睦月が学生時代、倫太郎(渡瀬恒彦)が担当した事件でケガをしていたことがわかった。当時のことを思い出した倫太郎だったが、睦月はそのケガが原因でピアニストになる夢をあきらめたことを初めて明かす。それでも今は娘の花音の才能にかけているとか。白崎と対立していた事実を確認する直樹(井ノ原快彦)に対して、睦月は毅然と「納得できるまで調べてください」と言い放つ。

 志保(羽田美智子)と村瀬(津田寛治)が、睦月を襲った元社員・犬塚(六角慎司)を拘束した。500万円の着服を1億円にされ解雇されたことを恨んでの犯行だというが、白崎殺害については否認。逆に白崎は差額の9500万円はピアニストの松川を呼ぶために使われた、と犬塚に言い、睦月が社長を続ける気力をなくすようにしてほしいと持ちかけていたという。その時「とっておきの秘策がある」と言っていたらしいが、秘策とは何なのか?

 白崎の一連の行動を倫太郎らから聞いた睦月は動揺を隠せない。どうやら9500万円は松川に渡した金ではないようだ。そのころ白崎の後頭部の傷の詳細が判明。志保らは殺害現場を改めて調べ直すことに。

 そして青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)は、とあるクラブの捜査から、白崎が言っていた「とっておきの秘策」を知ることになる。それをきっかけに浮かび上がる意外な人物、驚くべき事件の真相とは?

【ゲスト】
富岡睦月……東ちづる
松川輝明……春田純一
白崎丈二……大鶴義丹
笹山宏充……不破万作

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