STORY

2021年3月12日(金)よる11:15~

#22『09:00P.M.-10:00P.M.』

 日本初の女性総理候補・朝倉麗(仲間由紀恵)はテロ組織に命を狙われ続ける一方、総選挙の開票速報を受け、自らが率いる民生党の勝利を確信。力強いスピーチと共に、新たな一歩を踏み出す。その様子を静かに見守っていた夫・遥平(筒井道隆)は、麗の秘書・秋山昇(内村遥)に「麗のことはよろしく頼む」と念押し。だが、その表情は何やら意味ありげで…。
 その頃、極秘監禁施設へ移送されたテロ組織の総元締、ビクター・林(竜雷太)は長男のアンドレ・林(村上淳)が実行した襲撃作戦によって、脱走することに成功。施設に潜入していたCTU(テロ対策ユニット)第1支部A班の班長・獅堂現馬(唐沢寿明)の身柄を拘束し、CTUとの交渉を開始する。ビクターの要求は、CTU側の人質となった次男アレクシス・林(武田航平)を引き渡すこと。要求を飲めば、現馬の解放も約束するという。これは現馬の命を救うと同時に、テロ組織に直接接触できるチャンスでもある――そうにらんだCTU東京本部の第1支部長・鬼束元司(佐野史郎)は、すぐさま本部長・中曽根尚道(相島一之)の許可を仰ぐことに。だが取引に応じれば、政府が“死んだことになっている”ビクターを実は留置していた上に、まんまと脱走させてしまったこと、そしてCTUという組織の裏側までもが表沙汰になってしまう――。この状況を危惧した中曽根は、頑として交渉を却下し…!
 麗の暗殺計画を阻止すべく、極秘任務に命を懸けてきたにもかかわらず、組織から完全に見捨てられてしまった現馬…。納得のいかないA班のチーフ・水石伊月(栗山千明)は、何としても現馬を救うため、“ある禁じ手”に出ることに! 一方、八方塞がりとなった現馬も形勢逆転を狙って、賭けともいえる行動に出る。ところが、ビクターは一枚も二枚も上手で…!?