SmaTIMES

Backnumber

#435(2011.10.22 OA)

  • トップニュース
  • トクベツキカク
  • シンゴ5
  • ゲストトーク
  • オオシタアナ
  • ヘンシュウコウキ

ボクはまだ使っていない、フリクションボール

トップニュース

何にでもかけるボールペン、新感覚の電子メモ、秘密を守るファイル…
広末涼子さんをお迎えして、最新人気文房具を一挙紹介!!

「今夜のスマステーションは、大好評企画・最新文房具大特集!消せるボールペン『フリクションボール』、今度は違うみたいです。何にでも書けるボールペン!文房具、どうなっちゃってるんでしょう?今日は、超進化している文房具が続々登場します!お楽しみに!!」。ゲストに、金曜ナイトドラマ『11人もいる!』から広末涼子さんをお迎えしたスマステーション。特集は、『ここまで進化した!使ってみたい最新人気文房具セレクション22』です。
オープニングで香取編集長も言及していましたが、いまやメガヒット商品となったフリクションボールを筆頭に、次々と進化した商品が登場している文房具業界。そのボールペン市場にも、フリクションボールに続けとばかりに新たな商品が登場し、人気を集めています。その代表格が、かすれを解消する『加圧式ボールペン』。ノックすることで芯の中のインクに圧力をかけることにより、かすれ問題を解消し、濡れた紙にも書けるというスグレモノです。そしてもうひとつが、紙だけでなく、ガラス、プラスチック、金属などに書いても消えない画期的なボールペン『マルチボール』。Mインキ(エムインキ)という、非常に粘り気のある特殊なインクがボールを覆うことで、ボールが滑り過ぎないため、ガラスなど硬い面でも書けるのです。しかも、インクは水性で書き間違えたときはすぐにふけば消すことができ、時間が経ち乾燥すると消えにくくなるというのもいいですよね。一方、スタジオで実際にいくつかの最新文房具をお試しした広末さんが、お気に入りとして挙げたのは『デコラッシュ』。手帳やノートをデコるときに使うこの商品は、修正テープを使う感覚で、目立たせたい部分にサッと引くだけ。するとポップな柄のテープが転写され、カラフルで可愛いオリジナルノートが完成するのです。テープの柄はハート、花、星、カバ、ブタ、花畑、音符など全部で12種類あるそうです。このほか、液晶画面にメモ書きできる『ハンディメモ マメモ』、ホッチキスの針を簡単に外すことができる『とじ&トル』、手書きメモをデジタル化し、スマートフォンで使うことができるという『ショットノート』などなど、優れものの最新文房具をご紹介しました。
次週10月29日の放送は、『最新人気ペットランキング』&新企画『脳スマ』をお送りします。ゲストは榮倉奈々さんです。ご期待ください!!

スマステーションで大人気の文房具特集!年末を前に、またまた最新セレクションをご紹介します。日進月歩の進化を遂げる文具の数々。あなたの知らないうちに、こんなに進化しています。


スマステーション特別企画
ここまで進化した!使ってみたい最新人気文房具セレクション22!



(1)かすれを解消!
「加圧式ボールペン」(トンボ鉛筆、三菱鉛筆)

ボールペンを使っていると、インクが残っているのにきれいに書けない、かすれてしまうということがありますよね。なぜ、ボールペンのかすれは起こるのでしょうか。ボールペンは、ペン立てに上向きに置いただけで、ボールの隙間から空気が入り込みインクが出づらくなり、これがかすれの原因となるのです。この問題を払拭したのが「加圧式のボールペン」です。進化した点は、ノックすることで芯の中のインクに圧力をかけるという部分。これによりインクが出やすい状態を保つことができ、ペン先が傾いてしまってもかすれることがなく書けるのです。この加圧式ボールペンは、濡れた紙にも書くことが可能なのであらゆるシーンで活躍すること間違いなし!今ボールペンは、加圧式が熱いのです。



(2)簡単に円が書ける不思議なコンパス
「くるんパス」(sonic)

誰もが一度は使ったことがあるコンパスですが、中心がずれてしまうなど、きれいな円を描くのはなかなか難しいもの。そこで役に立つのがこの文房具なのです。見た目は普通のコンパスのようですが、つまみ部分をよく見ると、グラグラしているのが特徴。安定感がなく描きにくそうに思えますが、安定感がないため円を描く方向に本体が傾いてくれるのです。キャップを握ったら、腕を大きく回すように描くのがポイントです。



(3)液晶画面にメモ書き!
「ハンディメモ マメモ」(キングジム)

近くにメモが出来るものがなくて困った、大事なメモ書きを失くしてしまった…。そんな経験ありますよね。そんなときに便利な文房具が、この電子メモです。使い方はとっても簡単で、カバーを開け、付属のペンでタッチするだけ。すぐに起動するので、普通のメモと同じように手書き感覚で書き込めるのです。急なメモに便利なだけでなく、99ページ分保存が出来るので大事なメモをどこかに失くしてしまうなんていう心配もありません。手書きなので、キーボードに打ち込むのが苦手な人にもおすすめです。パソコンへの転送も出来る、充実の電子メモ帳です!



(4)新感覚の電子メモ!
「ブギーボード」(キングジム)

こちらの電子メモは、紙に近い書き心地が特徴。筆圧によって線の太さを変えることができ、爪で書くことも可能。メモ書きだけでなく、家族への連絡ボードとしても便利だと人気を集めています。書いたメモを消すには本体の上にあるボタンを押すだけ。実におよそ5万回、繰り返し使えます。お子さんの落書き帳として使えば、無駄に紙を使わないので、環境にもやさしいですね!



(5) 細かな部分もしっかり塗れる!
「テープのり tenori(てのり)」(ニチバン)

封筒にノリ付けしたい、そんな時、便利なのがこの文房具。現在、ノリの主流となりつつあるのが、修正テープのように塗ることができるテープ型のノリ。なかでもこの「tenori」は、ヘッドの部分に弾力を持たせたことで、塗りはじめをピッタリ合わせることができ、細かな部分や、段差がある部分にもしっかり塗ることが可能なのです。人間生活工学に基づき、どんな手の大きさの方にも持ちやすくデザインされているのも人気の理由となっています。



(6)簡単オリジナルデコ
「デコラッシュ」(プラス)

女子中高生を中心に大ヒットしているこの文房具は、手帳やノートを"デコる"ときに使います。使い方は簡単で、修正テープを使う感覚で目立たせたい部分にサッと引くだけ。するとポップな柄のテープが転写され、カラフルで可愛いオリジナルノートが完成するのです。テープの柄はハート、花、星、カバ、ブタ、花畑、音符など全部で12種類。テープ交換も可能で、カードリッジを換えれば修正テープとしても使用できます。



(7)人類の進化を楽しむ消しゴム!
「エボリューション」(h-concept)

こちらの消しゴムは、サルの形の方から使っていくうちに、なんと人間の形に変わっていきます。そう人類の進化の過程が見られる消しゴムなのです。サルから使えば人間に進化し、人間の方から使えばサルへと退化していくこの消しゴム。スタンプにしたり、オブジェとしても目を引きます。もちろん、消し味も問題ありません。



(8)ペン立てになるペンケース!
「ネオクリッツ」(コクヨ)

ペンケースに物が入り過ぎていて、必要なペンが取り出しづらい…。そんな時に便利な文房具がこちらのペンケースです。ファスナーを開け、裏返すように折り曲げるとあっという間にペン立てに早変わり!下半分が硬い素材のため、安定して立つようになっているのです。これならペンケースの中味全体が見えるので、必要なものがすぐに取りだせます。内側には消しゴムや付箋などを収納できるポケット付きですので、会議に行く時などはサッとしまえ、持ち運びにも大変便利なグッズです。



(9)50枚でもキッチリとめられる!
「トライアングルクリップ」(YAMASAKI DESIGN WORKS)

この三角形のクリップは、なんと50枚もの紙をしっかりと挟んでくれる優れもの。従来のクリップと違うのは、ステンレス製の特殊な素材を使っていること。そして、斜めにはさむこと。それにより変形することなく大量の紙を挟むことができるのです。これまで大量の紙の場合、2個のクリップではさんだりしていましたが、これならかさばらずにスッキリ! 大量の資料を整理する時など使ってみては?



(10)仕事や勉強の合間にリフレッシュ!
「リラステ ロールアップペン」(SAKAMOTO)

仕事や勉強の合間にマッサージで気分転換!そんな発想で開発され中高生から会社員まで、幅広い年齢層で人気となっています。ローラー部分は取り外しが可能で洗って使えます!



(11)あっちこっちマルチに書けるボールペン
「マルチボール」(PILOT)

こちらのボールペンは、紙だけでなく、ガラス、プラスチック、金属などに書いても消えない画期的なボールペンです。従来のボールペンは、ツルツルした面の上では書き出し時に固いボールが滑ってしまい書くことが出来ませんでした。それを解決したのが、実に2年の年月をかけ開発された「Mインキ(エムインキ)」という特殊なインク。非常に粘り気のあるこのインクがボールを覆うことで、ボールが滑り過ぎないためガラスなど硬い面でも書けるのです。ちなみにインクは水性で、書き間違えたときはすぐにふけば消すことができ、時間が経ち乾燥すると消えにくくなります。そんな特殊なインクを使った「マルチボール」は、細字と中字の2種類、7色ずつが発売されていて1本105円と価格もお手頃となっています。



(12)握って簡単に針外し!
「とじ&トル(とじとる)」(サンスター文具)

ホッチキスの針を外すとき、力が入って紙を破いてしまったり、なかなかうまく外せないですよね。そんな時にピッタリの文房具がこちら。超簡単にホッチキスの針を外すことができる優れものなのです。使い方は簡単で、上部のボタンをスライドさせあとは針に金具を差し込んで、本体を握るだけ。すると、金属の爪が針の真ん中を押すことで両サイドの針が持ち上がり、簡単に針を外すことができるのです。紙が破れてしまうこともなく、子どもや女性の軽い力でも簡単に外せる使いやすい設計となっています。



(13)必要な時にすぐ見つかる!
「ココフセン」(カンミ堂)

仕事中や読書中に使いたいと思っても、見つからないことが多い付箋。そんな時に便利な文房具がこちらです。こちらの付箋、従来のものとの違いは付箋のケースごと貼り付けができるようになっています。デスクの周りなど目につくところに貼っておけば、いつでも簡単に使え、とっても便利!片手で簡単にとれるので手を止めず作業もスムーズに行えます。ケースの裏は繰り返し貼ることができる粘着剤になっていますので、これで、付箋が見つからない、なんて心配も無用です。



(14)便利なミニ収納!
「ポケット付箋」(ビジョンクエスト)

大事なメモをどこにはさんだか分からなくなってしまった…そんな経験は誰にでもありますよね。そんなときにピッタリなのが、この文房具。カドのL字型部分にノリが付いているので、手帳やノートに貼り付けるだけ。これだけでなんと、メモを挟める簡易ポケットが完成。非常に薄いフィルム素材を使用しているのでかさばらず、破れにくく、そのうえ、鉛筆やボールペンで書き込むことも可能。手帳やノートだけでなくどんな場所にも貼れるので、簡単にデスク周りのものを整理できます。しかも、一度貼っても簡単にはがせるので要らなくなったら別のページに付け換えて使えます。



(15)なぞるだけで文字をデータに!
「ミニスキャンアイ3 プロ」(NEXX)

本や資料などの一部をそのまま引用したい時に、いちいちパソコンで打ち直すのって面倒ですよね。そんな時に役立つのがこちらのグッズ。使い方はとっても簡単で、引用したい文章にこのミニスキャンをあてて、なぞるだけ。すると…文章がパソコンにデータとして取り込まれるのです。日本語だけでなく、英語、スペイン語、中国語、韓国語、ロシア語、ギリシャ語と、世界中のほぼすべての文字を認識する優れもの。難しい資料をまとめる機会の多い学生さんやサラリーマンの方には役立つ商品となっています。



(16)手書きメモをデジタル化!
「ショットノート」(キングジム)

これは現在大ヒット中のメモですが、普通のメモのように見えてスマートフォンと一緒に使うことで、とても威力を発揮します。使い方はとっても簡単で、アプリを起動後にメモが書かれたショットノートの四隅にあるマーカーと画面の枠を合わせて撮影するだけ。これで、メモがスマートフォンに保存されるのです。ただ、それではカメラ機能で普通に撮影して保存するのと変わらないのではと思いますが違います。用紙の上にある部分に日付や番号を書き入れることで、スマートフォン内でメモの整理が簡単にできるのです。日付順や番号順などに並べ替えることが可能なので見たいメモを探すのも簡単。またメールで送ることもできるので、手書きの地図などを相手先へ…なんて使い方もできます。



(17)自動で日付を合わせてくれる!
「スグオシ」(キングジム)

オフィスの事務作業には欠かせない日付印。従来のものは手で細かなダイヤルを毎日回さなければいけなかったり、その際にインクが手についてしまったりと、わずらわしいことがあります。そんな悩みに応えてくれるのがこのグッズ。コントローラーにセットしておくだけで、日付印の日付を自動で変更してくれるのです。これで日付の間違いがなくなるのはもちろん、爪や指にインクが付く心配もないと事務のOLさんやサラリーマンに大人気となっています。日付印の文字、書体が自由に選べるのもうれしいですよね。



(18)ヒミツを守る情報保護ファイル
「カモフラージュホルダー」(PLUS)

金額が書かれた見積書や請求書などの重要な書類をクリアファイルに入れると、透けてしまい、ちょっと不安ですよね。そんなときにピッタリなのがこちらのファイルです。発売から累計およそ300万冊を売り上げる大ヒット文房具です。従来の物と比べると表面に模様がプリントされているだけですが、実はこの模様がポイントなのです。実はこの模様、見出しなどの大きな字はかろうじて読めますが、細かな文字などは見えづらくなるように設計されているのです。これにより秘密は守りながら何の書類なのかは確認できるのです。情報管理が必要な部署などで好評、空前の大ヒットとなっています。



(19)専用ファイルですっきり!
「スキットマン 取扱説明書ファイル」(キングジム)

家電などの取扱説明書や保証書などをどこにしまったか分からず、必要なときに見つからないことってありますよね。そんなときにピッタリなのが、この取扱説明書を専門に保管するためだけのファイルです。マチが付いているので厚い取扱説明書などもすっきり収納できるうえ、最近多い付属のCD-ROMなどを入れるポケットも用意されています。ページを増やすこともできるので、1冊で家中の取扱説明書をすっきり整理整頓できます。



(20)80枚を一気に軽々ホッチキス!
「バイモ80(エイティ)」(マックス)

前回の放送で紹介した40枚を軽々と綴じることができるホッチキス「バイモ11フラット」。来月に発売されるその新商品がこちらです。分厚い書類などを綴じるのに卓上ホッチキスでは、かなりの力が必要でした。しかし、「バイモ80」なら80枚もの書類を簡単に綴じることが出来るのです。その理由は、大量の紙でも針が垂直に入るように設計されているので力が加わりやすく、従来のおよそ3分の1の力で綴じることが可能となっているのです。よって、女性でも片手でラクに80枚もの書類を綴じる事ができるのです。



(21)個人情報をピンポイントに裁断!
「クズケース付き シュレッダーハサミ」(サンスター文具)

このちょっと変わった形のハサミは、個人情報が書かれた郵便物などを裁断できるハサミです。使い方は、ギザギザの刃の部分を、隠したい部分に合わせカット。すると、刃の幅分の太さが裁断され個人情報を読み取ることが出来なくなるのです。紙クズはケース内に収められるので散らかる心配もなし。およそ2ミリ四方と細かく裁断できるので何が書いてあったか全く分かりません。さらにこのハサミの側面をCDやDVDに当てて傷をつけると、読み取りが不能に。安心して捨てることができます。



(22)レーザーに沿って直線に切れる!
「レーザーシザーズ」(ドクタースリック)

ハサミで紙をまっすぐに切るのって案外難しいですよね。そんな悩みを解消してくれるスゴイ文房具が、アメリカからやってきたこのハサミ。なんと真っ直ぐに切れるようレーザーを出して指示してくれると言うのです。使い方は簡単で、上部に付いているポインターにスイッチを入れると赤いレーザー光線が点灯。これが真っ直ぐに切れる目印となってくれるのです。アメリカで3年前に発売され人気となっています。



番外編
◆創業100年の老舗文房具専門店「銀座 伊東屋」の人気ランキング!



第1位 消せるボールペン!「フリクションボール ノック式」

もはやウルトラメガヒットとなっている「フリクションボール」。ご存じの通り、書いたものをこのラバーで消すことが出来るボールペンです。現在はキャップがなくなったノック式が主流となっています。



第2位 ペンケースに入れてもかさばらない!「スティッキールハサミ」

こちらハサミとして使わないときはコンパクトに収納できるので、携帯にとっても便利。切れ味も、もちろん問題ありません!



第3位 日曜始まりで人気!「見開き一週間手帳(伊東屋オリジナル)」

こちらの手帳がほかの手帳と違うのは、1週間の始まりが通常の月曜日ではなく日曜日からになっていること。家にある壁掛けのカレンダーはほとんどが日曜日始まりですよね。それに合わせただけで、手帳としては異例の売り上げが続いているそうです!



第4位 書き写して文章力アップ!「天声人語 書き写しノート」

発売から5ヵ月でノート業界では異例の44万冊を売り上げたこちらのノート。朝日新聞一面に毎日掲載されるコラム「天声人語」を切り抜いたものを貼り、下のマス目に書き写していくと…。ちょうど見開き2ページで1つのコラム603文字がぴったり収まるのです。1冊で31日分、1ヵ月分の書き写しが可能。伊東屋では50代から60代の方の購入が多いといいます。



第5位 簡単オリジナルデコ「デコラッシュ」

先ほど登場した手帳などを華やかに飾る「デコラッシュ」がランクイン。間もなく、クリスマス柄、お正月柄も数量限定で発売される予定なので要チェックです。

あるんだね、いまだに進化してないものが。

最新文房具特集、いかがでしたでしょうか。香取編集長のことですから、きっとこうした進化系文房具を見ると、アート心も大いに刺激されたのでは?というわけで、今週の格言です。「それがもう常識的で、普通になってるけど…という製品――例えばハサミだって、もうそれ自体が十分な機能を備えているはずなのに、ハサミをペンケースに入れて持ち運べる、っていうだけで、どれだけ可能性が広がったか…。そう考えると、まだまだ進化の余地はあるんだなぁ、と思いました。さすがにもう21世紀で、来るところまできて、5人にひとりがスマートフォン、っていう時代になっても、もっと身近なものに開発の余地がある、という。クリップひとつにしても、形を変えればさらに便利な使い方ができたり…。未来がまだ切り開かれていないものがあるんだな、と感じた今日でした」。

広末涼子さん
久しぶりにお会いした香取さんはいつも通りフレンドリーでやさしかったです。

5年半ぶりのスマステはいかがでしたか?

楽しかったです!普段は寝てる時間なので、心配していたんですけど、自分も好きな文房具の特集でしたので、眠くなる暇もなかったです(笑)。

進化した文房具の数々はどうご覧になりましたか?

自分が学生のときは日常的な物だった文房具も、大人になると接する数が減りますよね。だからこそ、久しぶりにこうやって見ると、懐かしいのと同時に新鮮で嬉しい気分になりました。文房具屋さんにも行きたくなりました。

「デコラッシュ」を気に入られていましたが、ほかに印象に残るものはありましたか?

ホッチキス(「とじ&トル」)ですね。ホッチキスの針を取るのって、意外と大変だったりしますよね。それが、紙も破かずにスルッと取れるんですから「すごい!」って思いました。

ちなみに、広末さんのこだわりの文房具といえば何ですか?

私は手帳なんかも細かく書き込むタイプなんですけど、そこで書くペンは自分の好きなペンをローテーションしています。太さが変わったりするのも嫌なので、予備のペンを入れたペンケースを持ち歩いています。なかには、好きなペンの色違いと修正ペンが入っています。ハサミは入れられずにいたんですけど、今日紹介されていたスリムなハサミ(「スティッキールハサミ」)ならピッタリだと思いましたので、ぜひ入れたいです。

香取さんとはいかがでしたか?

お久しぶりだったんですけど、ヘアスタイルがカッコよかったですよね。新鮮に見えました。いつも通りフレンドリーでやさしく接してくださったので、緊張することもなく楽しめました。

そして、ドラマ「11人もいる!」に幽霊役でご出演中です。とてもアットホームで楽しい作品ですが、2話以降の見どころなどを教えてください。

毎回、8人の子どもたちのなかのひとりの問題をクローズアップしていきますので、1話完結的な部分もありつつ、家族全体のストーリーはつながって描かれていくという構成なんです。今後、子どもたちの個性がどんどん出てくると思うので、さらに楽しくなっていくと思います。私が演じるメグミに関しては、唯一メグミの姿が見える才悟(加藤清史郎)とさらに仲良くなっていく反面、メグミが見えない家族にどうアプローチしていくかってこともポイントかなって。あとは、幽霊ということで言うと、やっぱり成仏しないといけないわけで…。メグミは、おちゃらけてて乱雑な感じの人ですけど、成仏できないのは実は寂しいからなんでしょうし。そこがどうなっていくのかも、楽しみに見ていただけたらうれしいです。

広末涼子出演 金曜ナイトドラマ「11人もいる!」毎週金曜よる11時15分 ※一部地域を除く

広末涼子出演
金曜ナイトドラマ「11人もいる!」
毎週金曜よる11時15分
※一部地域を除く

あの文字スキャナーはぜひ欲しいです!

大人気の文房具特集、前回から変化があるのかしら、と思っていたら、まだまだありました。そしてしっかり進化もしていましたね!どの文房具も、ちょっとしたところに徹底的にこだわることで使う人の利便性をアップさせ、結果、ヒットにつながっているという印象がありました。透けにくいクリアファイルとか、まさにそうですよね。確かに数字の入った企画書なんかを持っている人がいると、つい目が行ってしまいますから。クリアなのに透けにくい、でも大きな文字で書かれているタイトルは読めるというのが絶妙ですよね。すごい発想力だと思いました。個人的に興味があったのは、文字データをパソコンにスキャンできるというグッズ。あんなものがあるのかと驚きました。私は会社の会議で書記のような役割を任され、資料を作ったりすることがあるんです。そのときに、バラバラの資料のデータを打ち込んでまとめるんですが、あのスキャナーがあれば打ち込む必要がないんですから!いやぁ、あれはぜひ欲しいですね(笑)。そして文房具がお好きというゲストの広末涼子さん。素晴らしく透明感があってかわいらしい方でした。でも、それだけではなく、仕事のほかにちゃんと自分が大事にする世界をお持ちの方らしい揺らぎなさが感じられひきつけられました。仕事と同じくらい大事で、でも、仕事が終わればそこに没頭できる世界があるんじゃないかって。ぶれないものがご自分のなかに醸成されているんだろな、とか勝手に想像してうらやましく思いました。そんな広末さんがご出演のドラマ「11人もいる!」もアットホームでとても楽しい作品ですので、ぜひご覧になってみてください。

カバは、何かを持ってるんでしょうね(笑)

◆最新文房具、見ているだけで楽しいですよね。持って歩けるハサミ(スティッキールハサミ)のときに言ったように、「それほど使わないんだけど欲しい」みたいな(笑)。日本の技術の凄さを改めて感じます。果たして世界ではどこまで、こんなものがあるっていうのを知ってもらっているのか、どこまで世界に流通しているのか。フリクションボールしかり、他の商品しかり…。アメリカで事務仕事をされている方が、片手で簡単に、80枚いっぺんに綴じることができるホッチキスを見たら、「日本、スゲーなぁ…」って思うようなものがいっぱいあるんですよね。

◆最後にアメリカからも参戦していましたけど、あれは難しいですよね。ハサミの方向が変わったらレーザーの方向も変わっちゃうから、真っ直ぐは切れないんじゃないかな。

◆あとオーディションで勝ち抜いたカバ!カバですもんね。でも、広末さんも「カワイイ!」って言ってたように、ちゃんと女の子の心をつかんでいる。きっと、何百種類もサンプルを作った中から選ばれたんでしょうからね。簡単に言ったら、ウサギでも良かったし、イヌとかネコとかもっと可愛らしい動物がいるのに、その中でカバが勝ち抜いて…。明日の売れ行きは、カバが1番になるんじゃないか、っていうくらい、何か持っているんでしょうね(笑)。

◆しかも、文房具のこういう進化っていうのは、行き過ぎているっていう風には絶対感じないし、あれを海外の企業の人が使ったら、確実に、携帯がスマートフォンに変わるくらいの衝撃を受けると思うんですよね。文房具、凄いですよね。この進化は留まるところを知らないと思うので、きっと来年あたりにはまた凄い文房具をご紹介できると思います。銀座の伊東屋さんではフリクションボールが1位でしたけど、もしかしたらこの先、世界中全部のボールペンがフリクションボールになるかもしれないし…。そういう風に考えると、まだまだ文房具の未来の広がりはハンパじゃないですよね。