SPECIAL INTERVIEWスペシャルインタビュー

第6回 浅輪直樹役 井ノ原快彦さん

Q.記念すべき9年目を迎えての感想は?

<井ノ原さん> 「渡瀬さんは、長く続いているシリーズものをたくさんやっていらっしゃいますが、僕としては9年も続く作品は初めて。ここまで一緒にやらせていただけるとは夢にも思っていなかったので、嬉しい限りです。こうやって毎年皆さんと会っていると、本当の家族みたいになってきていますが、それが『9係』の魅力の一つだと思います」

Q.思い出のシーンは?

<井ノ原さん> 「やはりシーズン1の第1話で、渡瀬さんと初めてお芝居をしたシーンですね。車の中で2人だけで会話をするシーンなんですが、本番前、渡瀬さんに『俺はこう言うけど、イノッチはなんて答える?』と聞かれたんです。そこで『僕はこう答えます』と言って、渡瀬さんも『じゃあそれでいこう』と。それなのにいざ本番になると、渡瀬さんは『どんな事情?』と一言しか言ってくれない(笑)。急なアドリブで、返すのに必死でした。でも、あのシーンから鍛えられましたね」

Q.渡瀬さんは現場でのエピソードもたくさんありそうですね。

<井ノ原さん> 「渡瀬さんは日本一の役者さんでありながら、日本一のADさんでもあるんです。現場でなんでもやっちゃうんですよ。例えば、新入りのADさんが戸惑っていたりすると、手伝うぞ、と言って周囲を慌てさせちゃう(笑)。一瞬現場は引き締まるんですが、すぐにみんな笑顔になってキビキビ動き出すんですね。こうやって人をまとめることが出来るんだ、と、僕としてはカルチャーショックでした」

Q.今シーズンのみどころは?意気込みも合わせてお聞かせください。

<井ノ原さん> 「僕個人としては、倫子ちゃんとお別れするシーンから始まりましたからね。ちょっとシリアスな、これまでにない直樹の表情をお見せできるのではないか、と思っています。2人が今後どうなるのか、にも注目して頂きたいです。シーズンが始まるごとに、渡瀬さんから『大人になったな』と言われることが嬉しくて。成長を見守ってもらえることが生き甲斐のようになっていました。僕たちも渡瀬さんを頼るだけでなく、もっと頑張らないと。9年目の『9係』、8月6日の放送で通算90話でしたから、視聴率も90%を目指します(笑)」

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