世界ラリー応援宣言

講師:桂田アマンダ純

「再び出会う」「多くの人が出会う」「戦いの応酬」などの意味を持つ言葉で、一度離れたものが再び出会うというニュアンスを持ちます。語源としては、「re(再び)」+「allier(ミックス)」という2つの言葉を掛け合わせた、フランス語のrallierに由来しています。この中世期に生まれたrallyという言葉が、自動車のラリーとして使われ始めたのは、1911年に開催された世界最初のラリー、「ラリー・モンテカルロ」からのこと。もう、100年以上の歴史があるんですよ!

WRCとはWorld Rally Championshipの略で、日本では世界ラリー選手権と呼ばれています。日本のJAF(日本自動車連盟)も加盟しているFIA(国際自動車連盟)が認可・主催する、モータースポーツにおける世界選手権のひとつです。FIAが認可している世界選手権には、F1(フォーミュラワン)やWEC(世界耐久選手権)などがあります。WRCは1973年に始まりました。それまでは、世界各地でそれぞれのラリー大会として行われていたものを、世界選手権として転戦し、シーズンを通じてチャンピオンを争うエキサイティングな競技として誕生したんです。

スペシャルステージ(SS)とは、一般道の一部を閉鎖し、1台ずつのマシンが同じスタート地点からゴール地点までを走行し、そのタイムを競う区間のこと。3〜4日間かけて、イベントによっては16~22前後の異なるスペシャルステージを走り、その合計タイムで勝者を決めます。また、2台同時に走行してタイムを競う、よりエンターテイメント性を重視したスーパースペシャルステージもあります。

ラリーのルールでは、次のSSまでの移動は、一般道を普通のクルマと同じように交通ルールを守って走らなければなりません。この一般道の走行区間を、リエゾンと呼んでいます。語源はフランス語のLiaisonで、辞書によると「関係」や「連絡」といった意味合いを持ちます。つまり、SSとSSを繋ぐという意味で、リエゾンという言葉が使われているんですよ!

RCに参加するラリー車両は、WRカーと呼ばれています。年間2万5000台以上生産している車両の派生モデルで、2500台生産していれば、WRカーのベース車両として使用することができます。RC1と呼ばれている自動車メーカーが参加する最高峰クラスでは、エンジンは1600cc直噴ターボであること、全長が3800mm以上であることなどの「車両規定」と呼ばれるルールが存在します。これに従って、ラリーではRC1と呼ばれる最高峰クラスに2017年に参加しているのが、トヨタ・ヤリスWRC(日本名:ヴィッツ)、フォード・フィエスタWRC、ヒュンダイ・i20クーペWRC、シトロエンC・koedeCCCdeCCC3C3WRC、以上の4つの自動車メーカーの車両です。