練馬区在住の主婦・藤崎さんは、近所の公園で、自分の子供と友人2人と一緒に、これから何かを始めようとしています。それが写真の撮影。藤崎さんは昔からの趣味のカメラをいかして、撮影した写真を売ることで副収入を得ています。例えば、藤崎さんの子供を保育士の格好をした友人に抱っこしてもらっている写真は、ある保育士の求人サイトに1枚540円で売れました。そんな写真を売る人・買う人の仲介をしているサイトがこちらの「PIXTA」。例えば、パンフレットやホームページに使用するイメージショットは、著作権などの関係で誰かの写真を勝手に使うことはできません。そこで、通常は自分で撮影したものを使うか、プロに依頼して撮影したものを使わなければならず、手間も費用もかさみがちに。そんな写真素材が簡単に探せるように集められたサイトが「PIXTA」なのです。ここには一般の人でも撮った写真をアップし、販売することができるのです（※販売には審査があります）。一般の方が撮影した写真が都内のフィットネスジムの店舗の看板として採用されたり、海外旅行のパンフレットに使われたりすることも。稼ぎやすい理由、それはカメラさえあれば、誰でもすぐに始められること。本格的なものから簡単なデジカメでもＯＫ！　人気が高いのは、笑顔の家族写真。企業のイメージアップ画像などに採用されることが多いといいます。また、その時々のニュースに関連したものも人気があります。例えば、富士山の世界文化遺産登録がニュースになった時は、富士山の写真がよく売れたといいます。PIXTAを利用している藤崎さんの場合、売り上げの45％が報酬になるそうで（※報酬割合は、登録状況・販売実績等に応じて22％〜58％の間で変動します）、ある月の場合、1万5,000円の収入になりました。ちなみに写真の値段は、サイズによって540円から5,400円の間で自動決定（【値段】Sサイズ：540円／Mサイズ：1,620円／Lサイズ：3,240円／XLサイズ：5,400円）。値付けで悩む心配がないのも嬉しいポイントです。

自宅の一室で何やら細かい手作業をしている中野区在住の主婦・奥平さん。どうやって副収入を得ているのでしょうか？　気になる1日を見てみると…。朝9時頃、旦那さんを送り出し食器洗いや部屋の掃除など、一通りの家事を済ませます。次に行うのは、注文のメールチェック。1日に20件から30件は注文が入るといいます。そして午前10時、細かい部品で何やら作り始めました。金属の枠に何かを流し込み、金具を取り付け、出来上がったのはピアスのよう。そう、奥平さんは手作りアクセサリーで副収入を得ているのです。そんな奥平さんが利用しているのがマーケットアプリ「minne」。こちらは、アクセサリーはもちろん、生活雑貨や、家具、洋服まで、自分オリジナルの手作り製品を何でも売り買いできるアプリ（※出品には審査があります）。奥平さんはここに、手作りアクセサリーを出品。minneにアクセスした利用者がそれを見て、気に入った商品があればminneを通して購入する、という仕組み。先ほど奥平さんが作っていたピアス「クラッシュシェル×コットンパール ピアス」は、奥平さんが手がけるブランド「Ju’s drawer」の中でも一番人気の商品。1セット990円で販売され、これまでの売上は実に3,000セット以上。奥平さんは、minneの中でも数多くのファンがいる超売れっ子なのです。別のかわいらしいピアス「コットンパールR モード ピアス」（980円）は、これまでに1,000セットが売れています。完成したピアスは自ら丁寧に包装・箱詰めし、注文分の数を詰め終わったら、夕飯の買い出しに合わせて、郵便局に発送に出かけます。帰宅後は夕飯の準備など、また主婦仕事に戻るのです。そんな奥平さんはminneでどのくらいの副収入を得ているのでしょうか？　1ヵ月の売り上げから材料費やminneへの手数料（10.8％）を引いて得られるのは、およそ30万円だといいます。

さらに、minneで売れっ子の主婦をもう1組紹介！　葛飾区在住の主婦、早川さんと山本さん。おふたりは、minneで「H&J Gallery」というブランドでハンドメイド作品を販売している双子の主婦。近所に住んでいることから、毎日早川さんの家に集合し作品作りに励んでいます。作っているのは「小さな小さなちーさな植木鉢の置物」。四角い木材に何やら色を付けていき、真ん中をドリルでくり抜きます。そして、そこにコケと、小さくバラしたアートフラワーを入れていけば完成です！　こちらの「小さな植木鉢（5点セット）」（1,800円）は、これまでに2,800セットが売れたといいます。このほか、フォトフレームを分解して作った アクセサリーの収納棚「2wayアクセサリー収納棚（A5サイズ）」（1,500円）も人気で、これまでに3,000個が売れました。ちなみにおふたりが得ている副収入は、minneへの手数料（10.8％）や材料費・諸経費などを引いて1ヵ月30万円ほど。物作りが好きな人やセンスに自信のある方は、ぜひ挑戦してみては？

都内の会社に勤める30歳の牧田さんは、あるサービスの利用者の方。待ち合わせの場所で待っていると、そこへ中年の男性が現れました。この男性は、“おじさんをレンタル”するサービス「おっさんレンタル」からやってきた登録名「射手座右利き」さん47歳。数年前に会社を辞めて、今はフリーで広告のコンサルタントとして働いています。そんなおじさんをレンタルした牧田さんは、間もなく会社を辞める予定。今後の人生について誰かに相談がしたくて、今回おっさんレンタルを利用したといいます。それにしても、レンタルされるおじさんたちはどうやって副収入を得ているのでしょうか？　あいさつを済ませたふたりは、早速、居酒屋の個室へ。そこで牧田さんは、会社を辞める予定で何か良いアドバイスがもらえるかと思い、レンタルしたと明かします。その後も堰を切ったように、自分の将来について話し始める牧田さん。おじさんはニコニコと聞き役に徹していましたが、終盤、人生の先輩としてアドバイスを。すると牧田さんから、「なるほど！　ちょっとそっちの方向で頑張ってみたいと思います」と前向きな返答が。そこで本日のレンタルは終了。レンタル料金は1時間1,000円。今回は当初の予定をオーバーして2時間のレンタルになり、料金は2,000円となりました。ちなみにレンタルに伴う交通費や飲食代は、すべて利用者である牧田さん持ち。このおっさんレンタル、35歳以上の自称おっさんなら、面接に合格すれば 誰でも登録可能。おっさんレンタル代表の西本貴信さんによれば「女性の方にヒアリングしたら、会社の上司以外で年上の方と話す機会がないから、そういう方からいろいろ人生経験とかそういうのを聞きたい」という要望が多いサービスだといいます。基本、喫茶店や居酒屋での話し相手としての利用が多いのですが、ほかにも「一緒に行列に並んでその間の話し相手になってほしい」「一緒にライブやコンサートに行ってほしい」というような要望もあるのだとか。こちらのレンタル、登録者はレンタルごとの手数料は取られませんが、毎月1万円の登録料が必要（別途1万円の入会料がかかります）。射手座右利きさんが得られた1ヵ月の副収入は、登録料の1万円を引いて5,000円でした。

世田谷区にある一軒家に暮らすフリー作家の中沢彰吾さんは、自宅のあるスペースを利用して副収入を得ているといいます。そのスペースとは駐車場です。実は中沢さん、自宅の使っていない駐車場を貸して副収入を得ているのです。稼ぎやすい理由は、何と言っても簡単に登録できること。登録はスマホ1つでOK。氏名や住所などを入力し、自宅の駐車場の写真を撮影したら登録完了！　あとは貸し出せる日程を設定するだけです(※貸し出し可能になるまでに審査があります)。料金設定は自分ででき、中沢さんの場合は1日1,000円に設定。これだけでもうOKで、あとは利用者がakippaのサイトを見て、駐車しに来るのです。こちらのサービスは、利用者側にとっても便利なシステムが。それは、事前予約できること！　当日、コインパーキングを探して右往左往する心配がないのです。それでは、中沢さんは一体どれくらい副収入を得ているのでしょうか？　駐車場の利用者がakippaに支払った料金から手数料40％(※手数料は税別料金にかかります)が引かれた、1ヵ月あたりのおおよその金額は1万6,000円ほど。10年前にサラリーマンを辞め、現在還暦という中沢さんは、この収入を食費の足しにしているといいます。ちなみに、このサービス、例えば夫が車を使っている時間帯の「平日朝9時〜夕方5時の間だけ空いている駐車場を貸す」なんて使い方もOK！　空いている駐車スペースがある方、副収入のチャンスかもしれません。

「ストリートアカデミー」は、自分の持っている特技やスキルを教える、教室の開校を手助けしてくれるサイト。本来ならとても面倒な場所決めや、集客などもサポートしてくれます。そんなストリートアカデミーで人気の、ある教室に密着してみました！　講師は、ファッションフォトグラファーの橘田龍馬さん。教室を覗くと女性ばかり。橘田さんが教えているのは写真の撮り方ではなく、写真の撮られ方！　プロのカメラマンが写真写りがよくなる「写真の撮られ方」を教えてくれるのです。授業を覗いてみると、橘田さんから体の角度の付け方をアドバイス。左右対称にせず、カメラを見たら斜め45度にするのがポイントで、そうすればお尻のラインも胸のラインもきれいに出ると教えます。そして、次は自然な笑顔の作り方。優しい顔、幸せそうな顔を作るには食べ物を想像すること、とアドバイス。その後、橘田さんが実際にカメラを構えて生徒を撮る撮影会へ。生徒のみなさんは、今までどうしていいのか分からなかった自然な笑顔やポーズができるようになった、と大満足の様子。橘田さんが撮ってくれた写真のデータももらえます。こちらのストリートアカデミー、自分がどんな教室を開くかは もちろん自由(※掲載にあたっては審査があります)。ほかにも現在、アクションエンターテイナーとして活動する田代惇人さんが教える「平日夜にバク転を跳ぼう！」教室(平日2時間2,500円)や、外食産業で定年まで包丁の研ぎ方研修に携わっていた豊住久さんが教える「砥石を使った簡単家庭包丁研ぎ研修」(平日2時間2,500円、土・休日：2時間3,000円)など、それぞれの特技や技能をいかしたおよそ6,000件もの教室が集まっています。なかでも大人気の講師・橘田さんは「写真の撮られ方」教室でどれくらいの副収入を得ているのでしょうか？　1コマ2時間4,400円、そこからストリートアカデミーへの手数料5％を引いた1ヵ月の金額は、およそ60万円！　人に教えることができるスキルや知識を持っている方、結構、稼げるかもしれません。

「TimeTicket」は、自分の特技を30分単位のチケットとして売りに出せる副収入サイト。ここでスマステスタッフが、気になったあるチケットを購入してみました！　待ち合わせのカフェにやってきたのは、27歳の会社員の葛谷葵さんです。葛谷さんが販売しているチケットは「お名前のお手本を筆ペンで書きます。書き方のポイントも指導！」というもの。60分で見違える字になれるといいます。普段は、都内のコンサルティング会社で働いている葛谷さんですが、休日には小学校から習っている書道をいかしてTimeTicketで副収入を得ているそうです。スタッフと会った葛谷さんは、まず、スタッフが自分で書いた名前を確認。その後、書道歴18年の葛谷さんが書いてきてくれた文字を披露。その美しさにスタッフも「上手い！」と驚いた様子。そこから「縦を太くすることによって力強く見える」といった書き方のコツを教わること60分…。スタッフが書いた名前は見違えるほど上手くなりました。そんな葛谷さんがTimeTicketで得ている副収入は、1時間2,000円のチケット代から、30％の手数料を引き、さらにその金額の10％を教育団体やボランティア団体等へ寄付金(※寄付金は、10％〜100％の間で設定が必要)として引くと…1時間で得られる金額は1,260円です。ほかにも、世界70ヵ国を旅した女性が教える「あなたにぴったりの旅行先を提案します」といったもの、主婦がレシピ付きで提案してくれる「平日一週間の夕飯のメニューを提案します！」など様々なチケットが販売中。
売り出すチケットは、自分の特技をいかしていれば何でもOKです(※公序良俗に反するチケットや購入者が迷惑、危険に感じる可能性があるチケットは不可)。登録は、時間と料金・チケットの内容を決めて「発行」を押すだけと簡単です。

杉並区在住の主婦・宇野さんは、スーパーでの買い物を終えた後、スマホで何かの撮影を始めました。何を撮影しているかといえば、それはレシート。これが、稼げるポイントなのです。「レシポ！」のサイトには、その日ごとに20〜30種類の商品が掲載されていて、その中のひとつでも買えば、ポイントがもらえるという仕組み。近くのスーパー(※コンビニやネットスーパーでも可。購入先チェーンが指定されている商品もあります)で購入したのち、お店の名前や電話番号、買った日付や商品の品名、値段がきちんと記載されたレシート写真を送るだけでOK！　商品ごとに設定されたポイントがゲットできるのです(※応募数に限りがある商品もあります)。この日、宇野さんが買い物をした物の内、レシポ！のポイントが付くのは4点。全ての野菜に適応される「野菜ならなんでも」が10ポイント、卵が10ポイント、ひき肉とハンバーグソースがセットで100ポイント、オリーブオイルが60ポイントとなり、1ポイントは1円で換算されます。宇野さんは、およそ1,500円の買い物で、180円分のポイントを獲得することができました。このレシポ！一体なぜレシートを送るだけでポイントがもらえるのでしょうか？　実は、こちらのサイトでは、その時に企業が売りたい商品をサイトに掲載することで、企業からの広告費を得ているのです。さらに、商品を買った全国の主婦から送られてきた膨大な数のレシートに記載されている、購入した場所や時間帯、何を一緒に買ったのか、いくらで売られているのか、といった情報が、貴重なマーケティング資料として企業に重宝されているのです。そうして得た収入でレシポ！はQUOカードやAmazonの商品券等として1ポイントあたり1円換算でポイントを還元してくれているのです。ちなみに宇野さんは、このレシポ！でどのくらいポイントを得ているのでしょうか？
一番多くゲットした月のポイント数は「5,000円分以上だった」といいます。

新宿区在住の主婦・木村さん。夕飯を作っているようですが、まだ完成していない料理を撮影し始めました。木村さんがこの日作っていたのが、「大名筍とスナップエンドウの炊き込みご飯」。手際よく調理を進めていき、各工程の写真を撮って完成！　すると、木村さんはパソコンに向かい、何やら先ほどの調理工程を入力しています。そう、レシピを投稿することでポイントをゲットしているのです。こちらの「楽天レシピ」は、写真とレシピを投稿し掲載されると、楽天市場等で1円相当として使えるポイントを1レシピ毎に50ポイントゲット出来るのです(※ポイントの有効期限は取得後6ヵ月間)。レシピの入力も、決められたひな形に文章と写真を入れるだけなので、超簡単。楽天レシピマーケティング担当の川上真生子さんによると「サイトに訪れてくれる人の数が増えることによって、そこに色々なクライアントさん食品メーカーさんの広告を載せさせていただき、広告モデルという形で運営させていただいております」とのこと。どんなレシピでも掲載されるのでしょうか？「一品一品、投稿されたレシピが掲載される前の段階で、専門のチームが24時間体制で審査をしています」(川上さん)。簡単過ぎるもの、他のレシピサイトから流用しているようなものといった手を抜いているレシピは承認されません。しかし、一度レシピが承認され掲載されれば、そのレシピを見て料理を作った他のユーザーから、「つくったよ！」とレポートをもらう毎に、さらに10ポイントずつゲット！　人気レシピになると、ずっとポイントが入り続けるという仕組みになっています。それでは木村さんは、この楽天レシピでどれぐらいポイントを得ているのでしょうか？　これまでの5年間で作ったレシピ数は1,000以上！　一番多くレシピを投稿した月にゲットしたポイント数は2万ポイント！　自宅で使っている土鍋やハンモックも、みんなポイントで購入したといいます。

「TimeTicket」でオペラのアリアを習いたい。

私の母もよく言っていましたが、普段、なかなか評価されない主婦の仕事が、ああやってレシピを投稿したりすることで評価されるというのは、やりがいが感じられるでしょうし、その上副収入を得られるというお得感もあって素晴らしいな、と思いました。それと、時代もあるでしょうけど、初めての人に会ってサービスを受けることに抵抗感が少なくなっていることがちょっと驚きでした。でもそうやって、お互いに特技をシェアするのが一般的になってきたのでしょうね。利用者として使うなら、30分から利用できる「TimeTicket」でオペラのアリアを教えていただきたいな、と思います。常々習いたいと考えてはいるんですが、定期的に教室に通うのはハードルが高かったりしますので。まずは、１回お試しをしてみるにはいいのかな、という気がしました。ゲストの阿部サダヲさん、今日お会いできてとても嬉しかったです。そして主演映画「殿、利息でござる！」が本当に素晴らしいんです！　今年見た中でダントツの１位です。実話なんですが、こんなに無私の心にあふれた素晴らしい日本人がいたのか、と感動して泣ける映画なんです。阿部さんを始め、瑛太さん、妻夫木聡さん、竹内結子さん、松田龍平さん、草笛光子さん、山崎努さんといった超豪華キャストみなさんのお芝居も本当に圧巻で。それから、仙台藩の藩主を演じられるのが、羽生結弦さんなんですが、羽生さんもいい意味で浮世離れしていてとってもお上手で。日本人の美徳が詰まっている作品で、全日本人にオススメしたい映画です。ぜひ映画館でご覧ください！