運送会社の先代社長夫人・ユリ子(古村比呂)の遺体が発見された。額から頬にかけて2つの半円が並行に向き合うような傷が残されており、傷には黒い付着物が。いったい何を意味するのか?

 ユリ子が雇っていた家政婦が姿を消し、高価なルビーのネックレスもユリ子の部屋からなくっていることがわかった。青柳(吹越満)らは家政婦の麻紀(松永玲子)の行方を追うが、ユリ子のアトマイザーから暴力団員の浜口(針原滋)の指紋を発見した村瀬(津田寛治)は浜口を事情聴取。ユリ子の息子で運送会社の現社長・洋一(菊池均也)がアトマイザーに隠された実印で浜口から金を借りようとしていたことをつかむ。

 さらに青柳らが拘束した麻紀が洋一とグルだったことが判明。洋一は麻紀を使い、実印の隠し場所を探らせていたらしい。後妻のユリ子とはうまくいっていなかったという洋一。しかし、ユリ子の殺害については否認し続ける。

 なくなっていたルビーのネックレスが児童擁護施設の前で発見された。子供たちのために役立てて欲しい、という手紙が添えられていたが…。

 ルビーのネックレスをめぐる事件はやがて意外な方向へと進展して…。