今週のテーマ

建物の緑化

2006年 8月14日(月) 放送分


ヒートアイランドを食い止めろ!

過去100年で、3度も上昇した東京の平均気温。その原因の一つがヒートアイランド現象。都ではその対策として、「クールルーフ推進事業」を推進。高反射率塗料や、屋上緑化によって建物の屋上をクールダウンするのをバックアップします。

姫がまず訪れたのは東京ビッグサイト。こちらの屋上は3年前からオリーブなどの乾燥につよい植物を植え緑化を進めています。更に壁面はカロラインジャスミン、テイカカズラ、ビグノニカ、などの暑さに強い植物を組み合わせて壁面緑化を実施。現在、目標の7割を達成しています。壁面緑化が、どの程度効果があるのかをサーモグラフィーで計測してみました。その結果、5度の温度差が!壁面緑化はヒートアイランド対策として有効なようです。東京都では、今年、壁面緑化のガイドラインを作成し、推進しています。


 



2006年 8月15日(火) 放送分


企業の取り組み

六本木ヒルズのほぼ中央にある「けやき坂コンプレックス」。シネコンや人気ショップで賑わうこちらの屋上には、木々に囲まれた庭園が広がっています。そして、その中でもひときわ存在感のある田んぼでは、コシヒカリが育てられています。

ヒートアイランド現象の緩和、真夏のエアコンの節約など、環境に配慮していることはもちろん、日本の四季をイメージしたという園内には、どこか懐かしい風景が広がっていました。こちらの田んぼでは、田植え、稲刈り、脱穀などの作業を通じて、地域の住民や子供達にコミュニケーションをとってほしいと様々な企画も行っています。ヒートアイランド対策はもとより、自然と触れ合える場として注目されている屋上緑化。ツアーに参加することで見学できます。

※六本木ヒルズツアー(有料)
03-6406-6677

 




2006年 8月16日(水) 放送分


涼しいだけじゃない緑のカーテン
板橋第七小学校で行われている緑化への取り組み。それは「緑のカーテン」。こちらでは4年前から、ヘチマやキュウリを植えて、そのツルを壁伝いに伸ばしていき、夏の強い日差しを和らげています。

緑のカーテンとは、4年前から板橋第七小学校で行われている自然のカーテン。ヘチマやキュウリのツルで日差しを和らげ、エアコンのない教室を涼しくします。今年も土づくりから始まり、5月に苗を植えて、枯らさないように育ててきました。夏休み中も当番を決め、生徒達が毎日世話をします。植えられた翌物の葉の、蒸散作用により、表面温度が下がり、カーテンを抜ける風が涼しくなります。生徒達は手入れをしながら観察し、成長日記もつけています。自然と触れ合う時間を、生徒達は大切にしているようです。




2006年 8月17日(木) 放送分

自宅からヒートアイランド対策

本日ご紹介するのは、台東区にお住まいの一般の方のお宅。3階建て、2世帯で暮らす住宅の屋上を緑化したのは、1年前。あまりに屋上が熱くなるので決心したとか・・・。その効果の程をご紹介します。

こちらは台東区にお住まいの稲葉さんのお宅。1年前に緑化をしました。屋上は芝生を植え、小部屋の壁面には、常緑の植物を組み合わせて緑化しています。以前は一部屋に1台ずつエアコンがあり、全部で4台使っていたそうです。それが緑化を行ってからは居間の1台だけで済むようになったそうです。稲葉さんのお宅の緑化費用は約190万円。そのうち60万円は台東区からの補助だそうです。他の地域でも助成制度を設けているところがあります。快適にヒートアイランド対策をしてみたいという方、問い合わせてみてはいかがでしょうか?







2006年 8月18日(金) 放送分



手作りで自宅緑化

ヒートアイランド対策として注目を浴びている建物の緑化。「でも、自宅を緑化するなんて、お金もかかるし大変!」そう思っていませんか?本日は、自宅を簡単に、しかも安く緑化する方法をご紹介いたします。

今回アドバイスいただいたのは、ガーデンデザイナーの多田欣也さん。日が当たって暑い建物の南側の緑化にとりくみました。直接壁に植物をはわすと、家が傷みやすくなるということで、もう一つネットを設けて、それに植物をはわせます。こうして、もし必要なくなったら外せるようにしておくと便利です。今回、多田さんが選んだ植物は「アイビー」。常緑で丈夫、初心者にも育てやすい植物です。プランターに土を入れ、2階のベランダからネットを垂らし、上と下を固定します。下から成長したアイビーが2階まで届くのは2年後だそうです。









 




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