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スキー・クロスカントリー女子日本代表 選手プロフィール
石田 正子(いしだ まさこ)[史上初の表彰台 長距離界のエース]
生年月日:1980年11月5日 29歳
所属:JR北海道スキー部
出身:北海道網走
身長:161cm
特技:料理、読書
【主な成績】
[05−06シーズン]
W杯総合順位:(ディスタンス) 47位(日本最高位) 
2006年 トリノ五輪 10kmクラシカル 31位 
            女子リレー 12位(第2走者)
            女子パシュート7.5km+7.5km 35位

[08−09シーズン]
W杯イタリア大会 10kmクラシカル 11位
世界選手権 10kmクラシカル 8位 
      パユート15km 14位
チームスプリント 4位(石田正子とのペア)
W杯トロンハイム大会 女子30kmクラシカル3位
(長距離種目で日本人初の表彰台)
【今シーズンの成績】
11月 W杯クーサモ大会 10kmクラシカル 17位
12月 W杯ログラ大会 15kmクラシカル 8位
【パーソナルデータ】
遅咲きのヒロイン
  • 161センチの体で大柄な外国勢に立ち向かう。その支えとなるのは普通の女子選手の2倍はこなすという豊富な練習量だ。「努力家だけど、それを表に出さない。芯が強い」。高校、大学、社会人と同じチームに所属、五輪のチームスプリントでもペアを組むと予想される、2歳上の夏見円の信頼も厚い。
  • 初出場だったトリノ五輪は10キロクラシカル31位、パシュート35位と惨敗。そこから、体幹強化を意識し、弱かった腹筋を鍛えると、得意のクラシカル走法で両手のストックで押す技術が格段に向上。効率の良い走りを完成させ、浮上のきっかけをつかんだ。また、内股の癖が直らず、スキーのエッジが引っかかるのを矯正するため、歩き方から気をつけ、腰を低く滑るようにした。
  • 石田はとにかく負けず嫌いで努力家。岡本コーチは、「コーチの役割は、いかに石田を休ませることです。」3年前のシーズンは、あまりにも練習しすぎて疲れが全くとれなくなり、体がダメになった。その反省を生かし、今は休む時は休むようにしている。
  • トリノ五輪の時は、何が何だか分からないまま出たが、今は違う。地に足をつけていける。成績が出るようになってからは余裕と自信も生まれ、今年はもっと上にもっと上にと思うようになり、10位以内に入っても、一喜一憂することももうない。
チームスプリントはメダルを狙える!!夏見&石田
  • 2歳違いの人は、高校・大学の同窓生。石田はセンパイ夏見を追いかけるように能力を開花させた。2人はともに、二十歳後半から力を伸ばした“遅咲きのシンデレラ”イタリア人のファビオコーチの指導のもと、海外や高地で積極的にトレーニングを積んだ効果も大きい。夏見のスプリントの瞬発力と石田の持久力で、去年の世界選手権は、メダルにあと一歩の4位入賞など、期待は高まる。
  • 石田は「プライベートもいつもいつも一緒なので、もう何を考えてるか言わなくても分かる。夏見は、「石田は面白いコメントが聞けるから楽しい」と対極の性格の2人だが、その関係がいい方向にいっている。