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【屋上】
地価「0円」・・・そして、広さは「港区」に匹敵するという・・・
今、この時代の東京にそんな夢のような空間があるのを
ご存知でしょうか。今回は「屋上」のトリセツ。


CHAPTER1 - 時代を創る男たち-

今回、トリセツは
あのクリエイティブ集団「IDEE」の
若き天才プロデュサー武藤弥氏に、
新しい屋上を作って欲しいと依頼しました。
 
画像【01】
 
 
IDEEは、
美意識をもって日常生活を
楽しむというコンセプトを元に、
インテリアショップやカフェ、レストランを展開!!
さらに建築プロデュース、雑誌、カタログを出版と
さまざまなアプローチから
「理想のライフスタイル」を提案し続けている。
そんな、「IDEE」が今、
もっとも力を注いでいるのが、
その名も「IDEE R‐PROJECT」。
 
画像【02】
 
 
現在、Rプロジェクトはこの春、
廃校となった中学校跡地で進行中!!
かつての校舎が、
日本初のクリエイターズビレッジへ
生まれ変わろうとしています。
例えば、図書準備室は、パンの製造工房へリノベート!
その隣りの図書室はギャラリーへ、リノベート。

武藤氏は言いました。
「屋上にはなかなか足をむけないですよね!」   
「あったとしても最初の一歩になる様な・・・
屋上に行ってみようと思うような、
新しい使い方のアイディアが提案できればと・・・」



CHAPTER2 - 屋上をRする -

今回、武藤氏が選んだのは繊維問屋が軒を連ねる、
東日本橋の一角、6階建てのビル。
築40年 経っているものの、
その屋上は45坪と申し分のない広さ。
しかし、長年、風雨にさらされていたせいか
その姿は見るも無残。
 
画像【03】
 
 

まずは、漠然としたイメージを
スケッチブックに書きおこす作業から始める。
いったいどんなイメージを武藤氏は描き出すのか?
今回、武藤氏はこれまでにない屋上を作るにあたって、
3つのテーマを挙げました。

(1)色(*照明)
(2)音
(3)におい

彼はこの3つの命題をどう料理するのでしょうか??



CHAPTER3 - 屋上今昔物語 -

思えば、日本における屋上の歴史は
常にデパートと共にありました。
大正3年、日本橋三越の屋上に初めて
本格的な庭園がオープン。
さらに、その11年後、動物園がオープン。
「定番」の屋上遊園地が誕生したのは
昭和に入ってからのこと。
その後、屋上を結ぶゴンドラが開通。
果ては、スキー場まで作られたという記録も。
そんな、古きよき屋上の名残を今に残す、
貴重な場所があります。
蒲田東急プラザの屋上で、
36年間、変わることなく営業し続ける
屋上遊園地「プラザランド」。
そこには童心に返るタイムトンネルの入り口。
今も昔と変わらない、
子供たちの笑顔がそこにはあります。

 
画像【04】


CHAPTER4 - 屋上Rプロジェクト -

今回、この屋上Rプロジェクトで、
図面を引くのは
武藤氏のよき相談役でもある建築家、馬場正尊。
そして、施工は、名倉滋雄。
これで役者が揃いました。
連日連夜に及ぶミーティング。
ここで、今回のプロジェクトのアウトラインが
少しずつ明らかになっていきます。
そのコンセプトは、「都会の庭」。
そして、今回、武藤氏が挙げていたテーマの一つに、
照明が、なかなかイメージと合うものが見つからない。

 
画像【05】
 
 

そんな時、武藤氏のもとへ風船を手にした男性が・・・。
風船アーティスト平野次朗。

 
画像【06】


CHAPTER5 -屋上の夜明け -

屋上お披露目イベント当日。
武藤氏への期待を現すかのように、
600人以上もの人が詰め掛けました。
武藤氏が自ら課した、
3つのテーマの1つ『におい』は、
各階の踊り場に、それぞれ違った香りを施し
「アロマの回廊」を演出。
 
画像【07】
 
 

漆黒の闇夜を彩る幻想的な灯りは、
白い風船の根元に、
マグライトの電球を仕込んだもの。
これが風にゆれ計算以上の効果をもたらすのです。

 
画像【08】
 
 

さらに奥へ進むと、
目に飛び込んでくるのはカラフルな器。
その神秘的な光がゲストを誘います。
体に、深く染み渡ってゆく、
この不思議な音色は、
クリスタル同士が共鳴して生まれるもの。
自ら課した『音』という命題に対する
武藤氏の答えは心を癒すクリスタルサウンド。

 
画像【09】
 
 
バル−ンライトは淡い光を放ち、
風が吹くたびに、右へ左へと揺れる。
その様はまさに「現代のちょうちん」。

さらに、空に浮かぶ巨大なスクリーン。
もともと撤去される予定だった古い看板を
武藤氏が敢えて残し、スクリーンにしたもの。

これらすべてが、武藤氏によって、
生まれ変わった「新たなる屋上」R-プロジェクト。
武藤氏が提唱する「R」。
それは時の移ろいとともに風化しつつある遺物に、
息吹を与え、その価値を再認識することだったのです。

 
画像【10】
 
 
いかがでしたか、今回のトリセツ。
屋上は都会の空き地。
昔、時がたつのを忘れて遊んだ空き地。
大人になった今、新しく見つけた空き地で、
何をするかは貴方次第です・・・。




+END+ 



今回のトリセツ

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データ
  ・取材先リスト

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