周囲に高いビルが建ち並ぶ市街地。前面道路から約2.6m下がった敷地。ここで採光を得るため、29個の天窓を設けました。(右写真:ナカサアンドパートナーズ 藤井浩司 ) |
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室内は約23畳大のLDKを中心にした、ほぼワンルーム。天窓からの明かりを全体に行き渡らせるため、一部をロフトとしながら実質的には平屋のような間取りとなっています。 |
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天窓の内側にアーチ形に嵌めた半透明のアクリル板が、地上5mで捉えた自然光を家全体に拡散します。空が見えるよう、2カ所は敢えてアクリル板を外しています。 |
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全長3mを超える大きな食卓の天板はビルの外壁用ガラス。この建物最大の特徴である天井の映り込みを考慮し、建築家がデザインしました。 |
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台所は、居間側から見た時の印象をすっきりさせるため、手元の壁を高めに設定。一部を、ガラス器のディスプレイ棚にしています。天板は大理石。 |
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家族各々の寝室と書斎の5つの個室は、高さ約1.8mの壁で仕切っただけ。天井を開ける事で、自然光が届き、家族が互いの気配を感じつつ過ごせます。 |
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ロフトへは階段の他、子供室の梯子からも上がれます。息子さんは、ここに寝転んで読書するのがお気に入りとか。 |
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水回りは南西角に集約。洗面室の天井には半透明の天窓を設け、ロフト越しに自然光を取り込みます。 |
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