★酢好きの鈴木さん一家
達人:鈴木優子(36才)
●家族構成 夫:眞人 長女:晴香(10才) 長男:大輔(7才)
次男:翔太(5才) 次女:智尋(5才)※次男と次女は双子
●大阪在住の達人、4人の子供の子育てにパートに毎日大忙しです。
♪冷蔵庫編
◎達人一家で冷蔵庫を開けることが出来るのは達人のみで、子供達は冷蔵庫をさわった事もありません。
喉が渇いたら、水道の水を飲むなど管理を徹底して電気代を節約しています。
◎物干し竿にビールを吊るして冬場は外を冷蔵庫にし、ビールを自然に冷やします。部屋に保存していた
ビールの温度は18.7度でしたが、外に出しておいたビールは9.8度と8.9度も温度が下がっていました。
♪料理編
◎柿の皮をお砂糖代わりに使っている達人。柿の皮を干して使用します。ほんのり甘味があり、柿独特の渋みはありません。
どうして柿の皮を干すことで渋みがぬけるのでしょう?
それは柿の渋みのもと「タンニン」の性質にあります。柿が渋いのは果肉に含まれるタンニン細胞の内容物が水に溶けやすい
ため、果肉を包丁で切ったり、口で噛んだときにタンニン細胞が砕けてその内容物が流れ出してくるためです。タンニンは干すことで封じ込めることが出来ます。これは干すことで渋みがなくなったわけではなく、水分が抜けて甘味が凝縮
されるからです。
☆柿の皮は風通しのいい所に干せばカリカリに仕上がります。
★ふろふき大根★
(1)大根の皮をむき適当な大きさに切ったら、昆布を敷いた鍋に入れる。
(2)みりん、酒、大さじ2、かつおぶしパック、水を入れる。
(3)柿の皮を入れる。
(4)柔らかくなるまで煮れば出来上がり!
○大根1本に対して柿1個分の皮を使用します。
☆おでんや、筑前煮などにもお砂糖代わりに使えます。
◎酢好きの達人は料理でだしをとった昆布も捨てずに酢漬けにして食べます。
★昆布の酢漬け★
(1)昆布を適当な大きさに切る。
(2)ビンに入れ甘酢を昆布が浸るまで入れる
(3)味が染み込んだら出来上がり
◎煮物にはお茶を入れて魚を骨まで柔らかく煮ます。
★イワシの煮物★
(1)イワシの頭、内臓を取って鍋に入れます。
(2)砂糖、酒、酢、みりんを各大さじ2入れ、梅干、水を入れます
(3)お茶をイワシの表面に、うっすらかけます
(4)煮すぎないように注意しながら煮て出来上がり!
☆お茶に含まれているカテキンには、魚を骨まで柔らかくし、生臭さを消す効果があります。また、魚の色を鮮やかに炊き上げます。
【補足】
達人のお宅には酢漬けのビンが常備されており、生姜、にんにく、ごぼう、らっきょう、昆布、酢大豆、しいたけなど
沢山の種類があり、食卓には必ず並びます。ご飯を炊くときにもお酢を入れるなどして、積極的にお酢を取り入れてます。
酢に含まれる酢酸分子(CH3COOH)には、この酸化酵素の働きを阻害する効能があるからです。このような理由から、
レンコンやゴボウを切った時には、いったん酢水に取るというステップを踏むことによって、見た目よし、苦みや渋みの
残らないおいしい料理を作ることが出来るのです。
なお、酢にはこれだけではなく以下のような様々な効能があります。
(1)カルシウム吸収(素材に含まれるカルシウムを引き出します)
(2)防腐・静菌効果
(3)食欲増進(酸味が摂食中枢に作用します)
(4)疲労回復(糖分と酢を同時に摂取するとグリコーゲンの再補充を促進します)
●「食べられるものは、とことん食べる」「お酢を食事作りに使う」からか、達人の血管年齢はなんと22才!
●達人は36才なので血管の若さに驚きです。風邪も引かず、1年間の医療費は6人家族で7000円!
●平成14年の1世帯あたり平均医療費が14万594円なので健康そのものが、まさに節約になっています。
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