東京サイト 毎週月〜金 午後1時55分から

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葛西臨海水族園

201872日(月)

「東京の海の仲間たち」

葛西臨海水族園は600種を越える、世界中の海や水辺の生き物たちを見ることができます。
東京の海エリアでは東京湾と小笠原諸島、伊豆七島の海の生き物を約80種類以上展示しています。
小笠原諸島の海では小笠原諸島を代表する魚、ユウゼンや固有種のオビシメ、他の魚に付いている寄生虫などを食べる魚のお掃除屋さんと呼ばれるホンソメワケベラなど温帯から亜熱帯のきれいな魚を見ることが出来ます。
東京の海エリア2階からはエサやりを見ることができます。飼育員はエサの時間が魚たちの健康状態がよく分かると言います。
東京湾の泥干潟の水槽では、絶滅危惧種のトビハゼを見ることができます。夏は繁殖期なのでオスが尾びれをクネクネと動かす求愛行動を見ることができるそうです。
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201873日(火)

「不思議な南極の魚たち」

葛西臨海水族園は世界中の魚を展示するために海外で調査、採集を行っています。今年の1月から2月にかけて、南極の近くにあるキングジョージ島で南極海の生き物の調査・採集を行いました。
南極の海は0℃以下になることもありますが、南極の魚は特殊な糖タンパク質を持っているため凍ることがないそうです。
南極の海を代表する魚のダスキー ノトセンは浮き袋を持っていないのに浮かぼうとする習性がある不思議な魚です。
現地での採集で特に緊張したのは南極の海でも珍しい魚を発見した時だそうで、日本初の展示となりました。
この魚、シャルコーズ ドラゴンフィッシュは世界でも初めての展示になるかもしれない貴重な魚です。
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201874日(水)

「夏のペンギンたち」

葛西臨海水族園のペンギンの生態エリアは国内最大級の展示場で、夏の時期はフンボルトペンギンとフェアリーペンギンを見ることができます。
フェアリーペンギンは体長が約30cmの世界最小のペンギンでオーストラリア南部、ニュージーランドに生息しています。
観察するベストスポットは展示場内の木の下で、実際の生息地でも草むらや民家の下などにも巣穴を作ることがあるそうです。
人気なのがエサの時間で、フンボルトペンギンのダイナミックな泳ぎを見ることができます。エサの魚は、うろこが引っかからないように必ず頭からくわえて食べます。また、フンボルトペンギンは約50組のペアがいて、エサの後にはお互いに鳴きあったり寄り添ったりしてコミュニケーションを取る愛情表現を見ることができます。
ペンギンのエサの時間 午前10時30分・午後3時
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201875日(木)

「マグロの大水槽」

葛西臨海水族園のマグロの大水槽は、世界で初めて外洋性のクロマグロの群泳に成功した水槽で、クロマグロ約70尾スマ約50尾(5月時点)が泳いでいます。
クロマグロは時速80km以上で泳ぐこともでき、展示している3、4歳のクロマグロは約150cmになります。
見どころはエサの時間で、普段なかなか見ることができない第一背びれと腹びれを見ることができます。このひれはブレーキをかけたり、方向転換する時に使うそうです。
また6月17日に、新たに1歳のクロマグロ50尾が、神奈川県三崎漁港からトラックで運ばれてきました。マグロは泳いで呼吸するため運ぶ時は十分に呼吸ができなくなります。一刻も早く、急激な変化を与えないように運びます。水槽に入れる時は、マグロがスムーズに入れるように頭から入れます。
夏は1歳のマグロが加わるので見どころの一つだそうです。
マグロのエサの時間 午後2時30分
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201876日(金)

「東京の懐かしい水辺」

葛西臨海水族園の水辺の自然エリアは自然が今よりも豊かだった頃の東京の懐かしい風景を再現しています。
淡水生物館では東京の池や沼、川に棲む生き物を見ることができます。水槽を覗くとそこには川の水の中が…。魚のうろこに光が反射してキラキラ見えたり、生き物がコケを食べている様子などを見ることができます。
夏が繁殖期できれいな色になるのがオスのオイカワ。青やオレンジ色の婚姻色が鮮やかです。
渓流のコーナーは奥多摩の渓流をイメージして再現され、ニッコウイワナやウグイなど渓流の魚が展示されていて涼しげな景色が人気の場所です。ヤマメは小さい頃は楕円形の斑点があるのが特徴で“渓流の女王”と呼ばれています。岩陰にはボウズハゼが潜んでいます。腹びれが吸盤のように発達して小さな滝でも登ることができるそうです。懐かしい自然をゆっくり楽しめる場所です。
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■葛西臨海水族園
住所:東京都江戸川区臨海町6-2-3
開園時間:午前9時30分〜午後5時(8月11〜16日は午後8時まで)
休園日:水曜 ※8月は開園
入園料:一般700円 65歳以上350円
HP:http://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/