大韓航空の当時副社長・趙顕娥（チョヒョナ）被告が、客室乗務員のナッツの出し方に激怒。土下座させた上、離陸直前の飛行機を引き返させたという事件の初公判がありました（※判決は2審まで争われ、懲役10ヵ月、執行猶予2年の有罪判決）。
＜その後は？＞
12月、今度は、土下座させられたという客室乗務員との民事裁判に関する口頭弁論が行われました。韓国では財閥に便宜をはかりかねないと考え、韓国ではなくアメリカで裁判を起こしています。

今年2月、多くの中国人観光客が旧正月休みで日本各地を訪れ、大量の買い物をする現象が話題となり「爆買い」と呼ばれるように。爆買いは、今年の流行語大賞にも選ばれました。
＜その後は？＞
来年の旧正月休みは2月7日〜13日。日本中でまた爆買いが見られること間違いありません！

3月14日、北陸新幹線が開業し、東京―金沢間が最短2時間28分で結ばれました。開業後、金沢への観光客がおよそ3倍に増加しました。
＜その後は？＞
北陸各地に数々の大行列が誕生しています。特に人気の3つのお店をご紹介します。最初のお店があるのは、金沢の台所・近江町市場！そこに行列を発見。その先にあった絶品グルメが、「井ノ弥」の「ちらし近江町（特盛）」（1,900円税込）です。丼に乗るのは、実に17種類もの北陸の海の幸。あふれんばかりの超贅沢丼となっています。次のお店があるのは、金沢駅構内の金沢百番街「あんと」。そこに行列がありました。その先にあった絶品グルメが、「季節料理 おでん 黒百合」の「金沢おでん」（100円〜）です。その特徴はバイ貝などの貝類や、車麩などの珍しいタネ。昆布や煮干しベースの薄味のつゆがたっぷり染みたバイ貝は、体が温まる、まさに北陸の味です。最後の行列店は、こちらも北陸新幹線が停車する富山駅。その改札を出てすぐの「きときと市場 とやマルシェ」で行列を発見。その先にある絶品グルメが、「白えび亭」の「白えび天丼」（1,260円）です。白エビがまとまった量が獲れるは富山湾だけ！白エビの繊細な味を味わえるように、衣を極限まで薄くした天ぷらは、わざわざ来て食べる価値のある逸品です。現在、金沢、富山では観光列車も誕生し、そちらも大人気。北陸観光はますます盛り上がりを見せています！

国際化が進む羽田空港に押されている印象のある成田空港ですが、今年4月の第3旅客ターミナルの誕生をきっかけに航空機発着回数、航空旅客数ともに2015年度上半期、成田空港開港史上最高を記録しているのです。格安なチケットで飛行機に乗れるローコストキャリア（LCC）向けのターミナルとしてオープンしたのですが、なぜそこまで利用者が増えているのでしょうか。例えば、日本の地方から海外へ行く場合、これまでは、まず、羽田空港へ行き、そこからバスや電車で成田へ行き、そして海外に出発していましたが、第3ターミナルが完成して、日本の各地方空港と成田空港が直接結ばれたことで、より気軽に海外旅行に行きやすくなり、成田空港の利用者がさらに増えたのです。もちろん海外からやってくる外国人観光客も、成田から日本各地へ行きやすくなり、東京以外に飛行機で足を延ばすことが増えたといいます。そんな乗り継ぎをする人のために成田空港に誕生したのが、カプセルホテル「ナインアワーズ成田空港」。料金が1時間刻みで設定されているため、非常に使いやすいと評判です（料金：仮眠1,500円〜＜1時間以上の利用は1時間毎に＋500円＞、宿泊4,900円〜、土曜日のみ＋1,000円、※シャワー 1,000円＜1時間以内の利用＞）。
＜その後は？＞
今週木曜日には第2ターミナルにゲートを増設。より多くの航空機が運用可能となり、ますます便利になりそうです！

5月9日、善光寺で7年に1度行われる貴重な行事・御開帳の法要中に、ドローン（無人小型飛行機）が落下し大きなニュースとなりました。4月に首相官邸屋上にドローンが落下しているのが発見されたのをきっかけに、今年は数々のドローンにまつわるニュースが報じられました。
＜その後は？＞
実はこのドローン、私たちの未来を変えるかもしれない数々の可能性を秘めているのです。例えば、小型アクションカメラを搭載して、花火の中から映像を撮影することが可能になったり、また、オンライン通販でお馴染みのアマゾンではドローンを使った配送を計画。注文した商品が積み込まれると、コンピューター制御によってドローンが自動で飛行！そして、注文主が庭に置いた目印を目標に着陸。基地局を各地に作り、注文から配送までをわずか30分で完了させてしまうというのです。実用化に向けて現在、試験を重ねている段階だそうです。さらに、建設機械メーカーのコマツでは、ドローンを使って工事現場を測量。高精度に測量した地形を3Dデータ化し、スピーディーに工事を進めることが出来るようになるといいます。
警備サービス大手のセコムでは、不審人物を発見するとドローンが自動で起動。カメラで不審人物を撮影し、警備員が急行するというシステムなのです。そして、12月15日には政府が規制を緩める国家戦略特区に千葉市などを指定。ドローンを使った宅配ができるようにすると発表したアマゾンが参入する方針で、3年以内の事業化を目指すそうです。

6月17日、公職選挙法が改正され選挙権が18歳以上に引き下げられました。つまり、国政選挙などで投票できる年齢が「18歳以上」からとなったのです。
＜その後は？＞
全国的には来年の7月頃に予定されている参議院選挙から、18歳と19歳の人も参加することになります。

◆7月5日、官営八幡製鐵所、韮山反射炉など合計23施設の「明治日本の産業革命遺産」が、新たに世界文化遺産に登録されることが決定しました。中でも大きな話題となったのが、長崎県にある、通称・軍艦島。1891年から石炭採掘で栄え、最大5000人以上の人々が暮らしていた島で、日本の産業革命を支えた象徴として今回の世界遺産への登録となったのです。
＜その後は？＞
この軍艦島に上陸することが出来るツアー参加者が世界文化遺産登録前の3倍以上という人気ぶり！早速スマステスタッフもツアーに参加してきました（※「軍艦島上陸・周遊ツアー」平日／大人：3,900円、中高生3,200円、小学生1,850円、未就学800円、土日・祝／大人＋300円、その他＋200円。※乗船料と入場料込みの料金。※来年4月以降は料金が変更になります）。一行を乗せた船は、ガイドの方の詳しい解説付きで軍艦島へと進んでいきます。船が進むこと30分…巨大な軍艦島が見えてきました。すると、ここで船は一旦ストップします。実はこの場所こそ、島の名称の由来となった軍艦「土佐」に見える一番の絶景ポイントなのです。そしていよいよ島に上陸します。待っていたのは、そびえたつ廃墟たち。ここから島の奥へと入っていきます。見えてきたのは島民たちがかつて住んでいた高層アパート。実はこちら、今から99年前の1916年に日本で初めて建てられた鉄筋高層アパート。狭い島内で多くの人が暮らすため、石炭で稼いだお金で、当時としては最先端の高層アパートが次々と建てられたのです。1960年年代、当時の人口密度は東京の9倍と言われ、そんな島の中には、小学校から美容室までありとあらゆる施設が揃っていました。ちなみに、フェリーの発着場の近くにある「軍艦島デジタルミュージアム」では、軍艦島の当時の暮らしぶりを体感することができます。

◆7月16日、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんの著作「火花」が芥川賞を受賞しました。
＜その後は？＞
現在の累計発行部数は245万部、電子書籍では13万DLを突破！芥川賞受賞作の単行本として歴代1位の発行部数を記録しました。また、又吉さんは、今年を代表する日本の顔として、そうそうたる面々とともに「GQ MEN OF THE YEAR 2015」を受賞するなど数々の活躍を見せました。ちなみに、芥川賞の賞金100万円で母校のサッカー部にユニフォームを寄贈しました。

今年、大いに盛り上がった夏の甲子園。その話題の中心にいたのは、早稲田実業の1年生スラッガー、清宮幸太郎選手と、ずば抜けた運動神経の関東第一高校のオコエ瑠偉選手でした。
＜その後は？＞
今年10月のドラフト会議で3年生のオコエ選手は東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。契約金8000万円、年棒1200万円（※推定金額）で念願のプロ野球界入りが決まりました。

◆2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムに決定していたデザインの、今後の使用を取りやめることが決まりました。
＜その後は？＞
今月、新たなエンブレムの募集が締め切られ、1万4599件の応募がありました。来年の春には正式決定するようです。

◆9月20日、イギリスで行われた「ラグビーワールドカップ2015イングランド」で、日本代表が世界ランク3位の優勝候補・南アフリカ相手に歴史的大金星を奪い、「スポーツ史上最大の番狂わせ」と世界中で大きなニュースになりました。南アフリカ戦でも大活躍した五郎丸歩選手は、その活躍から、ワールドカップのベストフィフティーンにも選出されました。帰国後もテレビで見ない日はないぐらい引っ張りだこに。ラグビーブームを牽引しました。
＜その後は？＞
現在、ラグビー人気が沸騰中。都内にあるラグビースクールでは、これまでは入団希望者が月に1人程度だったのに対し、ワールドカップ以降、入団希望者が一気に30名以上増えたそうです。子どもたちの体験教室には総勢70名が参加するなど、大きな盛り上がりをみせています！

◆日本に住民票を持つ人、1人1人に個人番号が割り振られました。それが、今、配られ始めているマイナンバーです。受け取ったはいいけれど、これから何をしなければいけないのでしょうか。マイナンバーに詳しい富士通総研の榎並利博さんに聞きました。

＜榎並さんの解説＞
会社からお給料をもらっているサラリーマンや会社員の方は、確実に提出しなければいけません。多くの会社では来年の1月ごろから提出を求められるようになってくると思います。

Q：なぜ会社に提出しないといけないの？
榎並さん：マイナンバー制度の目的を簡単に言うと、国と国民との間の「お金の流れ」を把握しやすくするための制度なんです。
★ここで言う「お金の流れ」とは、国に払う税金や、国から受けられる社会保障のこと。マイナンバーとは、「いくら税金を払う必要があるのか？」、「国から社会保障がどれだけ受けられるのか？」というような国民一人一人の情報を、国がより正確に把握するための制度なのです。

榎並さん：通常、会社が給与天引きで税金を納めていたり、保険料を支払ったりしているので、給料を受け取っている勤務先には当然、提出しなければいけないということです。
★会社員ではないアルバイトやパートの人も、勤務先に提出することが必要。専業主婦の人は、夫の勤務先に提出しなければなりません。

Q：ちなみに芸能人の方の場合は？
榎並さん：芸能人の場合、事務所に所属にしている人は事務所に伝えなければいけません。これは普通のサラリーマンの方と同じということになります。

Q：誰かに番号を知られてしまったら？
榎並さん：マイナンバーを利用するような局面では、厳格な本人確認が義務付けられています。マイナンバーの「数字」だけで悪用する術がないので、落としたり他人に知られたりしたからといって実は過剰に心配する必要はありません。
★しかし、今後どういった悪用の手口があらわれるか分からないので、マイナンバーをむやみに人に教えたりするのはやめましょう。

◆今年のノーベル生理学・医学賞に北里大学の大村智特別栄誉教授、ノーベル物理学賞に東京大学宇宙線研究所長の梶田隆章氏が決定。日本人の連日の受賞に日本列島が湧きました。
＜その後は？＞
先日、ストックホルムで授賞式が行われ、その後の晩餐会ではスウェーデン王室をはじめとする出席者たちと受賞の喜びを分かち合いました。

◆日米など12ヵ国で結ぶTPP（環太平洋経済連携協定）が大筋合意。日本、アメリカやオーストラリアなど環太平洋、つまり太平洋の周りに位置する12ヵ国が参加する協定のこと。加盟国同士、国境を越えて、モノやサービスを自由に行き来できるようにルールを統一しようというもの。このTPPで私たちの生活はどう変わるのでしょうか。それを知る上で、欠かせないキーワードが「関税」です。関税とは、外国からものが輸入されてくる時に、輸入品に課せられる税金のこと。例えば、日本では、自分の国の農作物などを守るために多くの品目に関して関税が高めに設定されています。TPPが発効されると、モノを自由に行き来させるためにその関税が引き下げられることになるのです。どんなモノの関税が下がって、私たちの生活にどんな影響があるのでしょうか。経済アナリストの森永卓郎さんの解説です。

＜森永さんの解説＞
まず私も大好きな牛肉についてみていきましょう。現在、牛肉を日本に輸入する際、1,000円の牛肉に関しては38.5％、つまり385円の関税がかかっています。これがTPPの発行により、だんだん下げられていき、最終的に16年目には、なんと90円になります。ということは300円近く値段が下がるということになります。スーパーなどで売られる牛肉は、ほぼこうした変化が起こることになるんですね。ちなみに、今、人気を集めている激安ステーキ店は、原価率が7、8割あると言われています。例えば、現在38.5％の関税がかかっている状況で、500gのリブロースステーキが3,000円くらいで売られていますが、これがTPP発効の16年目になると関税が9%まで下がります。可能性としては400円以上下がるということも考えられます。これは、かなりお財布に嬉しいということになるんだと思います。

しかし、多く入ってくることになる海外産の農作物や加工品についてはこんな不安があるといいます。

＜森永さんの解説＞
日本と違ったルールで作られている物が沢山あるんですね。穀物を収穫した後に虫が発生するのを防ぐために、後から農薬をかけるといった、日本ではやっていないようなことをしている場合があります。
私たちの健康に、もしかすると害があるかもしれないっていう心配の声は、実は根強くあるということですね。

日本への輸入の関税が下がる一方、日本から海外への輸出も関税が下がるので、日本の輸出産業にとっても大きなビジネスチャンスとなるこのTPP。実は日本でもアメリカでも国内での話し合いはこれから。発効するのは、まだ先のことになりそうです。

パリで起きた同時多発テロ。翌日、このテロが過激派組織「イスラム国」の犯行であるとの声明が出されました。2015年、思い起こせば、今年はイスラム国の犯行とみられるテロや事件が世界各地で相次いだ一年でした。一体、イスラム国とは何なのでしょうか？それは、シリアとイラクを拠点に活動を続ける過激派テロ組織のこと。現在の兵士の数は、推定およそ8万人で、ヨーロッパやアジアなども含めて世界各国の人がイスラム国に参加していて、その外国人戦闘員だけでも80ヵ国以上、およそ3万人はいると言われています。今回、そんなイスラム国の手によって何故、フランスパリでテロは起きたのでしょうか？それをひも解くキーワードが、ニュースでもたびたび使われた「ホームグロウン（自国で育ってしまった）テロリスト」という言葉。事実、今回テロを起こした実行犯のうち、8人中4人がフランス国籍のホームグロウン・テロリストだったのです。では、なぜフランスでテロリストが育ってしまったのでしょうか。そこには、フランスの「移民政策」が関係しているとされますが…。ジャーナリストの増田ユリヤさんの解説です。

＜増田さんの解説＞
フランスの移民政策というのは、フランスに移り住んできた移民は、みなフランス語で生活し、もともと母国で使ってきた言葉は、日常の生活ではあまり使わなくなるのです。

そう、フランスに来た移民は公の場ではフランス語を使い母国語を使わないように奨励されているのです。

＜増田さんの解説＞
それから宗教の習慣も禁止されています。もちろん私生活では信仰を持っても構わないんですけども、公の場で、例えばイスラム教を想像させるようなスカーフをかぶるとか、大きな十字架をつけるとか、宗教に関係なく、こういう行動は禁止されます。「フランス人として生きるように」というようなことを奨励するような政策なのです。そんな中、うまくフランス人になりきれない人々も当然出てきます。そうした人たちが生きにくさや不満を抱えて、その気持ちがフランスの中でふつふつと育っていったのです。そんな元移民の一部がテロリストとして育ってしまった、そんな状況もあります。

今回のパリでのテロを受けて、世界中ではテロへの警戒が強まっていますが、日本でもテロの心配はあるのでしょうか？

＜増田さんの解説＞
今後、危険に備えて日本でも空港の警備を強化したり、来年、日本で開催される主要国の首脳が一堂に会するサミットがあります。ですから、イスラム国の動向にはしっかり注意していくことが必要です。

先週から行われていた「フィギュアスケートグランプリファイナル世界一決定戦2015」。そこで、羽生結弦選手がとてつもないことを成し遂げました。ショートプログラムでは世界歴代最高点となる110.95点、続くフリーでは219.48点、合計11月に出した自身の持つ世界歴代最高得点をあっという間に塗り替える330.43点で男子初の3連覇を果たしたのです。そんな羽生選手の得意技は、2種類の4回転ジャンプ「4回転トウループ」、もう1つは「4回転サルコウ」。ライバルは自分自身だと言い切る羽生選手、一体どこまで記録を伸ばすのか、ますます注目です！