STORYストーリー

2014年8月6日放送

第5話「殺人ミュージカル」

 舞台女優・美玲(折井あゆみ)の遺体が控室で発見された。美玲は大物ミュージカル女優・舞衣(真琴つばさ)が主演する舞台の稽古に余念がなかったが、事件当日、舞衣が作ったスムージーを飲んでいた。そのスムージーは、舞衣を含め、俳優の正樹(寿大聡)、演出家の棚橋(山崎直樹)も飲み、食中毒のような症状を訴えていた。美玲はスムージーに入っていた毒物によって殺害された可能性が高いが、他の3人はなぜ死に至らなかったのか?

 スムージーの材料に疑問を抱いた倫太郎(渡瀬恒彦)は、何者かがグリーンクロッカスという毒性のある植物を仕込んでいたことをつかむ。舞衣はグリーンクロッカスをギョウジャニンニクと思い込み、スムージーを作ったようだ。だとすると犯人は、舞衣らスムージーを飲んでいた4人のうちの誰かを狙った可能性がある。

 美玲の死によって、ダブルキャストの新人女優・メグ(小宮有紗)が全公演に出演することになった。新人のメグは舞衣や美玲にいじめられていたらしい。動機は十分と判断した志保(羽田美智子)と村瀬(津田寛治)だったが、メグから事件前夜、棚橋の妻で舞衣の親友である聖美(久世星佳)が最後に劇場を出たことを聞かされて…。

 聖美がグリーンクロッカスを入手していたことがわかった。志保と村瀬にその事実を突きつけられた聖美は、あっさりと犯行を認める。同じ舞台女優を目指した友人として、自分は夢を叶えられなかったが、金銭的な援助までして舞衣を応援してきた聖美。その舞衣が夫と不倫していた、というのが動機らしいが、自らが用意したグリーンクロッカスの量で人間が死ぬはずがない、と犯行を否認する。

 舞衣から教わったレシピをもとに、スムージーを作っていた倫太郎と直樹(井ノ原快彦)は、聖美が言うとおり、あれだけのグリーンクロッカスで人は死なないことを確認する。ということは、美玲の死因はグリーンクロッカスの毒ではないことになる。ならば、単なる病死だったのか?

 青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)は、真澄(原沙知絵)とともに美玲の周辺を調べ直す。そして、美玲と特別な関係にあった正樹から、ある意外な事実を聞き出して…。

【ゲスト】
翼 舞衣……真琴つばさ
棚橋聖美……久世星佳
山村メグ……小宮有紗
正樹剣人……寿大 聡
朝比奈美玲……折井あゆみ

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