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2015年8月16日

放送をご覧いただき、ありがとうございました。
あの名シーンをもう一度 テレ朝動画でドラマ配信中!

テレ朝動画

ニュース

2015年8月7日

敵軍に特攻した実在の夫婦を演じた堀北真希と成宮寛貴が
特攻兵を祀った慰霊碑をお参り。
厳かに手を合わせた二人の胸に
終戦から70年を経て初映像化に至った作品への熱い想いが!

いい報告ができて良かった。堀北・成宮が慰霊碑に撮影終了を感謝。

 妻の山内房子を演じた堀北真希と、夫の山内節夫役の成宮寛貴が世田谷山観音寺にある特攻兵を祀った慰霊碑をお参り、ドラマ撮影が無事に完了したことを報告しました。
 東京・世田谷山観音寺の「神州不滅特別攻撃隊之碑」は、ドラマでは杉本哲太演じる道場隊長のモデルとなった箕輪三郎氏ら戦友たちの尽力によって昭和42年に建立。節夫のモデルとなった谷藤徹夫氏、妻・房子のモデルとなった朝子氏夫妻らの特攻は、戦争終結後であったことから命令違反とみなされ、戦後、政府から戦死認定、遺族への補償が満足になされていませんでした。しかし、箕輪氏らの働きで厚生省(当時)の戦没者認定を受け、ひいては世田谷山観音寺に慰霊碑を建立することが出来たそうです。
 堀北、成宮の二人はおごそかな表情で、花束を手にゆっくりと慰霊碑に歩み寄ると、静かに献花。手を合わせると、蝉しぐれの中、住職の読経に頭を垂れていました。
 今回のお参りでドラマの撮影終了を報告した二人でしたが、実は堀北は撮影前にも世田谷山観音寺を訪れお参りをしていたとか。資料を読むうち、慰霊碑が都内にあることを知り、ぜひ行ってみたいと自ら寺を訪ね、慰霊碑に手を合わせたそうです。
 堀北が今回の「妻が飛んだ特攻兵」に、いかに強い思いを持って撮影に臨んでいたか。そんな今作に賭ける堀北の意気込みが伝わってくるエピソードも披露されました。

【堀北真希 コメント】

 私はドラマの撮影に入る前にもここに来てお参りさせてもらっていたんですけど、今回、無事に撮影が終わったと、いい報告ができて良かったと思います。

 実在したご夫婦がモデルになっている話ということで、撮影前に資料をいただいたんですけど、その中でここの慰霊碑のお話があったんです。都内でも身近な場所にあるのに、全く知らなかったので、ぜひ行ってみたいと思っていました。

 その資料には、慰霊碑には徹夫さんのお名前しかないけど、とても仲のいいご夫婦だったから朝子さんもずっと一緒にいると思う、とあったので、朝子さんをモデルにした房子役をやらせていただいた私としては、ぜひここに来てご挨拶をさせていただきたい、と思いました。撮影前にここに来たことで、本当に戦争という時代に生きたご夫婦のお話をやらせていただくんだ、という実感がわきました。

 ドラマのクライマックス、夫の特攻機に乗り込むというすごく大事なシーンでは白いワンピースを着させていただきました。なので、今日も白の服にしました。

 実際にご夫婦が特攻した日(8月19日)に近い日に、このドラマがオンエアされるということは、私たちにとっても、見てくださる方にとっても心に響くものが大きいと思います。戦争を知らない私たちの世代にとって、自分が学んだことを後世に伝えていくということが大事だと思います。

 私は満州での出来事をあまり知らなくて、今回のドラマ出演で初めて知ったことがたくさんありました。満州での日本人の生活が本土より豊かだったことも知りませんでしたし、戦争が終わったのにソ連から攻められて辛い思いをされていた、ということもあまり詳しく知りませんでした。そんな事実を今回の出演で知ることが出来ました。

 この作品を通して私も初めて知った戦争の事実がたくさんありました。それを皆さんにお伝えできればと思いますので、ぜひ見ていただきたいと思います。

【成宮寛貴 コメント】

 ドラマの撮影が無事に終わったことが報告できて良かったです。今日、ここに来てやっと撮影が終わった気がします。

 ドラマでは戦争を背景に妻の房子さんとの夫婦愛を描いているんですが、戦争が始まったころと終わったころで二人が食卓を囲むシーンの空気感が変わっていくんです。今日ここに来て、そんな夫婦ならではの愛情表現のシーンを思い出しました。

 戦争を知らない僕らが戦争を伝える、というところに、僕らがこのドラマに出演した意味があると思います。戦争作品を見るというのは、ちょっと重いので避けてしまいがちなんですが、このドラマはラブストーリーにもなっているので戦争作品が苦手な方々にも見ていただけると思います。オンエアの日は、日本人として戦争に行ってくれた人たちに対して感謝の気持ちを持てる日になればいいと思います。戦争を少しでも感じてもらえる日にしてもらえたらうれしいです。

 戦争が終わってから妻を特攻機に乗せて特攻した、という話自体が、まず実話だということに驚きました。そして、この話が今まで歴史の中にうずもれていたということにもびっくりしました。そんな実話が映像化できるというのは、時代が変わったんだな、と思いました。終戦から70年、新しい形で戦争を伝えていかなきゃいけない。そのタイミングでこの作品と出会えたんだと思います。

 もともとは命令ではなく自分たちの意志で特攻したので、国が認めてくれなかった。それをこうやって認めてくださっているんだな、ということも改めて知ることができました。新しいことをする勇気みたいなものを、今日もらえたような気がします。

 僕はいつも戦争作品を見るときに、あまりにも現代と当時の感覚が違い過ぎて「???」となることが多いんですが、今回の作品は、現代の僕らに近い感覚で、普通に見やすいうえに、いろいろなことがわかる作品になっています。戦争を背景に愛を育んだラブストーリーでもあります。終戦70年というタイミングで見ていただきたいですね。

2015年7月7日

製作期間200日!
伝説の特攻機「九七式戦闘機」を
細部にいたるまで実物大で再現!
さらに、その機に夫と共に乗り込んだ
実在の女性を演じる堀北真希の
純白ドレス姿を初公開!!

製作費は三千万円…さまざまな障害を乗り越えて再現された戦闘機!

 特攻隊員である夫が操縦する戦闘機に乗り、ともに散っていった妻…。知られざる太平洋戦争の実話をもとに、戦時下での一組の夫婦の愛と、その周囲の人々の生き様と心情を克明に描く、戦後70年ドラマスペシャル「妻と飛んだ特攻兵」。
 ドラマでは、妻・山内房子役の堀北真希と夫・山内節夫役の成宮寛貴を乗せて飛び立つ特攻機を実物大で製作。圧倒的なリアリティーで、ドラマの臨場感を倍増させます。
 今回再現されたのは、当時、満州大虎山にあった関東軍第五練習飛行隊で実働可能だった九七式戦闘。三千万円の費用と、200日に及ぶ製作期間を注ぎ込み、見事に再現されました。
 しかし、その完成までには、さまざまな障害がありました。例えば、九七式は古い型の戦闘機のため、一般の人にもなじみがある零戦などとは違い、図面が残っていません。そこでスタッフは、文献を集めるところから始まり、九七式に関する情報を一つ一つ集めていきました。その結果、他の戦闘機に比べ頭の部分が大きく、車輪は格納されない固定脚、という独特のフォルムを持つ九七式を、ほぼ完璧に再現することに成功しました。

巨大戦闘機をけん引…コックピット内は40度の酷暑に!

 実物大九七式戦闘機を使った撮影が行われたのは、岐阜県の木曽川近くのとある飛行場。普段はグライダーなどを飛ばすために使われているとのことですが、一面緑の草に覆われた地面に堀北は「飛行場なのでアスファルトかと思ったら違うんですね」とびっくり。実は、作品の舞台となる満州・大虎山の飛行場は、本来不時着用として建設されたもので草地の滑走路だったそうです。このロケ地もスタッフが、撮影の本拠地である京都の太秦撮影所周辺だけでなく、西日本全域にてロケハンを行い見つけてきた場所。その大虎山飛行場さながらの“滑走路”を純白のドレスを着た堀北が日傘をさし、夫役の成宮が乗る九七式戦闘機へと歩いていくシーンは、まるでモデルとなった谷藤朝子さんが乗り移ったかのような凛とした美しさを放ち、見守るスタッフも厳粛な雰囲気に包まれました。
 実物大の九七式戦闘機が飛び立つシーンは、2人が乗った戦闘機を車でけん引。500mほどの距離を、時速30kmほどまでスピードを上げて走らせ、戦闘機が離陸する時の振動を再現して撮影されました。さらに、戦闘機の狭いコックピットはおりからの暑さで40度近い温度となったようですが、堀北と成宮は文字通りの熱演を披露。戦闘機が飛び立つ迫力を含め、すべてにリアリティーあふれる、はかなくも美しい映像に仕上がったクライマックスシーンにご期待ください。
 また、本作品には他に、國村隼・杉本哲太・八嶋智人・小西真奈美・趣里などが出演し、ナレーションは市毛良枝が担当。戦時下に生きる人々を力強く演じます。

【堀北真希 コメント】

 戦闘機は自分が想像していたよりも大きかったです。一人で飛び立つものですから、もう少し小さいのかな、と思っていました。その戦闘機が滑走路もない、草地から飛んでいく、ということに驚きました。そんな飛び方が出来るんだ、と。
 ドレスを着て飛行機にも乗りました。モデルになった谷藤朝子さんも白いドレスで乗ったそうですが、そこは結構ドラマチックだったんだなと思いました。成宮さんは、私はモンペがよく似合うとおっしゃってくれましたが、私自身モンペははいていてすごくしっくり来るんです(笑)。
 実際に乗ってみると、一人だったらすごく不安というか、コックピットの空間に一人でいて、空を飛んで敵に突っ込んでいくということは、私にはとても出来ません。朝子さんがこんなに狭くて怖いところに乗っていたと思うと、本当にびっくりします。ただ、節夫さんが前にいてくれるから、狭い空間に閉じこめられている感じはありますけど、安心感がありました。
 戦闘機の中で房子と節夫が会話をするシーンがあるんですが、私が同じ状況だったら、やっぱり1分でも1秒でも一緒にいたいわけですし、大切な人と会話を交わすと思います。

【成宮寛貴 コメント】

 堀北さんは、ずっとモンペ姿でしたからね。モンペが似合う女優トップ3に入ると思います(笑)。ただ、満州には洋服もあったのに、モンペを選んで着ていた房子の気持ちも分かるんです。今回はそんなモンペ姿から、最後の白いドレスまで、堀北さんのいろいろな姿が見られて楽しかったですね。
 僕は以前にも特攻兵の役をやったことがありますが、戦闘機の後ろに人を乗せるのは初めて。後ろに乗っていると、こんなにも「一人じゃない」という感じがするんだなと改めて感じました。後ろから声が聞こえる安心感がありましたね。ただ、コックピットはすごく狭かったです(笑)。その上、乗ってみるとエンジンが大きくて前がほとんど見えないんです。どうやって操縦して、どうやって敵に特攻したのか。大変だったと思うし、想像を絶するものがありますね。
 戦闘機の中で、最後に二人が会話をするシーンがあるんです。そこのセリフが、僕らが逝くことによって守られる命、というような意味合いを含んでいて、いいシーンになっていると思います。

みどころ

最後の特攻機には、女性が乗っていた
知られざる太平洋戦争の史実を、
堀北真希&成宮寛貴で初映像化!
なぜ妻は、夫と散ったのか?
なぜ夫は、妻を乗せたのか?
70年の時を経て明らかになる、究極の夫婦愛!!

戦後70年間埋もれていた、知られざる実話を初映像化!

 あなたは、この史実を知っていたでしょうか?昭和20年8月15日の玉音放送から4日後、8月19日の満州で、特攻隊員である夫と共に、戦闘機に乗って飛び立った女性がいたことを。なぜ、終戦の4日後に特攻作戦が敢行されたのでしょうか。そして、なぜ夫婦で特攻機に乗り込んだのでしょうか…。
 ノンフィクション作家・豊田正義氏が取材を重ねて明らかにした、知られざる太平洋戦争の史実を描く「妻と飛んだ特攻兵 8・19満州、最後の特攻」をもとに豪華キャストで映像化。終戦から70年を迎える節目の今夏、スペシャルドラマとして放送します。

堀北真希、成宮寛貴を初めとした、実力派キャスト陣が豪華競演!!

 主演を務めるのは、ドラマ・映画・舞台と活躍の目覚ましい堀北真希。夫の特攻機へと乗り込む山内房子を演じます。そして、終戦を迎えながらも日本人を守るために特攻作戦を敢行した関東軍少尉・山内節夫には、人気ドラマ「相棒」での衝撃的な卒業が記憶に新しい成宮寛貴。さらに、八嶋智人・荒川良々・杉本哲太・羽田美智子・高島礼子・國村隼など、実力派キャスト陣が脇を固めます。
 戦争終結後に満州から妻とともに飛び立った特攻兵が存在したという衝撃の事実を、この実力派キャスト陣が丁寧に演じることで、心動かされずにはいられない感動作となるはずです。

夫と運命を共にした妻。戦争に翻弄された人間たちの愛と悲しみとは?

 昭和19年、狭き門だった陸軍特別操縦見習士官に合格、1年余りの訓練で少尉となった山内節夫は、任地の満州へと旅立つ直前、遠縁の房子と結婚します。式の直後に節夫が任地へと出発したため、日本では一日もともに生活することがなかった節夫と房子でしたが、本土決戦が叫ばれるようになった昭和20年、節夫は房子を満州へと呼び寄せます。
 そこから初めての“新婚生活”を始める2人でしたが、日に日に厳しさを増す暮らしから敗戦、そして“最後の特攻”へと飛び立つまで、若い夫婦の間に何があったのでしょうか?

 ドラマでは、節夫と房子の出会い、結婚、満州での日々のほか、次第に追い詰められていく関東軍、日本人開拓団の姿を通して、戦争という荒波に翻弄された夫婦愛、家族愛を描いていきます。

登場人物

山内房子(やまうち・ふさこ)堀北真希

陸軍特別操縦見習士官(特操)の試験に合格した祝いの席で遠縁の節夫と出会う。節夫は戦死を覚悟し、結婚を躊躇していたが、「そばにいたい」「もらってやってください」と自らプロポーズをして結婚。さらに、夫が待つ満州へと単身渡るなど、一途で強い想いと行動力をあわせ持っている。

山内節夫(やまうち・せつお)成宮寛貴

関東軍第五練習飛行隊・教官。1年余りの訓練で少尉になれる、陸軍特別操縦見習士官の試験に合格したエリート。青森の実家が映画館を経営している関係で、映画に親しんでおり、またハーモニカも得意とするなど教養人でもある。教え子の少年兵たちから慕われており、死を覚悟する自分と結婚した妻・房子に対しても細やかな気遣いを見せる。

道場一男(みちば・かずお)杉本哲太

関東軍第五練習飛行隊・隊長。妻・房子を呼び寄せたことを気にする節夫を気遣うなど、部下の面倒見もいい上官。戦況が悪化することで苦渋の決断を迫られることになる。

西村 強(にしむら・つよし)八嶋智人

関東軍第五練習飛行隊・教官。階級・准尉。たたき上げのベテラン飛行士。特操試験に合格し、たった1年で少尉に昇格した節夫らに批判的ではあったが、今では特操出身者の実力を認め、彼らのまとめ役となっている。

小熊 勇(こぐま・いさむ)荒川良々

関東軍第五練習飛行隊・教官。若い整備兵のミスにも厳しくしかりつける血気盛んな性格。精神論を振りかざすなど、日本のために自らの命を捧げる思いが人一倍強い。伊予屋旅館の手伝い・キミ子に密かに思いを寄せている。

湯浅鉄男(ゆあさ・てつお)堀井新太

関東軍第五練習飛行隊・教官。井上ハナと恋仲となり、伊予屋旅館で婚約祝いの宴が開かれるが、実はハナの母・文子に結婚を反対されている。

木下達夫(きのした・たつお)三浦涼介

関東軍第五練習飛行隊・教官。正義感の強い若手少尉。一見、無邪気だが、日本のために戦うことを信条とするまっすぐな青年。

重永キミ子(しげなが・きみこ)小西真奈美

飛行隊本部の教官らが出入りする伊予屋旅館でお手伝いとして働いている。男だったら戦死した夫の仇をとる、と口にするほど勝気な女性。

井上ハナ(いのうえ・はな)竹富聖花

飛行隊本部の教官・湯浅との結婚を望んでいるが、母・文子に反対されている。夫を戦争で失った母が娘にも同じ思いをさせたくない、という理由だけに、母に反抗することができない。

藤田真知子(ふじた・まちこ)趣里

伊予屋旅館のお手伝い。満州開拓団長・藤田秀雄の娘。自分の家族が中国人と共に開拓を行ったこともあり、中国人との対立に戸惑う。

道場 悦(みちば・えつ)羽田美智子

道場隊長の妻。満州に来たばかりの房子に、満州での暮らし方などを世話する。中国人の子供にもやさしく接するなど、心優しい日本女性。

井上文子(いのうえ・ふみこ)高島礼子

ハナの母親。夫を戦争で失い、娘のハナが教官の湯浅との結婚を望んでいるのは知っているが、自分と同じ思いをさせたくないと反対している。

藤田秀雄(ふじた・ひでお)國村 隼

満州開拓団団長。妻、娘、孫と満州に入植。荒れた土地を開墾し、農民として暮らしていたが、ソ連軍の侵攻を受けて開拓村を脱出。家族を連れて第五練習飛行隊本部を目指して避難を始める。

ナレーション市毛良枝

あらすじ

予告動画の配信は終了いたしました。

 昭和20年6月、房子(堀北真希)は関東軍少尉の夫・節夫(成宮寛貴)が待つ満州へと向かっていた。当時、日本の植民地だった満州には20万人もの日本人が開拓団として入植。藤田秀雄(國村隼)の一家も荒れ地を懸命に開墾していたが、北からはソ連が満州への侵攻を虎視眈々と狙っていた。

 満州・大虎山にある関東軍第五練習飛行隊本部で無事に夫と再会した房子。節夫も愛する妻をいたわるが、その立場はやがて特攻する少年兵たちの教官だ。そんな自分が妻を呼び寄せて良かったのか…。複雑な思いを口にする節夫に、隊長の道場中尉(杉本哲太)は来るべき本土決戦を前に女房を大切にしろと気遣う。

 道場の妻・悦(羽田美智子)から満州での生活について教えてもらう房子。内地と比べ、野菜や米など食糧も豊富に揃っているだけでなく、空襲もない。夜には房子の歓迎会と、節夫の同僚・湯浅(堀井新太)とハナ(竹富聖花)の婚約を祝う会が催される。西村(八嶋智人)、小熊(荒川良々)、木下(三浦涼介)ら教官たちは酒を酌み交わし、少年兵たちは無邪気に房子らの料理を頬張る。
 結婚して初めて節夫と生活をともにする房子は、戦争を忘れたかのような幸福に浸っていた。

 しかし、藤田ら開拓団が暮らす国境近くの村に、ついにソ連軍が侵攻した。必死で開墾した田畑を捨て、村から大虎山を目指して避難する藤田たち。そして、いよいよ節夫ら関東軍にも出撃命令が下る…。
 房子の平穏な日々は早くも音を立てて崩れ去ろうとしていた…。

コメント

堀北真希 コメント

 女性が戦闘機に乗って特攻していた事実は、全然知らなかったのですごくびっくりしました。その女性を自分が演じる、となってドキドキしました。おそらく特攻隊の男性は、国のために戦うという気持ちで行ったと思うんですけど、房子の場合は、好きな人と一緒にいたい、という思いで飛んでいる。それはどういう気持ちなのかな、と、すぐには理解できるものではなかったので。

 実在した方たちの話なので、実際の方はどういう人たちだったのか、というところを重視して気持ちを理解していきました。ただ、そんなに深く考えなくても、ただ好きな人と一緒にいたい、というシンプルだけど絶対的で強い思いがあれば、いいんじゃないかな、と思いました。最初に台本を読んだときは、フィクションの愛の話、という感じがしましたが、実際の二人のお人柄とか、エピソードを知ってからは、そういう愛を育んだご夫婦がいたんだな、と感じられるようになりました。

 房子は節夫さんと結婚して、すぐに離れ離れになってしまいますが、最初からそうなることはわかって結婚しているので心の準備は出来ていたと思います。当時、男性は戦争に行かなければいけないとわかっていたので、それでも結婚するという人と、しないという人がいたようです。その時代の結婚観があったんだな、と思いました。

 節夫さんが特攻に行くとわかったときに、自分で死のうとして止められるシーンがあるんです。そのときに、あなたが行った後に死ぬか、行く前に死ぬか、の違いなら今死ぬ、というようなことを言うんです。普段は旦那様の三歩後ろを下がって歩くような人なのに、そこでは強く自分を主張する。すごいシーンだなと思いました。

成宮寛貴 コメント

 この作品のお話を伺った時は、こんな愛の形があったのか、とすごく興味深かったです。一組の夫婦の愛を通して戦争の背景を知ってもらう、という作品で、ふだん戦争ドラマを敬遠してしまう方にも見ていただけると思います。演技の上でも、言葉遣いなど、これまでの戦争ドラマとは意識的に変えている部分があるので、今の若い人たちにも分かってもらえる内容になっていると思います。

 これまでの戦争ドラマでは、若い夫婦が一緒に暮らしたいなどとは、お国のために言ってはいけない、考えもしない、という描き方が一般的だったと思うんです。でも、本当は切ないし、悲しい。だったら、最初から一緒にいない方がいい、というところから、今回のドラマは始まるんです。知らない間に戦争の渦に巻き込まれて翻弄される、のではなく、戦争の時代に自らの意思で結婚して前へ進む…。そのあたりが、今までの戦争ドラマとは違うと思います。

 今回、役作りのために7年ぶりに坊主頭にしました。でも、ここまで短くしたのは初めてかもしれません。クランクインの1週間以上前に早く作品モードに入りたかったので切っちゃいました。見た目から攻めた方が気持ちを作りやすいですし、少しでも早く坊主頭に慣れたいという思いもあって。撮影所がある京都は暑いのでむしろちょうどいいかな、と思っています。

原作者・豊田正義 コメント

 終戦直後の満州で若い夫婦が一緒に特攻機に乗り、ソ連軍戦車隊へ突撃したという史実を知った時、私は鳥肌が立つほどの衝撃を受けました。「この史実を埋もれたままにしてはいけない!」という一心で、彼らが出撃するまでの過程を、可能なかぎり掘り起こしていきました。
 終戦から70年が経過し、生存者はごく少数となり、事実のみを積み重ねて夫婦特攻の悲劇を描くことの限界も感じていました。史実をベースにフィクションを織り交ぜて映像化されるということなので、モデルとなった谷藤徹夫少尉と妻の朝子さん、同志の特攻兵たちの人柄や心情なども描かれ、迫真に満ちたドラマとなることを期待しております。
 堀北真希さんと成宮寛貴さんがあの夫婦を演じられると耳にした時、朝子が夫・徹夫とともに特攻機に乗る、本書のクライマックスの場面を無理なく、自然にイメージできました。先の戦争のリアリティーがますます風化していく中、お二人が演じられることで若い方々が関心を持ってくれるきっかけとなれば、と切に願っています。

中込卓也プロデューサー コメント

 このお話を知った時、大きな衝撃を受けたことを今でも忘れません。
 長い間、歴史に封印されてきたとも言える正に衝撃の実話。出会った以上私たちはこの事実を、広く皆様に伝えていく使命があると感じました。戦争の悲劇の中で紡がれる究極の夫婦愛、家族愛を描く作品になることをお約束いたします。
 戦後70年という節目の今夏、もう一度“戦争”について考えてみるきっかけになれば…と思います。

スタッフ

原作

豊田正義
「妻と飛んだ特攻兵 8・19満州、最後の特攻」(角川文庫刊)

脚本

岡本貴也

音楽

安川午朗

監督

田﨑竜太

ゼネラルプロデューサー

黒田徹也(テレビ朝日)

プロデューサー

中込卓也(テレビ朝日)
菊池淳夫(東映)

制作

テレビ朝日
東映