STORYストーリー

2014年7月30日放送

第4話「殺人家計簿」

 加代という38歳の女性が自室で殺害された。が、見た目は20代にしか見えない。青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)は、原田幸(黒川智花)という24歳の女性の免許証を発見。被害者は加代と幸という2つの顔を持っていたことになる。どっちが本物なのか?直樹(井ノ原快彦)ら9係のメンバーは首をかしげるが、一人倫太郎(渡瀬恒彦)だけは、テーブルにあった肉ジャガにたまねぎが入っていないことにひっかかる。

 真澄(原沙知絵)の検視の結果、被害女性の年齢は20代半ばであることがわかった。ということは、被害者は幸である可能性が高い。その幸が1年前に、父・原田(樋渡真司)と夜逃げしていたことがわかった。整備工場を経営していた父は従業員の保証人となり多額の借金を抱え、借金取りから追われていたとか。本物の加代(尾上紫)によると、個人情報を盗まれたことがあり、どうやら幸が盗んだ個人情報で加代になりすまし、借金取りから逃げていたようだ。

 志保(羽田美智子)と村瀬(津田寛治)は、幸の双子の妹・遥(黒川智花=二役)から話を聞く。父・原田と別れた母について家を出て以来、姉の幸とは会っていないという遥。しかし、遥の同僚から様子がおかしかったことを聞いた志保は、遥の前でわざとペンを落とし、指紋をとることに成功する。

 指紋を照合した結果、実は遥が幸であることがわかった。デパートの重役と再婚した母のおかげで、裕福な生活を送り、ホテルの御曹司との結婚も決まっていた遥。借金取りに追われていた幸が、そんな遥をねたんで殺害。今度は遥になりすました可能性もある。

 取り調べで遥は、あっさりと自分が幸であることを認める。しかし、遥の裕福な生活をねたみ、怒りも覚えたが、殺してはいないと犯行は否定する。
 遥をストーカーのようにつけ回していた男が容疑者として浮上する中、たまねぎにこだわる倫太郎は、幸の部屋にあった家計簿とレシピをもとに料理を作り続ける。そして、倫太郎の疑問に答えが出たとき、事件は思わぬ方向へと進展して…。

【ゲスト】
原田 幸……黒川智花
綾部 遥……黒川智花
原田浩二……樋渡真司
宮本加代……尾上 紫
近藤悠馬……遠藤雄弥

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