2008年12月28日(日)放送 神奈川県横浜市・赤木邸 −仲間とワインパーティーを 犬と暮らすガレージハウス− |
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中辻 正明+中辻 雅江 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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中辻正明・都市建築研究室 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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愛犬と楽しく暮らし、愛車を眺め、たくさんの友人が気軽に訪れる家づくりを、若い建て主夫婦とともに目指しました。丘陵地の中腹に建つこの住宅へは、急勾配の私道でアプローチします。私道は敷地奥で階段となるので、車を切り返せるポイントは限られます。複数台の駐車と愛車を室内に入れたいという要望もあり、優先的に車の配置を決定しました。建物平面に占める車の割合が大きく、フロア中央に直階段があるシンプルで無駄のない構成としています。RC造の地階は寝室と水廻りをコンパクトにまとめました。木造の2階とロフトは人が集える大きな気積のオープンスペースです。車のギャラリーとなっている1階は曖昧な造作にとどめ、将来、子供室へ転化する余地を残しています。積層した都市住宅ですが、各階に間仕切りが無いので住宅全体がひとつにつながっています。家族が一緒に過ごせる、互いの気配が感じられるワンルーム空間となるように考えました。上が大きく下が小さい建物ボリュームの斜めの壁は、内部に広がりを与え、外部ポーチの大きな庇となる以上の効果があります。セットバックした建物の足元角には光が回り、見通しや風通しの良さを周囲にもたらしています。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
坂をのぼった高台にある建物です。2階のワンルームは色々なところに大窓・小窓があって明るいですね。東側トップライトから光が、壁の傾斜と一緒に2階から地階まで落ちてゆく。1階のガレージでは愛車を大事にしています。また愛犬レオンちゃんのことも考えて設計されていますよね。さらに友達を招き入れるというコンセプトが、この建物を大らかにしている。そんな感じが致します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||