音楽スクールの学長・前川(ヨシダ朝)が何者かに殺害された。前川のスクールは数多くの人気声優を輩出、アジアの歌姫と言われる人気歌手・倉橋理緒(小松彩夏)もスクールの出身者だという。倫太郎(渡瀬恒彦)は遺体のそばから特殊な材質の赤い破片を発見し鑑識に回す。

 前川の周辺では、理緒のマネージャーの石垣(木下政治)が理緒の独立を画策しているとの噂があり、人気声優の金沢美里(鈴木亜美)との交際も噂されていた。第一発見者の作詞家・元子(山下容莉枝)とはかなり以前から付き合っていたようだが…。

 倫太郎が前川のスクールの学校案内に妙子(遠藤久美子)の名前を見つけた。妙子はスクールが出来たばかりのころ、前川からボイストレーニングを受けていたが、借金を申し込まれたため前川とは疎遠になったという。経営が苦しかったのだろうか?妙子は倫太郎から現場に落ちていた破片の写真を見せられるが、わからないという。

 石垣と理緒は独立が原因で前川と対立していたことを認めたが、優位な立場にいた自分たちが前川を殺すはずがないと主張する。それよりも美里との事が原因で前川に捨てられた元子の方が怪しいという。

 赤い破片は一体何なのか…?そこから浮上した人物とは?