ある日曜日の夜の新宿。
車に乗って信号待ちをしていたところ、反対車線のむこうから
警護車に挟まれた黒塗りの大きな車がゆっくりと走ってきた。
こちらにだんだん近づいてきて、乗っている方がハッキリと見えてきました・・・私は思わず「アッ！」と声を挙げてしまいました。
中にいらしたのは皇后”美智子さま”でした。
しかも公務とは関係のない”非公式”の美智子さまに
初めて遭遇したのです。
すれ違うまでわずか数秒間。
そんな中で私は、美智子さまを見たという感動より、
美智子さまのその時とられていた”行動”に感動しました。
沿道には、たまたま２人の女性が居合わせました。
美智子さまは日曜の夜でほとんど人通りのない道にもかかわらず、
その２人の女性のために、
わざわざ車内灯をつけ、窓を開け、手を振ってお応えになったのです！
当然２人の女性は大感激。しばらくその場で飛び上がっていました。
一生忘れることのない出来事になったでしょう。
その一部始終を私は見ていて、改めて、美智子さまのお人柄の素晴らしさを感じました。
日頃テレビで見る公（おおやけ）の場以外でもこうして美智子さまは
国民を大切にしているんだと痛感しました。
そういえば確か、新潟県中越地震の被災者をお見舞いになった時も
美智子さまは、まるでご自分の家族のように一人一人励まされていましたね。
母のような優しさと心の広さを誰にでも向ける美智子さまの姿を
目の前で見て、心が洗われるひと時でした。
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