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No.6209  7月24日(土曜日)  「 トリエステの詩人」
〜今日は、トリエステの街を紹介します〜
サーバが営んでいた古書店の店内にて
音楽詳細
曲名 "Je Croise Entendre Encore"
演奏者 Georges Bizet(作曲)/Salvatore Licitra
CD名 '耳に残るは君の歌声'
(ソニー SRCS 2473)
国境の街、トリエステ
スロベニアとクロアチアがあるイストラ半島の付け根にあり、
かつてはオーストリア領の重要な港として繁栄していました

イタリア領となったのは、1954年
トリエステは複雑な歴史を背負った街なのです

坂道の途中で、小さなプレートに目が留まりました

「多くの悲哀と美しさを、空に、
街に持つトリエステには山の通りという名の坂道がある」
詩人ウンベルト・サーバが残した言葉です

キリスト教徒の父と、ユダヤ教徒の母との間に生まれたサーバは
「ふたつの世界」という名の古書店を営みながら、
オーストリア領時代に、イタリア語で詩を書きました
いくつもの世界が交錯するこの街で、
サーバは故郷トリエステへの深い愛を、詩に託したのです

サーバが生きた時代に開通した青い路面電車が
今も街を走り続けています

明日もトリエステの路面電車をご覧ください
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