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#47 不思議な生き物「チェブラーシカ」
 このところ、「チェブラーシカ」で癒されています。

これは知る人ぞ知るロシアのパペット(人形)アニメーションで30年以上前、ソ連の時代につくられた作品です。主人公のチェブラーシカがとにかくカワイイ!クマなんだかサルなんだか正体不明なんだけど、優しくて、正直で、不器用で一度見たら家族に欲しくなるほどの愛おしさです。

このチェブラーシカのストーリーがまた、当時の社会主義思想を反映していて、トロイカ風のBGMや軍隊の行進や環境問題など、子供向けとは思えない、大人が理解して楽しむ構成になっていて興味深いですよ。

この作品が日本では映画館で上映されてから若い人を中心に静かなブームになりDVDも売れているようです。

なぜ、旧ソ連時代の作品が”今頃”人気を呼ぶのか?ソ連が崩壊したのが10年余り前。現に今の若い世代はソ連を知らない世代でしょ。ソ連の正式国名だって答えられないでしょう。

きっと、単純にキャラが可愛くて見る若者世代と社会主義時代にどんなアニメが作られていたのか見てみたいおじ様世代の購買意欲が合致してこのようなブームになったのかぁ。

と推測したところで、はて、私はどっちの世代に入るのかしらん?