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#661(2016.11.26 OA)

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これはイメージ通りかもな。
ハンバーガーはよく食べます!

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上川隆也さんをお迎えして
ラーメン店員がリアルにハマる!
本当においしいラーメン店ベスト10発表!!

ゲストに上川隆也さんをお迎えした11月最後のスマステーション。特集は、「麺類大好き!」という上川さんにぴったりの「ラーメン店員がリアルにハマる本当においしいラーメン店ベスト10!」をお送りしました。
関東圏のラーメン店70店舗303人のラーメン店員さんへのアンケート取材を元にした今回のランキング。ここでは、スタジオで上川さんが生試食してくれたメニューを振り返っておきます。埼玉・さいたま市の「百歩ラーメン 本店」は、創業16年、埼玉に7店舗を展開する人気店。一番人気のラーメンは、試行錯誤の末にたどり着いた豚骨スープが決め手の「百歩ラーメン」(680円)です。企業秘密の特別な下処理を施した豚骨を割らずにじっくり煮込んだスープに、背脂、鶏ガラなどを加え、煮込むこと実に12時間。多くのファンを虜にする豚骨スープが完成します。隠し味の塩ダレでコクを足し、そこに麺、チャーシュー、メンマをのせ、ネギや辛子高菜はお客さんが自由にトッピング。こうして、こだわりスープの豚骨ラーメンが完成します。もともと製麺所で麺を作っていた店主・石井さんが研究の末たどり着いたという絶品の一杯です。神奈川・湯河原町の「らぁ麺屋 飯田商店」は、創業6年、行列が絶えない超人気店です。1番人気のラーメンは、シンプルなのに一度食べたらやみつきになる鶏スープの「醤油らぁ麺」(850円)。スープ作りに全身全霊をかける店主の飯田さんは、夜の営業は行わず、昼だけの営業にし、仕込みに実に12時間をあてているそう。スープの素材は鶏と水のみ。キレイに処理した3種類のブランド鶏、名古屋コーチン、比内地鶏、山水地鶏を1羽まるごと鍋に入れ、さらにそのガラも加えたら火加減を、弱火、強火と、微妙に繰り返しながら炊いていきます。ここに独自に生醤油をブレンドしたタレを加えたスープに、国産小麦12種類を使用し、内モンゴル産・天然由来のかんすい、沖縄の塩「ぬちまーす」を加え、小麦が香り立つ、独特の柔らかさを持つ細麺を合わせます。チャーシューは、ブランド豚・さがみ豚を使用。オーブンで焼き上げたものと、塩でマリネし、低温調理でしっとりと仕上げた2種類です。全国からラーメンファンが訪れるこちらのお店、1日4時間しか空いていませんが行く価値アリです!東京・中野の「中華そば 青葉 中野本店」は、創業20年、関東圏に19店舗を展開する行列店です。一番人気のラーメンが、「特製中華そば」(900円)。九州ラーメンの濃厚なコクと東京ラーメンの和風だしをミックスさせ両方の良さを合わせ持ったWスープに、中華麺用の小麦にうどん用小麦を加えた中太ストレートの自家製麺を合わせます。その日の気温や湿度によって、ゆで時間を秒単位で調整し、柔らかめに茹で上げた麺がWスープによく絡む、絶品ラーメンです。「青葉さんは行ったことがあったので、もう一度行くとしたら…百歩ラーメンかな。お店の方のバックグラウンドにひかれてしまって…」とおっしゃっていた上川さん。美味しそうに食べるそのお姿もステキでした。
次回12月3日の放送は「『買ってよかった』の声で選んだ!大手3社『プチ・プライス雑貨』」をお送りします。ゲストは上戸彩さんです。お楽しみに!!

誰もが知っているあの大型チェーン店から、穴場のラーメン店まで。同業者だからこそ分かる本当に美味い店とは?スマステーションでは、独自のアンケートを実施。関東圏のラーメン店およそ70店舗303人の店員さんから回答を得ました。自分のお店やグループ店以外で、リアルに通っているお店をご紹介します!


SmaSTATION!!特別企画
ラーメン店店員がリアルにハマる
本当においしいラーメン店ベスト10!


第10位
千葉県市川市ほか
「こってりらーめん なりたけ 本八幡店」

創業20年、千葉を中心に5店舗を展開。背脂たっぷりのとんこつ醤油スープが特徴。午前11時から深夜3時までの営業で、多い日はグループ店全体で1日実に3000杯が出る超人気店。なかでも一番人気が背脂こってりの「しょうゆらーめん」(730円)。【リアルにハマるわけ!】それが背脂。この店に投票した人気店の店主が「上質な背脂を使わないと、あの味は出ないと思います」と分析するように、実際、使用するのは国産豚の背脂のなかでも筋が少なく脂身が多いものだけ。筋が少ないと雑味が出にくく、脂身本来の甘みを堪能できます。これを弱火で茹でること3時間。背脂が溶けてしまうギリギリまで茹で、とろける柔らかさにするのです。別鍋で煮込む鶏ガラ、豚骨、野菜でとったスープと仕上げは隠し味の醤油ダレ。そこにたっぷりとすくった背脂を豪快に注ぎます。お客さんに出す直前に茹でた背脂をミックスさせることで、背脂の甘みがこれでもかとスープに溶け出すのです。硬めに茹でた中太麺、チャーシューやもやしをトッピングすれば一番人気の背脂たっぷり醤油ラーメンが完成。背脂増量は無料。背脂好きには嬉しい限りです。ちなみに、5年前にフランス・パリにも出店。パリっ子たちの間でも大人気だそうです。




第10位
埼玉県さいたま市
「百歩ラーメン 本店」

創業16年、埼玉に7店舗を展開。長年の試行錯誤の末に生み出した豚骨スープが特徴。お昼時は常にほぼ満席の人気店。その一番人気のラーメンが、試行錯誤の末にたどり着いた豚骨スープが決め手の「百歩ラーメン」(680円)。【リアルにハマるわけ!】それは、豚骨がポイントのスープ。まずは、臭みをとる特別な下処理を施すのですが、その方法は企業秘密のため取材NG。この開発に最も時間を割いたというくらい大切な工程だといいます。臭みをなくした豚骨、普通は割って煮るのが定番。しかし、こちらでは割らずにじっくりと煮ていきます。こうすることでスープに余計な雑味が出ないといいます。そのほか、背脂、鶏ガラなどを加え、煮込むこと実に12時間。多くのファンを虜にする豚骨スープが完成します。隠し味の塩ダレでコクを足し、そこに麺、チャーシュー、メンマをのせ、ネギや辛子高菜はお客さんが自由にトッピング。こうして、こだわりスープの豚骨ラーメンが完成します。実は、スープが売りのラーメンができるまでには、店主・石井さんの過去も関係がありました。石井さんはもともと、製麺所で麺をつくっていたのです。自分がつくった麺を様々なラーメン店に納品。そんなある時、ラーメン店店主から「自分の店のスープに合わせた麺を作ってほしい」と依頼。スープに合う麺とは何なのか、それを知るにはスープを知らなければ…と、石井さんは様々な人気店のスープをとことん研究し尽くしました。麺をおろしていたおよそ280軒の店のスープはもちろん、1日に5〜6軒を食べ歩きデータを蓄積。そして、いつしか「自分でラーメン店を開こう」と思い至ります。こうして17年前にお店を開店。以来、魂のスープを作り続けているのです。もともと麺職人だったことから、もちろん麺にも強いこだわりが。中華麺に適した小麦だけでなく、うどんに適した小麦もブレンド。多めの水で柔らかく仕上げた中太ストレート麺を使っています。ちなみに、百歩ラーメンと同じスープを使って、しょうゆダレで仕上げる、「とんこつ正油ラーメン」も人気です!




第9位
茨城県つくば市
「らぁめん 喜乃壺(きのこ)」

アンケートでは、あっさり端麗系スープが大絶賛。その一番人気のラーメンが煮干しをふんだんに使った「煮干蕎麦」(750円)。しかし、残念ながら、個人経営のため非常に多忙で、どうしても取材は受けられないとのこと。ラーメン店店員が絶賛するあっさりスープを堪能したい方は、13時くらいが狙い目だそうなので、足を運んでみて下さい!




第7位
神奈川県湯河原町
「らぁ麺屋 飯田商店」

創業6年、神奈川県湯河原の住宅街で行列が絶えない超人気店。こだわり抜いた鶏スープが特徴。営業は午前11時から午後3時までの4時間のみで、その間、ほぼ満席状態が続きます。そんなお店の1番人気のラーメンが、シンプルなのに一度食べたらやみつきになる鶏スープの「醤油らぁ麺」(850円)。【リアルにハマるわけ!】それは、やはり鶏スープ。このスープ作りに全身全霊をかける店主の飯田さん。そのため夜の営業は行わず、昼だけの営業にし、仕込みに実に12時間をあてています。スープの素材は鶏と水のみ。その他の物は一切、使用しないといいます。キレイに処理した3種類のブランド鶏、名古屋コーチン、比内地鶏、山水地鶏を1羽まるごと鍋に入れ、さらにそのガラも加えたら火加減を、弱火、強火と、微妙に繰り返しながら炊いていきます。その間、6時間。
この独特の火加減こそがこのスープ作りの真髄。こうすることで、鶏本来の旨みを十分に引き出せるというのです。これに、独自に生醤油をブレンドしたタレを加えます。生醤油とは、火入れをせずに濾過のみを行った醤油のこと。こちらでは、兵庫、群馬、和歌山から取り寄せる、濃口醤油3種に淡口醤油、再仕込醤油、たまり醤油をミックスしています。そして、ここに加えられる麺も自家製。朝7時。客席奥の製麺室で、毎朝必ず麺作り。「はるゆたか」「春よ恋」「きたほなみ」「チクゴイズミ」「さぬきの夢」など、国産小麦12種類を使用しています。さらに、内モンゴル産・天然由来のかんすい、沖縄の塩「ぬちまーす」を加え、小麦が香り立つ、独特の柔らかさを持つ細麺に仕上げます。チャーシューは、ブランド豚・さがみ豚を使用。オーブンで焼き上げたものと、塩でマリネし、低温調理でしっとりと仕上げた2種類です。ここでギモンがわいてきます。これだけの人気店なら、湯河原から東京に進出した方がもっと儲かるのでは?しかし飯田さんは「違いますね。この場所に来てほしいんです。ここでずっとラーメンをつくり続けて、美味しいラーメンをずっと研究してやっていますので、ぜひ来てほしいです」と話します。全国からラーメンファンが訪れる、こちらのお店。1日4時間しか空いていませんが、行く価値アリです!




第7位
茨城県つくば市
「喜元門」

創業13年、茨城県つくば市に2店舗を展開。鯛でとった魚介系スープが特徴。午前11時から夜9時までの営業中、ほぼ満席。スープがなくなり次第終了の大人気店です。その一番人気のラーメンが、魚介系スープの王様、あっさりなのにコクが凄い限定の「鯛出汁らーめん」(850円)です。【リアルにハマるわけ!】それは、スープに使う鯛です。長崎をはじめ、特注で取り寄せる鯛の頭に焼き目を入れ鍋に投入。さらに、生の鯛頭も入れることで、あぶった鯛の香ばしさに、鯛本来の豊かな香りが加わります。こうして弱火で煮ること5時間、魚の王様・鯛の風味がこれでもかと詰まった贅沢なスープが完成します。隠し味は醤油に煮干しのダシを入れ、さらにいわしの魚醤をミックスしたもの。ここに先ほどの鯛の頭から取ったスープを注ぎ入れ、つゆによく絡む細麺とねぎを添えれば、鯛出汁ラーメンの完成!鯛の頭の入荷具合によって出せる数が変わる限定メニュー。このこだわりのスープを生み出した店長の大竹さん。スープ誕生の裏には、大竹さんのこんな過去が関係していました。実は大竹さんの実家は、お寿司屋さん。お寿司屋さんを継ぐべく、修業を続けるもしっくりこず、後を継がずに家を出ます。しかし、家を出たものの、職はありません。職探しをしていたある時、魚介スープのラーメンを食べ、「これだ!」と思い至ります。こうして、たどり着いたのが鯛の頭のスープだったのです。鯛出汁ラーメンには、あぶった鯛の身がのっている鯛飯もついていて、スープをかけて食べれば2度楽しめます。さらに、直火焼き、低温、ローストなど5種類の自家製チャーシューから1種類を選ぶことができるのもうれしいポイントです。




第6位
茨城県つくば市
「ラーメン いっとく つくば学園店」

アンケートでは、多くの店員さんが、その具材を絶賛!そんな「ラーメン いっとく つくば学園店」の一番人気のラーメンが、「バラ焼き豚ラーメン」(1,150円)。残念ながら、個人経営のためこれ以上お客さんが増えるとさばききれないと取材NGでした。ちなみに、こちらはファミリーでも来てほしいと、こども用ラーメンを200円で提供(小学生まで)。わざわざ行く価値アリですよ!




第4位
神奈川県宮前区
「丸源ラーメン 宮前平店」

アンケートで、肉とスープのうまさを絶賛されたのが、創業15年、全国に115店舗を展開の「丸源ラーメン」。全店舗合計1日4万食、多い店舗では1日1000人が来客する超人気ラーメンチェーンです。チェーン店とあなどれない、ラーメン店員も絶賛する旨さのラーメンがあります。その一番人気のラーメンが「熟成醤油ラーメン 肉そば」(702円)です。【リアルにハマるわけ!】豚しゃぶからヒントを得た、独自の肉そば!豚肉の脂身と赤身のバランスがちょうど良い部位を厳選し、それを豚しゃぶのようにスープにくぐらせることで、肉の旨みと脂身の甘みを余すところなく溶け出させます。スープは、香味野菜・サバ節・鶏ガラなどのミックスしたもの。最後に、ネギと共に加えるのが、柚子胡椒おろし。まさに、豚しゃぶとラーメンが一体となった新発想の肉そばです。ちなみに、こちらの宮前平店をはじめ、全店駐車場を完備しているので、車移動が多い方にも人気です。




第4位
東京都渋谷区
「らあめん花月嵐 青山キラー通り店」

創業24年で全国に250店舗。とんこつスープを引き立てる、特製の「返しスープ」に秘密があります。営業は午前11時から深夜2時まで。1番人気のラーメンだけでも、年間450万杯以上売れるメガ人気チェーンです。そんなお店の一番人気のラーメンが、「こってりなのに飲み干せる」という「嵐げんこつらあめん」(680円)です。豚骨を長時間煮込んだベースのスープと合わせるのは、旨さの決め手となる特製の「秘伝のタレ」。【リアルにハマるわけ!】実は、豚骨ラーメンの開発にあたり、創業者の北条さんは豚骨スープに合わせるタレに悩んでいました。数十種類の醤油や、ありとあらゆる調味料を取り寄せ、日々試行錯誤を繰り返しました。その結果、見つけたのが、意外にも近くにあったチャーシューの煮込みダレ。このタレに、ニンニクを潰したものを加えて、熟成させること2日間。ニンニクの程よい風味が溶け込みます。そこに甘みのある背脂をまぜ、「特製とんこつスープ」が完成!これが、嵐げんこつらあめんの特徴でもあるニンニクの風味を生み出しているのです。この秘伝のタレを見つけてから快進撃が始まりました。わずか3年で50店舗。創業から23年で現在の250店舗にまで急成長を遂げたのです。ちなみに、濃厚で深みのある「黄金の味噌ラーメン」(720円)も大人気です!




第3位
東京都中野区
「中華そば 青葉 中野本店」

創業20年。関東圏に19店舗を展開。魚介と豚骨のダブルスープが特徴の「中華そば 青葉」。店内は常にほぼ満席状態です。その一番人気のラーメンが、Wスープが絶妙のバランスを生み出す「特製中華そば」(900円)。【リアルにハマるわけ!】それは、九州ラーメンの濃厚なコクと東京ラーメンの和風だしをミックスさせ両方の良さを合わせ持ったWスープ。九州ラーメン風の動物系スープは、豚骨、鶏ガラにくわえ、豚足、もみじを全体の20%も使用して12時間煮出します。こうすることでゼラチン質が豊富にスープに溶け出すのです。東京ラーメン風の魚介系の風味は、豚骨スープのなかに、サバ節、カツオ節、煮干しを入れ、あっさり目に仕上げます。この濃淡ふたつのスープを組み合わせて、これ以上でもこれ以下でもない豚骨と魚介の絶妙なバランスを生み出しているのです。自家製の麺は中太ストレート麺。中華麺用小麦にうどん用小麦をあわせます。さらにその日の気温や湿度によって、ゆで時間を秒単位で調整し、柔らかめに茹で上げます。魚介系と動物系のWスープが絶妙の特製中華そば、柔らかい麺がスープによく絡みます。さらに、無料の自家製柚子唐辛子を頼めばスープに溶いて食べることで、ピリ辛柑橘系の味に変化します。




第2位
東京都渋谷区ほか
「天然とんこつラーメン専門店 一蘭 新宿中央東口店」

昭和35年創業。国内外に64店舗を展開するラーメンチェーン。細麺の豚骨ラーメン一本で勝負する有名店。24時間営業の店舗もあり、1日5500人以上が来店することも。店内は、ラーメンの味だけを集中して楽しんでもらうため、仕切りがあるカウンター席のみ(※店舗により異なります)。女性でも周りを気にせず食べられます。メニューは、とんこつラーメンの「天然とんこつラーメン(創業以来)」(890円)のみ(※店舗により異なります)。【リアルにハマるわけ!】1杯のラーメンを実に40人以上の専属職人がつくっているというのですが、一体、どういうことなのでしょうか?その秘密を取材したいところですが、56年間とんこつ1本でやってきたその作業工程は全て企業秘密。少しだけ教えていただいた話によると、麺部門、スープ部門、チャーシュー部門など部門別に分かれ、それぞれに専門の職人さんが日夜、研究に努めているのだとか。部門別に分かれているのは、レシピが外部に漏れないようにするためだそうです。唐辛子を中心に30種類の材料を調合した秘伝のたれを混ぜて食べれば、得も言われぬ味わいが口一杯に広がります!ちなみに、味の濃さやこってり度などを細かくオーダーできるのも人気の秘密です!




第1位
東京都板橋区ほか
「蒙古タンメン中本 本店」

ラーメン店の店員さんが選ぶランキングで、見事1位を獲得したのが、「蒙古タンメン中本 本店」です。昭和43年創業で関東圏を中心に18店舗を展開。午前10時から深夜2時の営業で、オープン前から行列もでき、店内は常に満席の人気店です。その一番人気のラーメンが、創業当時から変わらない1番人気の「蒙古タンメン」(800円)です。基本となるスープは、鶏ガラ、げんこつ、豚足など5時間煮込んでとったスープ。中華鍋で豚肉にキャベツやもやしなどの野菜を炒め、基本のスープをミックス。そしてここに、味の決め手となるため絶対に企業秘密という秘伝の味噌ダレを溶かしさらに煮込みます。さらに、別鍋で基本のスープ、秘伝の味噌ダレに数種類の唐辛子をブレンドした特製唐辛子をたっぷりと入れます。さらに、ここにあるものを入れるのです。【リアルにハマるわけ!】2代目の店主の白根さんがこれを初代から引き継ぐためこんな道のりがありました。それは20年以上前…実は白根さんはもともと、お店にラーメンを食べに来る常連客の一人でした。そんなある日、店に「閉店」の看板が。白根さんが理由を聞くと、初代店主は「そろそろ引退だ」と言います。すると白根さんは、「この辛旨ラーメンが食べられなくなると生きていけない。俺に作り方を教えてくれ」と、懇願。熱意に打たれた店主は、その後みっちり1年をかけてラーメン作りのすべてを伝授したのです。そこで教わったのが、辛みに旨味が加わるというある食材、豆腐でした。旨みのある餡のなかに唐辛子と豆腐を入れ、特製麻婆豆腐にすることでトロミが生まれ、独特の辛旨になるといいます。初代から引き継いだ蒙古タンメン、くせになる辛旨が絶大な支持を受け見事ナンバーワンに輝きました!


【ピックアップ】
ベスト10からはもれたものの、スープに対して高い評価が集まったラーメン店をご紹介!


第21位
「せたが屋 駒沢店」

「スープに新風を吹き込んだ革命店」と評されるのが、環七ラーメン激戦区で常に行列が絶えない創業17年の「せたが屋」(午後6時から深夜3時まで営業)。その一番人気が「せたが屋らーめん」です。ラーメン好きがこうじて、自宅でラーメン作りを始めたという店主。スープのダシに、当時としては珍しかった魚介を使用。ウルメと煮干し、カツオ出汁をつかい、豚骨・鶏ガラの動物系にまぜてみました。その美味しさに、これは店を出しても勝負できると、出店を決意。全く新しいスープは口コミで広がり、煮干し系ラーメン人気を確立させたのです。ちなみに、昼間は「ひるがお」という店舗名で、さっぱり濃厚な「塩ラーメン」(720円)を提供しているので、そちらもお試しを!











第15位
「無鉄砲 東京中野店」

超濃厚スープが絶賛された「無鉄砲」は、奈良県が発祥で関西では知られた人気店です。その一番人気が「とんこつラーメン」(780円)。特徴はもちろん、「これでもか!」というほど超濃厚なスープ。いったいどのようにして、この濃さを生み出しているのでしょうか。こちらの自慢である、創業以来18年継ぎ足しているスープで良質な豚骨を煮ていきます。煮詰まってきた時、普通は水を足して薄めるのですが、こちらでは別鍋で作ったちょっと薄めの豚骨スープを入れて濃度を調整するのです。こうすることで超濃厚のスープが完成するのです!こってり好きにはたまらない一品です!




第13位
「ラーメン山岡家 さいたま宮前店」

豚骨エキス染み出すスープが大絶賛されたのは、全国146店舗を展開する「ラーメンチェーン 山岡家」。その一番人気のラーメンが、豚骨ベースの「醤油ネギラーメン」(740円)です。旨さの秘密は、時間をかけて作られる豚骨スープ。日によって寸胴(鍋)を変え、実に4日間、煮込み続けるのです。
日が経つにつれ豚骨のエキスが染み出しスープが白濁していくのが分かります。このスープを醤油の返しにあわせ、特注の中太麺、特製ゴマダレであえた白髪ねぎなどをたっぷり乗せて完成です。




第12位
「すごい煮干しラーメン凪 ゴールデン街店本館」

煮干しでとった濃厚スープが高評価だったのは、東京は新宿ゴールデン街にある「ラーメン凪」。小さめの店内に、お客さんがギューギューに入っている人気店。その一番人気が「煮干ラーメン」(820円)です。寸胴に沸かした豚骨・鶏ガラなどからとったスープに選び抜いた国産の煮干しを、実に段ボール箱2箱分投入!これを背脂とともに数時間煮込むとスープに溶け出した煮干しエキスが強烈な旨みを放つ絶品になるのです。こちらは、ゴールデン街本館のほかにも10店舗あります。


オレはどこで何を食べるんだろう?

我慢しきれなくなってスマステを見た後にラーメンを食べに行った、なんて方もいるのでは?と思うくらい、美味しそうだった今回の特集。しかし、「普段の食事はほとんど仕事」なんておっしゃっていたこともある香取編集長は、実はラーメンを食べていないようで…。というわけで、今週の格言です。「何を食べてるんだろう?ラーメン屋さん、あんまり行ってないし、お蕎麦屋さんもあんまり行ってないんですよ。でも、麺は好きなんですよ。そうか、いまひらめいた。イタリアンが多いかもしれないですね。麺と言っても、パスタをよく食べている感じがします。パスタもラーメンも蕎麦もひとくくりで『麺好きなんだよ』って言ってても、ラーメンや蕎麦は本当に思い当たらないんですけど、イタリアンはよく行きますね。いま気づくっていう(笑)。仕事でいろんなところで食べている、っていう感覚があるからなのか…。最近、『お蕎麦屋さん、行きたいな』って思ったんですけど、今日の特集を見て、ラーメン屋さん行きたいなって思いました。これは行きますね」。


上川隆也さん
香取さんにはありがたいな、と
思うと同時に心を打たれています。

4度目となるスマステーションはいかがでしたか?

さすがに4回目ともなりますと、常連ではないにしても、お店の方とも顔なじみになって、友だちを連れても行きたくなるような、お店と客の関係といいますか。なので、香取さんにも久しぶりにお会いしたにもかかわらず、垣根なくお話しさせていただきましたし、番組もとても楽しかったです。

特集は、ラーメン店の店員さんがハマっているラーメン店特集でした。

同業者の方が感心するのは、味もそうなんでしょうけど、そこからうかがい知れる手間暇、労力、情熱といった、表にはあまり出てこないところを読み図った部分があるのかな、と思いました。実際、いろいろな試行錯誤や手練手管を尽くしているのが分かって、本当に奥が深いものですよね。材料もありとあらゆるものが出てきますから、ラーメンの頂上の高さも分かったと同時に、すそ野の広さもすごくあるんだろうと思わされた時間でした。

ラーメン作りをされる方々のラーメンにかける思いやこだわりにも驚かされました。

「蒙古タンメン中本」の継承物語といいますか、映画やドラマにでもなりそうなエピソードだと思いました。ほかにも人の心を打つお話がいくつもありそうなところも、同業者の胸を打つんでしょうね。

実際に3種類のラーメンを試食されていかがでしたか?

麺類が好きなのはもちろんなんですが、本当に美味いんだな、と純粋に感動しました(笑)。最後にお店で食べたのは、2、3ヵ月前だと思いますが、また足を運んでみようかな、と思うほど驚きがありました。みなさんが並んでも食べたいと思うほど、一品料理としても価値があるものなんだな、と思いました。

上川さんが試食される隣で、試食できない香取さんは「もう無理!」と辛そうでした。

申し訳なかったですが、そうやってコミュニケーションが取れたのも4回目だからというのはあると思います。とても楽しく一緒に番組を過ごさせていただきました。

本番前などに何かお話しはされましたか?

オープニングでも話されていましたが、ザキヤマ(山崎弘也)さんが毎回会うたびにラーメンの話をしているというエピソードを聞かせてくださいました。そういう話をしたところで本番になって「じゃあ、行きますか」という感じだったんですよ。毎回思うんですけど、香取さんは、生放送で身構えているゲストの心をお仕着せがましくなくほどいていってくださるんです。毎回、ありがたいなと思うと同時に心を打たれています。

最後になりますが、シリーズ3作目となります主演ドラマ「検事の本懐」の見どころを改めてお願いできますか?

これまで、柚月裕子さんがお書きになった原作の物語をしっかりとふまえてドラマ作りをしてきました。なので、原作をきちんと背骨にして演じることができたので、佐方というどこかとっつきにくくて、主張に対してとてもストレートな男を迷うことなく演じることができた。これまで、1作目が一番現代に近くて、2作目、今回の3作目は過去にさかのぼるような変則的なつくりをしているんですが、演じる僕としては、佐方の人となりに迷うことなくアプローチすることができました。1作目からお届けしていた佐方の頑固一徹なところの由来が、今回の物語でひも解かれるような形を取っていますので、ここまで楽しんでくださったみなさんには「なるほど」とどこかで膝を打っていただけるような展開にもなっていますし、今回初めてご覧になるみなさんには、何らかの形で「1作目も見たいな」と思っていただけると思っていますし、そうであったらうれしいな、と思っています。

上川隆也さん主演
ドラマスペシャル「検事の本懐」
12月3日(土)夜9時から


プロが選ぶ1位のラーメン、食べてみたい!

店員さんが実際にハマっているラーメンランキングということで、本当に美味しそうでした。学生の頃、背脂こってりラーメンをよく食べていたのが懐かしいです(笑)。今はあっさり系が多いですけど、寒い時期になると温かいラーメンが食べたくなりますよね。今食べたいのは、湯河原の飯田商店さんの「醤油らぁ麺」かしら。鶏と水だけで取ったというスープ、美味しそうでした。しかも、遠方から食べに来る方もいらっしゃるほどなんですから、絶対に間違いないですよね。それと、鯛の頭からダシを取っているつくば市の喜元門さんの「鯛出汁ラーメン」は、鯛の身が乗ったごはんも付いているのがたまらないと思いました(笑)。1位は蒙古タンメン中本さん。タンメンだから野菜もいっぱいですし、お豆腐も入っているのがヘルシーでいい。スープには唐辛子がたくさん入っていましたけど、みなさんおっしゃるように、辛さのなかにコクや旨さがあるんでしょうね。プロが選ぶ1位だから、ぜひ食べてみたいです。それにしても、ラーメンはスープひとつでも、魚介系、豚骨系、Wスープと、いろいろあって奥深いものだとしみじみ思いました。ゲストの上川隆也さんは、さすが食バラエティ番組をやられていたこともあって、食のボキャブラリーも豊富で食レポも完璧でしたね。俳優さんながらバラエティということを分かって盛り上げてくださったので、こちらも楽しくいられました。今回4回目でしたが、またいらしていただきたいです。そんなスマステ、これからも、いつもと変わらない感じで、ずっと香取さんとご一緒させていただけたらうれしいです。毎回、毎回積み上げていくように、新鮮な気持ちで続けられたらいいと、心から思っています。

上川隆也さんの完璧な試食と食レポのおかげで、試食の3品がとにかく美味そうでした!

◆本当においしいラーメンランキング…スゴかったですね。いやぁ、美味そうだったなぁ。上川隆也さんの完璧な試食と食レポのおかげで、とにかく試食の3品がとにかく美味そうでしたね。あの3つと、第1位の蒙古タンメン中本と、2位の一蘭は名前も聞いたことがあるんで、これはもう…行きますね(笑)

◆実は、ラーメンをほとんど食べに行ってない、っていうことに気づきました。自分はラーメンが好き、っていう感じがしてたんですけど、ほとんど行ってないです。じゃあ、どこでラーメンを食べているのか。いや、普段、ボクは何を食べてるんだろう?って(笑)

◆何であんまり行ってないのかなぁ。でも、この何年かは、自分の人生の中でラーメンの話を一番している時期ではあるんです。ザキヤマがね(笑)。他の番組で一緒のザキヤマが、もうホントにラーメン好きで…。番組の収録で会った日で、いままでラーメンの話を彼がしなかった日はないと思うんですよ。しかも向こうはロケなんで、ロケしているときにどこかのラーメン店が目につくと、「あのラーメンは…」「あそこの支店で…」とか言い始めて。「もう、うるせえよ!」とか言いながらも、ちょっと面白くて、「どこが美味いの?」なんて話もしているから、きっとそこで、一蘭とか蒙古タンメン中本の名前は聞いてるんだと思います

◆ボクは、もともとは背脂ギトギトとかが好きだったころもあったと思うんですけど、そこから、今日の3つの試食が気になって美味しそうだと思うように、とんこつでもちょっとシンプルで静かなとんこつとか…。湯河原のお店も美味そうでしたよね。飯田商店ですか。こう、シンプルだけど深みあるところが欲しくなってるんですかね。でも、それを超えるくらいに、いまは蒙古タンメンが気になってます(笑)。