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No.6209 7月24日(土曜日) 「 トリエステの詩人」 |
〜今日は、トリエステの街を紹介します〜 |
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国境の街、トリエステ スロベニアとクロアチアがあるイストラ半島の付け根にあり、 かつてはオーストリア領の重要な港として繁栄していました イタリア領となったのは、1954年 トリエステは複雑な歴史を背負った街なのです 坂道の途中で、小さなプレートに目が留まりました 「多くの悲哀と美しさを、空に、 街に持つトリエステには山の通りという名の坂道がある」 詩人ウンベルト・サーバが残した言葉です キリスト教徒の父と、ユダヤ教徒の母との間に生まれたサーバは 「ふたつの世界」という名の古書店を営みながら、 オーストリア領時代に、イタリア語で詩を書きました いくつもの世界が交錯するこの街で、 サーバは故郷トリエステへの深い愛を、詩に託したのです サーバが生きた時代に開通した青い路面電車が 今も街を走り続けています 明日もトリエステの路面電車をご覧ください |