インタビュー


田口浩正さん(矢沢英明 役) 田口浩正さん(矢沢英明 役)

「新・9係」となって1年ぶりの再開ですが、何か変わった印象はありますか?
「ベースに僕やみんなの家庭を描いてきましたが、今回それが少なくなって…。変化といえば、それぐらいでやっている方向としては何も変わっていないですからね。9係の中にいるときの自分の立ち位置とか、座る場所とか、自分のポジショニングみたいものは決まっているのでそんなに変わった気はしていないですね。見ている皆さんは事件中心の話になっているので、そういう見え方がするんでしょうけど、やっている方はそんなに何かを変えたという感じはないです」

その中で矢沢刑事は子供が生まれ、奥さんが病気になり、今回は奥さんが転地療養中とまさに波乱万丈ですが…。
「刑事ドラマで一人一人の刑事の私生活まで描く作品は見たことがない、珍しいですよね。そういう意味では変わっているな、と。しかも奥さんのシチュエーションが漫画家でものすごく稼いでいて、俺別に刑事しなくていいじゃん、みたいなことじゃないですか(笑)。今回は療養というシチュエーションになっていますが、台詞であえて奥さん=早苗ちゃんと言わなくても、青柳さん(吹越満)がうちの子供へのお土産を渡すとか、そういうようなところでちょっとずつでも背景みたいなものを出していければいいと思っています。出ていないところでちゃんと奥さんには毎日電話をしているだろうし、寂しがっているんだろうな、みたいな匂いがちょっとでも伝わればいい。それで矢沢というキャラが生きて見えると思うし」

田口さんはそんな矢沢刑事という人間をどう見ていますか?ご自分と比べていかがですか?
「人間的にはまじめな人ですよね。感覚的に、奥さんとか子供とか弱いものに対しては絶対的な正義を持っている人だと思うし、捜査で出会う人たち、それが犯人でなくても真剣に見ようとする人だと思いますね。僕と比較すると、まじめ過ぎると思います。僕はもうちょっと不真面目なんで(笑)。確かに僕に矢沢のような面はありますし、そうではない僕もどっかにある。矢沢はそういう意味で裏表があまりない人ではありますね。自分の感性を信じて人と付き合っているというか。青柳みたいなちょっと他の人間たちとは疎通がとれない人とでも、矢沢の感覚があるからまともに付き合っているというか。で、青柳も矢沢を信頼してくれている、という関係が成り立っているんですね」

その青柳さんとの関係なんですが、矢沢といいコンビが作れている理由はどこに?
「他の人たちにとって青柳はとっつきにくい人ですけど、矢沢にとってはベストパートナーだったりするんです。その人に好かれようと思って付き合っていっているのではなく、裏表なく付き合っているから。キャリアは青柳の方が上ですけど、イヤなものはイヤと言えますからね。唯一、矢沢は後ろから青柳を叩いても許されるというか、普通の人だと青柳の頭を叩けないけど、矢沢という人は叩けるときは叩けるというか。もちろん言いたいこと、違うと思うことは違うと言う。でも青柳さんという人に対して、完璧にリスペクトはしてますよね。どこかでこの人はウソはついてない、他の人よりまっすぐな生き方をしていると思っているから、矢沢は」

演技の上で吹越さんといいコンビを作れた秘訣はどこに?
「僕、ほんと好きなんですよ、吹越さんのこと。いろいろな意味でリスペクトしているし、面白いし。やっぱり芸能界での出発点が同じような感じがあるので、自分たちの面白いと思うところが似ていたりするんです。ここ、こうやってみてよ、という話になったときに、別に面白くないけど(相手が)言っているからやるか、という妥協は絶対にない。そんな話を建設的に出来ているんです。珍しいと思いますよ」

では、吹越さんと合わせるということで苦労などなかった?
「全然ないですね。逆に面白いというか。とにかく現場のテンポがものすごく速くて、現場の機動力と言うんでしょうけど、その中で瞬発力を生かしてポンポンとアイデアを入れていくので。これは入れよう、これはやめようとか。みんなで言い合ったりとかしていますが、吹越さんは何かしらの基準を僕に求めてくれたりするので。これどうかなって」

原沙知絵さんがレギュラーに加わりましたが、原さん演じる真澄を矢沢はどう見ていますか?
「みんなの目線とは変えたいと思ったんです。そこで、つんけんした感じ、キッチリしたキャリアちっくな真澄に対して矢沢はMっぽい感じで接しようと(笑)。最初に原さんに、僕の方は見ないで無視して下さい、と言ったんです。で、演技では『無視された、でもうれしい』という感じでやっている(笑)。そこには僕・矢沢と原さん・真澄のドラマがあるんですね。ただ単に事件の報告を聞いているのではなく、みんなと一緒に聞きながらも僕だけこうやっている(物欲しそうな目線をする)だけで、僕の中ではその人との関係というドラマが生まれますから」

では、「新・9係」のみどころを。
「誰が犯人なの?という流れの中で見ている人が、僕と原さんのシーンを見たら面白いと思ってくれたらいいですね。それらがうまく調和を保った刑事ドラマになれば、と。『相棒』とか、『臨場』とかありますけど、『9係っておもしろいよね』と言われるようなドラマになっていったら最高にうれしい。群像劇的な刑事ドラマとして日本を代表する刑事ドラマになってくれればいいですね。みんなのキャラクターがしっかりして、立ち位置を分かってやっているので、そのチームワークの良さ、現場の楽しそうな雰囲気を感じながら事件捜査を楽しんでいただければ幸せですね」

吹越さんからの質問です。普段、自分のことを「兄さん」と呼んで慕ってくれるが、その気持ちは本当かと。
「いや、本当にそう思っています!『兄さん』って。僕も芸人やっていたし、吹越さんも芸人さんですし、今でも。芸人のすごさというのを持ち合わせている方なので、そのクォリティの高さをリスペクトした形で『兄さん』となっているというか。たまに調子に乗せるために『兄さん』と呼ぶときもあるんですけどね(笑)」

新・警視庁捜査一課9係 毎週水曜よる9時放送

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