STORY

2023年3月4日(土)よる11:30~

第8話

 正真正銘の望月航(橋爪功)の幽霊が現れたことで、これまで望月星太郎(高橋一生)が接してきた航の《幽霊》は、実は自身が作り出した《都合のいい幻想》であることが発覚。そのことに衝撃を受ける星太郎だったが、航が別れた妻であり、星太郎の母親である理代子(原田美枝子)と《愛人関係》であったことを知り、さらに大きなショックを受けるのだった。
 当時、小学生だった自分を置いて出て行った理代子に、複雑な思いを抱き続ける星太郎。航は彼に、なぜ離婚することになったのかを語り始める。星太郎が小学校に進学した頃、理代子に何か習い事でも始めたらと言ったこと。陶芸を始めた理代子が、その後、どんどん綺麗になっていったこと、それから二年ほどたったある日に、急に別れを切り出されたこと…。航からすれば、未だに理代子がなぜ離婚を決意したのか真相は分からず、ただ受け入れるしかなかったと語るが、そんな説明に星太郎は納得することはできず、溢れ出しそうになる思いを抑えるのに必死で…。
 やがて、離婚して5年。ひょんなことから、航と理代子は再会――。 航は「俺と理代子は出会い直してしまった」と言うが、星太郎はついに、自身が9歳の頃から抱えていた胸の内を吐露し始めるのだった。
 その日の夕方になり、望月煙火店に帰ってきた水森ひかり(本田翼)。星太郎は、ひかりが驚くほど大量の料理をデリバリーし、食卓に並べて待っていた。星太郎は、理代子に対してある《復讐》を考えており、ひかりに共犯者になってほしいと頼むが…?