商社マンの坂本(本間剛)が何者かに刺殺された。凶器が現場に残されていたペーパーナイフであることが判明。さらに坂本の唇からはマンゴーの果汁入りの口紅が検出された。坂本が髪の長い女性ともめていた、という証言が得られたことから、愛人の存在が浮上。倫太郎(渡瀬恒彦)ら9係は、マンゴー入りの口紅を使用していた女性を追う。

 坂本が口紅を機内販売で購入していたことが判明した。口紅を売ったというキャビンアテンダントのえりか(宮地真緒)の話によると、同行者はいなかったという。

 坂本の妻・奈津江(吉田羊)は、以前夫を尾行したときに見かけた髪の長い愛人が犯人だと主張する。

 事件当夜のアリバイを聞かれた奈津江は、かつて夫の坂本が勤務していた証券会社の社員と会っていたことを供述。その社員によると、坂本は中田(佐野大樹)という若手社員をいじめて自殺に追い込んだことが原因で出向になったという。

 奈津江が夫を尾行したときに見つけた坂本のマンションの部屋を調べていた村瀬(津田寛治)と志保(羽田美智子)が口紅を発見した。と、そこへ何者かが部屋に入ってきた。坂本の愛人か?それとも…!?