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#457(2012.5.5 OA)

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ボクが古谷さんでしょ?火野さんの役は誰がいいかな?

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祝!放送35周年!!高橋英樹さんをお迎えして、『土曜ワイド劇場』を大特集!!

5月5日こどもの日のスマステーションは、放送開始から35周年の人気ドラマ枠『土曜ワイド劇場』にスポットを当て、名場面の数々や知られざるエピソードをご紹介しました。ゲストは、『土曜ワイド劇場』における最長寿&大人気シリーズとしても知られる『西村京太郎トラベルミステリー』でも主演を務めている高橋英樹さんです!
市原悦子さん主演の人気シリーズといえば『家政婦は見た!』。市原さん演じる家政婦・秋子が、派遣先でさまざまなトラブルを覗き見て…というこのシリーズ、ミステリー作品が主流の『土曜ワイド劇場』では珍しく、殺人事件が起こらないというのも大きな特徴です。極道の妻に変身したり、海外出張したり、ワライタケを食べてしまったり…という破天荒なシーンの数々はファンの間で語り草に…。テレビや映画で大ヒットを記録している大人気刑事ドラマ『相棒』も、元々は『土曜ワイド劇場』のシリーズでした。今回は、水谷豊さん演じる杉下右京が、寺脇康文さん演じる初代相棒・亀山薫と初めて出会うシーンや、六角精児さん演じる名脇役・米沢巡査部長に関する謎?についてもお送りしました。一方。放送回数ナンバー1の『西村京太郎トラベルミステリー』は、ゲストの高橋さん演じる十津川警部と、愛川欽也さん演じる亀井刑事が、鉄道絡みの殺人事件の謎に迫るミステリーです。毎回、鉄道を使った巧妙なトリックを十津川警部らが解き明かしていくところが大きな魅力ですが、今回はその中から、名作と呼ばれるトリックをご紹介しました。このほか、『土曜ワイド劇場』初期の人気作品である天知茂さん主演の『名探偵 明智小五郎シリーズ』(1998年には稲垣吾郎さんが4代目明智小五郎役で『土曜ワイド劇場』史上最年少で主演!!)や、名取裕子さん主演の『法医学教室の事件ファイル』、古谷一行さん主演の『混浴露天風呂連続殺人』といった大人気シリーズはもちろん、松田優作さんや渥美清さん、笑福亭鶴瓶さん、矢沢永吉さんらが主演した伝説的な作品もご紹介しました。
次週5月12日の放送は、最新のカラオケ事情にスポットを当てます。お楽しみに!!

土曜夜の長寿ドラマ番組「土曜ワイド劇場」。1977年に放送がはじまり今年で35年、現在までに放送されたドラマは1671本に上ります。今夜はそんな土曜ワイド劇場の人気シリーズの中から、見たことがなくても楽しめる!選りすぐりの名場面をお届けします。


スマステーション特別企画
土曜ワイド劇場35周年記念 超人気シリーズ 名場面ベストセレクション




◎視聴率ナンバーワン シリーズ
「家政婦は見た!」

市原悦子さん演じる家政婦が、派遣先でのさまざまなトラブルをこっそり覗き見ることでおなじみのこのドラマ。特徴は、土曜ワイド劇場では珍しく殺人事件が起こらないこと。そのストーリーはというと、家政婦の秋子が派遣先の家庭で聞き耳をたて、トラブルを覗き見ることでその家のヒミツを知り、最後には必ずすべてを暴露してしまうというもの。ドラマの人気を支えたのが、家政婦のイメージを超えた数々の破天荒なシーン。ファンの間で伝説となっている名場面といえば…。

◆家政婦なのに、極道の妻に変身!
暴力団の組長宅に派遣された秋子は、構成員のひとりに一目ぼれ。秋子は惚れた男のために、極道の妻風に変装し敵対組織に乗り込みます。そして、命を狙われた彼を助けることに…。

◆家政婦なのに、海外出張!
不動産会社の社長宅に派遣された秋子は、ビル買収のサポートのため、海外へ出張。行き先は、なんとニューヨーク。秋子は家政婦の仕事をしながらも、優雅なニューヨークライフを満喫。しかし、ここでもやっぱり"覗き"シーンはお約束でした。

◆家政婦紹介所、地上げ屋に襲われる
大沢家政婦紹介所に地上げ屋が訪問、秋子は機転を利かせ追い払いますが、地上げ屋はその腹いせに紹介所を破壊するという乱暴な手段に出たのです。

◆ワライタケを食べてしまった家政婦たち
知人からもらったキノコを使いマンジュウを作った家政婦たち。しかし、そのキノコは毒キノコのワライタケだったのです。

◆家政婦たち、株に投資
投資家一家に派遣された秋子は、秘密の情報を入手。そして、その株を購入すると急高騰! 浮かれまくる秋子の話を聞いた家政婦紹介所の仲間も急いで同じ株を購入しますが、株価は大暴落し…。




◎大人気 医学ミステリー
「法医学教室の事件ファイル」

名取裕子さん演じる監察医の二宮早紀が、被害者の遺体に残された証拠を基に事件の真相を探る医学ミステリー。そんなこのドラマの人気シーンは、なんといっても犯行の検証実験。早紀は法医学に基づき、遺体から犯行を推理。検証実験を行い、確証を得るのです。その実験台になるのは、通称"実験くん"と呼ばれる早紀の助手の永岡。演じるのは、役者としても活躍する本村健太郎弁護士です。殺人事件の再現のため、その実験は過酷を極めるのです。本村弁護士にご本人に記憶に残る実験シーンベスト3をうかがうと…。

検証実験(1)「ティッシュで人が殺せるか?」 
遺体の口の中からティッシュペーパーの断片が見つかり、早紀は、犯人がティッシュを使い窒息させたのではないかと推理。その再現実験として永岡は、口にティッシュを詰められそこに水を垂らされ…。

検証実験(2)「真空パックで人が殺せるか?」
首つり自殺と思われる遺体が発見、手首にはなぜかブレスレットが強く押し付けられたような跡が。本当に首つり自殺ならば、ブレスレットの痕がつくことはないはず。腑に落ちない早紀は、干物の真空パックを目にして、真空状態で窒息死させたのではないか、とひらめきます。そして、永岡を実験台にし…。

検証実験(3)「ペットボトル1本の水で人を殺せるか?」
横浜港で遺体が発見され、早紀は、海水をエアコンプレッサーで無理やり飲ませ溺死に見せかけたのではないかと推理。その実験は、口に水を含ませ、エアコンプレッサーの空気圧で肺に押し込むという過酷なものでした。




◎大ヒット刑事ドラマも土曜ワイド劇場から!
「相棒・警視庁ふたりだけの特命係」

水谷豊さん扮する警視庁の窓際部署 「特命係」の杉下右京が、相棒とともに事件の謎を解く…。この、テレビ朝日を代表する大人気刑事ドラマ「相棒」も元々は土曜ワイド劇場のシリーズだったのをご存じでしょうか。そんな土曜ワイド劇場版「相棒」の超貴重シーンがこちらです。

超貴重シーン(1)「相棒2人が初めて出会う」
特命係に配属される前の亀山薫が、犯人を逮捕しようとして逆に人質になってしまうアクシデントが発生。そのピンチを救ったのが、まだ薫と面識のない杉下右京でした。この事件がきっかけとなり、薫は特命係に配属されることに。そして、初めて右京と対面することになるのですが、このとき右京は意外な仕事をしていました。それは、違法アダルトビデオのチェックでした。こうして右京と寺脇康文さん演じる初代相棒・薫のコンビが誕生したのです。

超貴重シーン(2)「あの人物の幻のシーン」
「相棒」の名脇役として人気が高いのが、六角精児さん演じる鑑識課の米沢巡査部長。正式には、土曜ワイド劇場版の2作目から登場していますが、実は初回放送にも出演していたのです。白衣を着用し口ひげを生やした米沢と思われる人物は、鑑識課所属ではなく監察医として登場。しかも米沢とも名乗らないので、ファンの間では幻のシーンと呼ばれているのです。

超貴重シーン(3)「右京との知られざる過去が明らかに」
ファンにはおなじみ、右京の憩いの場である小料理屋も登場。女将はもちろん、右京の元妻・たまきです。益戸育江さん演じるたまきの口から、右京との謎に包まれた結婚生活が語られていました。

連続ドラマになっても「相棒」は人気を博し、右京の2代目相棒には、及川光博さん演じる神戸尊が登場、さらに先日、3代目相棒に成宮寛貴さんのキャスティングが発表されました。次回シリーズも目が離せません。




◎放送回数ナンバーワン 最長寿シリーズ
「西村京太郎トラベルミステリー」

本日のゲスト高橋英樹さんが主演を務める大人気シリーズ。高橋さん演じる警視庁捜査一課の十津川警部と愛川欽也さん演じる亀井刑事が、鉄道が絡んだ殺人事件の謎を解くため全国を飛び回るというストーリーです。そんな「西村京太郎トラベルミステリー」の人気のポイントは、鉄道を使ったトリックの謎解きです。ここで、名作鉄道トリックをご紹介します!

名作鉄道トリック(1)
伊豆急下田行「スーパービュー踊り子」の車内で毒殺事件が発生。犯人は西条美保という女ですが、犯人は事件当日に伊豆急下田駅で被害者と待ち合わせをしていて、殺人が起こった列車が到着した時には、駅の外でその姿を目撃されているのです。伊豆急下田駅で待っていたはずの女が、どのように列車に乗り込み犯行に及んだのでしょうか。そのトリックは…女は上り列車に乗り、ひとつ手前の河津駅へ移動、そして到着したスーパービュー踊り子号に乗り込み、個室にいた被害者を毒殺し、下田駅に着くと素早く降りて駅の外へ向かった、というものでした。

名作鉄道トリック(2)
事件が起こったのは上野発札幌行「カシオペア」。途中、函館駅に停車した後、走行中の列車の中で殺人事件が発覚しました。浮上した容疑者には、事件の起こったカシオペアの後を走る「北斗星1号」に上野から札幌まで乗車していたというアリバイが。後ろを走る電車に乗っていた容疑者は、どのようにして前の列車に乗り込み、被害者を殺したのでしょうか?

推理ポイントは…
(1)容疑者は、上野駅で検札をしたあと個室に籠っていたため札幌駅までその姿を見たものはいない。
(2)カシオペアと北斗星1号は上野駅を出発した後、大宮、函館、などに停車している。
(3)北斗星1号は札幌に到着するまで、前を走るカシオペアに追いつくことは一度もない、という点です。

正解は…容疑者は、上野駅で北斗星1号に乗車し、個室に篭っているふりをして大宮駅で降りたのです。そしてタクシーで羽田空港に向かい、そこから札幌へと飛びます。さらに、タクシーで函館駅に先回りし、カシオペアが到着するのを待ちました。10分間の停車時間を利用して乗客に紛れてカシオペアに乗り込んだら、被害者を殺害し、素早く下車。その5分後にやってきた北斗星1号に乗り込み、あたかも上野から乗っていたように装ったのです。




◎土曜ワイド劇場初期の大人気作品
「名探偵 明智小五郎シリーズ」

天知茂さん演じる名探偵・明智小五郎が難事件の謎を解く、江戸川乱歩原作の推理小説をドラマ化した、土曜ワイド劇場初期の大ヒットシリーズです。なかでも人気のあったお決まりのシーンが、顔を変えて犯人に近づき、正体を明かし一気に追い込むというもの。注目すべきは、その高度な変装テクニック! 老人やまるで風貌の違う男性に扮するなど、見事な変装には驚かされました。そんな人気シリーズの1998年放送では、土曜ワイド劇場史上 最年少の主演男優として4代目明智役にある俳優がキャスティングされました。それが、当時24歳の稲垣吾郎さんです。稲垣さんは、お決まりの変装シーンも披露し、新しい明智小五郎を作り上げました。




◎旅情と健康的なお色気で大ヒット!
「混浴露天風呂連続殺人」 

古谷一行さん演じる温泉好きの警部・左近太郎と、火野正平さん演じる部下の倉本刑事、そして木の実ナナさん演じる山口かおり警部補が殺人事件の犯人を捜し、温泉地をめぐる旅情ミステリー。このドラマの人気のヒミツは、一行が訪れる温泉の数々。ドラマのタイトルから露天風呂で殺人が起こると思われるかもしれませんが、実は、事件は温泉で起きるわけではないのです。ではなぜ、毎回、混浴露天風呂が登場するかというと…それは、怪しげな人物を尾行していると、彼らがホテルにチェックイン。左近と倉本は張り込みをするのかと思いきや、「ゆっくり考えよう」となぜか温泉へ。すると今度は東京で事件が発生、被害者が予定していた旅行先に温泉旅館があったのでさっそく捜査に訪れます。そこでも、時間が空いたからと言っては温泉へ…。その後、容疑者を発見し走って追いかけたものの、急こう配の坂を走り切れずに取り逃がしてしまう。そして、疲れてしまったので、またまた、近くの温泉で汗を流すことに…。毎回、温泉ギャルが登場するのも見どころですが、2006年には、外国人の温泉ギャルも登場しました。そんな、混浴露天風呂に並々ならぬ情熱を注ぐスタッフが作ったこのドラマの最終回のラストには、「混浴露天風呂は永遠に不滅です」とのメッセージが流れました。




番外編
「土曜ワイド劇場に登場した伝説の俳優たち」

◆松田優作さん
「松本清張の断線」(1983年放送)
主演を務めたのが松田優作さん。監督は、松田さんの多くの出演作品に携わっていた崔洋一さんが担当。

◆渥美清さん
「時間(とき)よ、とまれ」(1977年放送)
土曜ワイド劇場の記念すべき第1回作品で主役を務めたのは、渥美清さん。息つまる逮捕劇を描いた重厚なサスペンスで、視聴率16.5%を記録、後に芸術祭優秀賞を受賞しました。

◆笑福亭鶴瓶さん
「高級コールガールの殺人」(1984年放送)
このドラマで主役を演じていたのは、笑福亭鶴瓶さん。終始真剣に純情な熱血刑事役を演じていました。

◆矢沢永吉 
「時よ、とまれ」(1995年放送)
土曜ワイド劇場第1回作品「時間(とき)よ、とまれ」のリメイクとして放送、超大物ロックシンガーが主演の警察官役を演じ話題となりました。


土曜ワイドがさらに面白くなったのか、ボクが年をとったのか…

人生経験を重ねたからこそわかるものもある、ということもあるかもしれません。というわけで、今週の格言です。「何だかああいうサスペンスものって、自分よりも年上の、人生の先輩方がどっぷりハマるもの、みたいなイメージが10代のころはあったんです。でも、いまやとっても面白いし、実際に見ているものもあるし、今日もVTRを見ていてさらにスゲー見たくなっている感じもあるので(笑)。それは、『土曜ワイド劇場』というものがずっと進化を遂げているからなのか、自分が年齢を重ねたからなのかはわからないですけど、高橋さんがおっしゃっていたように、10時半に犯人がわかるとか、そういうところにも不思議な魅力を感じます。みなさんも是非とも、『土曜ワイド劇場』と『SmaSTATION!!』をセットで楽しんでほしいです!!」。


高橋英樹さん
香取くんが土曜ワイドに出演するときには、私も出させていただきます!

「土曜ワイド劇場35周年」特集はいかがでしたか?

懐かしかったですね。「あそこは寒かったんだよな」とか「あれ、大変だったな」とかいろいろ撮影現場のことを思い出しました。それから、過去の映像をたくさん見られたのも面白く、そして懐かしかったです。

ご自身の出演作でないものについてもお詳しかったですね。

土曜ワイドは好きでよく見ているんです。だから、結構知っているんじゃないかとは思っていましたけど、それでも「これはこの人が出ていたんだ」とか気付くことがありました。面白かったですね。初回の主演が渥美清さんだということは知っていましたが、松田優作さんや矢沢永吉さんが出演されていたのは、あまり記憶になかったですね。

35年という歴史はやはりすごいですね。

長いですよね。だからシリーズものも多いでしょ。我々がやっている「西村京太郎トラベルミステリー」も20年で57作です。主役が2代目、3代目になったりしているものも多いですから、ドラマって永遠なんだなって思いましたね。

「トラベルミステリー」は鉄道のトリックも緻密で面白く、根強いファンがいるのも納得です。

鉄道ファンの方には特にたまらない謎解きが多いと思いますけど、それと同じくらい魅力的なのが日本ならではの美しい景色が見られるってことです。毎回、ある地方都市が集中的に舞台になりますので、観光的な意味でも楽しんでいただけるんです。ご自分たちが歩いたことのある道を僕ら刑事が歩いていたりしますので、親近感を持って見ていただけるんじゃないでしょうか。

「トラベルミステリー」は、時刻表との勝負で、撮影は過酷を極めると聞きました。

それは強烈ですね(笑)。電車のなかのシーンは、夜から朝まで、みなさんがお休みになっているところを、ずーっと撮影をしていますからね。ほとんど徹夜ですけど、それがまた面白いんです。

面白いのですか?

みなさんがお休みになっているときに働けるなんて、こんなに嬉しいことはありません。大変じゃない仕事は思い出に残りませんから。思い出にあるものは、やっぱり苦しい思いをしたものなんですよ。それが、我々俳優の仕事の面白さだと思います。マイナス36℃という場所で、「トラベルミステリー」を撮影したこともあるんですよ。口もきけないほど寒かったですけど、作品として面白かったから、いい思い出として残っているんです。どんなに過酷な条件でも、みんなが一丸となって面白いものにしようとすることが、我々の仕事だと思っています。

最後に、香取さんにメッセージをお願いできますか。

先ほど、土曜ワイドに出てみたいとおっしゃっていましたけど、ぜひおやりください! 刑事役でも何でも、ものすごく似合うと思いますので。もし出演が決まったら、私もどんな形でも出させていただきます。


やっぱり土曜ワイド劇場は面白い!

土曜ワイド劇場は、スマステの前の放送枠ですから、気持ち的にとても近しいものを感じている番組です。35周年を迎えるというのは、本当に根強いファンのみなさまに支えられている証拠でしょうけど、今日少し見直してみても「やっぱり面白い!」と思いました。まず印象的だったのは、市原悦子さん主演の「家政婦は見た!」です。まるでマンガを見ているような市原さんの振り切れたお芝居は、確かな演技力があるからこそ。家政婦のみなさんとの口げんかのシーンとか、面白くて見入ってしまいました。もっと見たかったです。そして大人気シリーズの「相棒」は、最初から違う雰囲気を漂わせていたんだということも知りました。水谷豊さん演じる杉下右京も、今と変わらないくらい役が出来上がっていましたよね。すごいことです。それから、稲垣吾郎さんが史上最年少の主演俳優だということにも驚きました。4代目明智小五郎役、とても素敵でしたよね。吾郎さんは、ああいうちょっと憂いのある感じの役が本当にお似合いで。ぜひ、続編を見たいです! そしてそして、ゲストの高橋英樹さん主演の「西村京太郎トラベルミステリー」も面白かったです。高橋さん自ら撮影時のエピソードをお話しくださいましたけど、列車の時刻表に合わせて撮影をしているってことは、NGなんて出せないですよね…。ハイライトの崖のシーンも天候に左右されるから、撮影はものすごい時間がかかるそうなんです。見るほうは楽しくても、演じられるほうは本当に過酷なんだと思います。それでも妥協なく、キャストとスタッフが一丸となって作る作品だからこそ、人気シリーズになるんでしょうね。改めて土曜ワイド劇場ってすごい、と思いました。

ボクがやってみたいのは、もちろん『混浴露天風呂〜』です!

◆土曜ワイド劇場、楽しかったです!こんなに特集を見ても…不思議な場所ですね。ボクはやったことないからかもしれないですけど…。連ドラじゃなくて2時間で、そして数々の作品があって、そしてその中に数々の人気シリーズがあって…という感じは、ボクは経験がないので、不思議な魅力を感じました。

◆だから、吾郎ちゃんが凄くカッコよく見えて。『土曜ワイド劇場』の歴史の中にまでSMAPがいた、っていう…。しかも、最年少の主演だったっていうのもそう。

◆視聴者としては「面白かった!」って思って、来週も見たいと思ってもやらないんですもんね。でも、半年後か1年後かはわからないけど、また急にやるかもしれないし…。見る方としては、「このシリーズが好きなんだけど…」って思っても、わからないわけですよね。そういう感覚も面白いな、と思いました。

◆ボクがやってみたいのは、もちろん『混浴露天風呂〜』です(笑)。混浴も含めて、あの古谷さんの感じとか…いまもう、ボクも35周年ですけど、40歳くらいになったときに…ボクも運よくお仕事いただいている中で、勝新太郎さんがやってらした『座頭市』とか、堺正章さんがやってらした『西遊記』とかいろいろありますけど、珍しくというか、初めてじゃないかな、と思うくらい自らこの2代目をやってみたい、と(笑)。これを本当にやるっていうことが決まってそれが新聞に載ったときは、きっと見てくれた人たちがみんな幸せを感じると思うんですよ。「そこかよ!」みたいな(笑)。

◆英樹さんもおっしゃっていましたけど、2時間ドラマの撮影は、連ドラとはまた違った大変さがあると思うんです。英樹さんのは列車の撮影があるし…。ボクらも、連ドラの中でちょこっと駅とかのシーンがあるだけでも大変なんですよね。トラベルミステリーだから、当然、列車が毎回のようにたくさん出てくるわけで…。ホントに大変だと思います!