インタビュー


津田寛治さん(村瀬健吾 役) 津田寛治さん(村瀬健吾 役)

1年ぶりで「9係」のメンバーが集まりました。今回で4年目ですがご感想は?
「シーズン3ぐらいまでは、帰ってきたな、ホッとするな、という感じだったんです。温かいところに戻ってくるというイメージでしたね。本当に珍しいんですが、『9係』はメンバーがめちゃくちゃ心の温かい人ばかりで。シーズン3のときまではそんな雰囲気に甘えていた感じがあったんです。で、今回はなんというか、みんなに頼らないで頑張ってみよう、という目標のもとに僕は(撮影に)入ったんですね。でも、やっぱりいざ撮影に入ると安らいでしまう(笑)。それでも今回の村瀬は、みんなとちょっと距離を置いているぐらいのキャラだから、普段もあまりみんなと親しくしないで距離を置くぐらいのことをやってみようかなと、最初はチャレンジしてみたんです。ところが、どうも調子が悪いんですよ(笑)。最終的にカメラが回っていないところはどっぷりと、みんなと一緒にお弁当を食べたり、いろいろお話ししたりしてガッと(本番に)行った方がいいんだ、ということになりました(笑)」

津田さんは村瀬という人物をどう捉えていますか?
「個人的には大好きな人ですね、村瀬は。ものすごく不器用だし、普段から“演じている人”だなという思いはあったんですね、主任たるものこうでなくては…、みたいな。でも、最終的に主任としてみんなをしっかり引っ張っていけるかというとそうでもない。そうでもないという自分に気付いているからこそ、9係にいるときは主任を演じているというところがあると思います。でも、それも全部突き詰めていくと、村瀬は刑事という仕事がすごく好きだからなんですね。日本の正義を守りたいという意識が強いと思うし、警察官であることに誇りを持っていると思います。要領良くやっている人より力みすぎて空回りしている。そういう自分にも気付いているけど、自分にはこういうやり方しかできないから、あえてずっとやり続ける。遠回りしようが、転んだりしようが、ね。僕はそういう村瀬が大好きですね」

そんな村瀬の役作りの部分ですが、外見などで工夫されたところはありますか?
「僕の場合はなかったですね。村瀬の場合、彼は刑事という仕事が大好きで、だからこそ他のことがおろそかになってしまうタイプだと思ったんです。僕もそうなんですが(笑)。だから事件のことに集中して、着ている物などにこだわらないだろうと。ただ一つ、これは渡瀬さんにも言われたんですけど、僕いつもスーツのボタンを2つ留めているんですよ(笑)。普通スーツってボタンを一つ外すとかするじゃないですか。僕は村瀬のときは意識して2つ留めるんです。それはやっぱり村瀬にとってのスーツは戦闘服だから。ピシッとボタンを2つ留めて戦闘態勢に入って事件に臨むという。本当にちっちゃいこだわりなんですけどね(笑)」

婚約者のつかさとは結婚してうまくいのかと思ったんですが、逆に彼女が仕事に燃える女性に変貌しましたね。村瀬とつかさの関係って?
「つかさは多分、村瀬の弱点だと思うですね。本当は誰にも触れてほしくない部分でもあるし、彼女の前でしか出てこない自分というのがあって、それを人に見られるのは恥ずかしいというのもあるだろうし。だからつかさと会っているときの村瀬は回りが気になっているというか、誰か知り合いがいたらまずいなという感じにはなっている(笑)。でも、ひょっとしたら村瀬も気付いてないかもしれないけど、今の村瀬にとって一番必要なのはつかさなんじゃないかな、と。だからこそ村瀬は怖がってギクシャクしてしまう。本当はつかさがいて村瀬はもうワンランクアップする人間なんじゃないかなという気がしています」

では、相棒でもある志保さんとの関係は?
「志保ともあやふやな関係にもなっていた時期があったんですが、あのころの志保は村瀬にとってフェチな部分だと思っていたんです。村瀬的に女性として惹かれるというよりは、女刑事でバリバリ仕事をしているというのに妙にくすぐられてしまう、という。だから、彼女が刑事を辞めてしまったら魅力が3分の2ぐらいになってしまう。刑事をやっていてあの感じだから、めちゃめちゃフェチの部分をくすぐられるという感じがあったんだろうな、という気がしますね。だから結婚しても、これはうまくいかないだろうな、という(笑)。うまくいかないからこそ儚いというか、魅力的な関係なんだろうと思います。相棒という形で事件を解決するという特殊な仕事をしているという関係が切ないし、美しいなという気がしますね。ただ、彼女に彼氏ができるのは村瀬的に面白くない(笑)。俺に婚約者がいても小宮山君は一人でいてほしいと。だから別れたと聞いてちょっと嬉しかったり(笑)」

村瀬は出世欲が強くて上層部には逆らえないところがありますが、逆に上層部の命令も平気で無視する上司・倫太郎をどう見ているんでしょう?
「そこが一番難しいところですね。村瀬は今の状態に満足してないし、上に行かなきゃいけないと思っている。それは一つの信念として持っていると思うんです。上に行かないと出来ないことあるし、それをやるんだと。そういう思いが倫太郎とはぜんぜん違う。そんな人が目の前でどんどん事件を解決しているわけですから、やっぱり村瀬的には驚きだし、(倫太郎には)才能があるんだと思っていると思います。ただ、事件を解決することだけが到達点ではないと村瀬は思っていると思いますね。事件が起きて解決、これを繰り返していっても日本の状況は良くならない。大元を解決するためには上に行くしかない、と考えて仕事していると思うんです。それに対して倫太郎は一つ事件が解決することで何人の人間が救われるかな、という感覚で仕事しているだけで出世しようと思っていない。村瀬はそれではいかんな』と思っていると思います。そういう仕事の仕方をしていたんじゃいつまで経っても事件はなくならないだろうな、と。いつまでもこの状態ではまずいですよ的な目で見ていると思いますね」

今回「新・9係」となって監察医・真澄が登場しましたが、村瀬的にはどう見ているのでしょう?
「利用価値大だな、とは思います(笑)。ちょっと高級なマシンが入ってきたというか、人間っぽくないところがあるじゃないですか。使い勝手のいい、ハイレベルなマシンが入ってきたという感じです。これはうまく使わないといけいない、と思っていると思いますね」

「9係」の魅力をアピールして下さい。
「検挙率ナンバー1という大きな看板がある9係に入りたいという警視庁の若手もいると思うんです。そこには精鋭部隊がいて目標となる先輩がいると想像しているかもしれないけど、いざフタを開けてみると欠陥だらけの人間の集まりですよね。そういう人間たちがお互いを罵倒し合い、下町の長屋状態で肩たたき合って仕事していて、はちゃめちゃな感じで事件を解決している。下手したらみんな犯人側に回っちゃう人間なんじゃないかなと(笑)。外から見ると一人一人が精鋭部隊、独立しても優秀な刑事みたいに見えるんですが、実はめちゃくちゃ力を合わせないと何もできない。そのギャップですかね。外から見られたときと中から見たときのギャップ、そこが『9係』のすごく面白いところじゃないかな、と思います。よく視聴者の方からも検挙率ナンバー1には見えないと言われるんですが、それはドラマが成功している証だと思っています」

では田口さんからの質問です。僕のことを何でも褒めていただいていますが、それは本当にそう思われているからですか?
「そんな質問をされることがびっくりなぐらいですね(笑)。僕だけじゃないですよ、田口さんいいよね、という声を聞くし、田口さんの台詞には俺がやりたいなと思っている部分がたくさんあるんです。ちゃんと事件を解決する刑事のしゃべり、刑事っぽく振る舞っているわけでなく、だからといってフランクに振る舞っているわけでなく、しっかりと経験を積んだ刑事さんが、一般の人に事情を聞く…。そんなしゃべり方をしているんですね。そのトーンが絶妙だと思うし、吹越さんとの絡みもありますが、あれは田口さんでないと成立しないと感じています。そういう意味で化けものみたいな俳優さんだと思っているんです。僕はお世辞的なこと言えない、思っていることしか言えませんからね。めちゃくちゃ本音です(笑)」

新・警視庁捜査一課9係 毎週水曜よる9時放送

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    <配信タイトル>
    ・第1話「志保の1番長い日」
    ・第2話「矢沢の人情さぬきうどん」
    ・第3話「村瀬の知らないつかさの秘密」
    ・第4話「直樹の男の約束」
    ・第5話「青柳の七癖」
    ・第6話「真澄とキリン」
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