SmaTIMES

Backnumber

#398(2010.12.4 OA)

  • トップニュース
  • トクベツキカク
  • シンゴ5
  • ゲストトーク
  • オオシタアナ
  • ヘンシュウコウキ

FNS歌謡祭からスマステまでワープしました!

トップニュース

58ヵ月待ちのコロッケ、5年半待ちのパンも登場!
藤原竜也さんをお迎えして、"長待ち"グルメ&グッズセレクションをオンエア!!

「突然ですが質問です!みなさんは、手に入れたいと思ったもの、どれくらい待つことができますか?1ヵ月?半年?1年?3年?ちなみにボクは、まったく待てません!欲しいものはすぐ欲しい!今日はですね、『長待ち』セレクションということで、グルメだったり、グッズだったり…長〜く待っても欲しいものの特集です!」。
ゲストに藤原竜也さんをお迎えした今週のスマステーション。特集は『長く待っても欲しいグッズ&グルメ!!話題の長待ちセレクション14』です。
インターネットの普及により、いままではなかなか手に入れることができなかった限定グルメやグッズなどを容易にオーダーできるようになりました。しかし、世の中にはまだまだ、そう簡単には手に入れることができない絶品グルメや極上アイテムも数多く存在しているのです。そこで今回は作り手の思いが込められている逸品ばかりの『長待ち』グルメ&グッズをご紹介しました。兵庫県高砂市伊保港町の精肉店・名産神戸肉 旭屋で通信販売されている人気のコロッケが「極み」(10個2730円)。その名の通り、素材に徹底的にこだわったこのコロッケ、なんと4年10ヵ月待ち、という代物です。しかし、それ以上に待たなければ手に入れることができないグルメがありました。それは神奈川県北鎌倉で作られている「天使のパン」(1.8斤1260円)。このパンを作っている多以良泉己さんは、5年前まで競輪選手として活躍していましたが、レース中の事故で頚髄を損傷し昏睡状態に。一命は取り留めましたが、担当の医師からは、例え目を覚ましたとしても、首から下が一生動かなくなるかもしれないという宣告を受けました。その後、奇跡的にこん睡状態から回復した多以良さんは、妻の総子さんに支えられながらリハビリに取り組み、遂に退院できるまでになったのです。そんな多以良さんが、リハビリの一環として始めたのがパン作り。そのパンの味は、知人たちの間で評判を呼び、いまでは日本全国から注文があるそうです。受け取る相手のことを思いながら、愛情を注いで丁寧に作られるこのパン、5年半待っても食べてみたいですよね。香取編集長と同じように、「待つことができないタイプ」とおっしゃっていた藤原さんも「天使のパン!それから4年10ヵ月待ちのコロッケはどうにかならないですかね?」と興味津々のようすでした。
さて、次週12月11日の放送は、ゲストに『相棒』も絶好調、及川光博さんをお迎えして、『この冬食べたい!コンビニ人気商品セレクション』をお送りします。必見です!!

今夜のスマステーションは、長〜く待っても食べたい「絶品グルメ」、長〜く待っても手に入れたい「極上アイテム」が続々登場!職人こだわりの逸品、数量限定の絶品グルメに隠された、その秘密を解明します!


長く待っても欲しいグルメ&グッズ!!
話題の「長待ち」セレクション14




(1)2ヵ月待ちの「くりーむパン」

広島県三原市にある、一見、普通のパン屋さん「八天堂」。この店の「くりーむパン」(5個:1000円)を長く待ってでも食べたいその理由とは?通常クリームパンは、生地にカスタードクリームを入れた状態で焼き上げます。ところが、八天堂のクリームパンは、まず、パンをしっとり柔らかく焼き上げ、そこに、カスタードクリームに北海道産「純生クリーム」をたっぷり混ぜ合わせたものをたっぷりと注入します。さらに、これを冷やすことで、クリームはその美味さを増しパン生地も一層しっとりとし、クリームと絶妙のハーモニーを生み出すのです。工場は、連日24時間近く稼動していますが、作れるのは1日3万個が限界。作っても作っても追いつかない状態が続いています。ちなみに、三原港町本店、品川店、神戸元町店では、数量限定ながら販売しているので、どうしてもすぐに食べたいという方は、開店を狙って並んでみては?




(2)58ヵ月待ちの「コロッケ」

兵庫県高砂市伊保港町の精肉店「名産神戸肉 旭屋」で、通信販売されている人気のコロッケが「極み」(10個:2730円)。長く待ってでも食べたいその理由は、材料のジャガイモと牛肉をこだわり抜いているから。ジャガイモは、旭屋がコロッケに使うためだけに作った畑で育てられています。しかも、その品種は、サツマイモのような豊かな甘みが特徴の「レッドアンデス」限定なのです。そして、牛肉にも驚きのこだわりが!というのも、旭屋は、地元でも数少ない神戸牛の専門店で、店内に一歩足踏み入れると、最高級の神戸牛を買い付けた人だけに贈られるトロフィーがずらり。そんな目利きのご主人自らが選び抜いた、最高級のA5ランクのメス牛の肉のみを使用。ちなみに、旭屋が長年牛肉を仕入れている川岸牧場では、A5ランクを目指すメス牛のみをある独特の方法で飼育しています。それが、24時間クラシック音楽を聴かせるという方法。ストレスを軽減することで、さらに肉質がよくなると言われています。そんな究極の神戸牛を大きく角切りにし、豊かな甘さをたたえるジャガイモに混ぜ合わせた旭屋の神戸ビーフコロッケ「極み」。まさに極上のコロッケは、5年近く待っても食べたい逸品です。




(3)1ヵ月待ちの「オーダーメイドシャツ」 

神戸市中央区の懐かしさ漂うアーケード街の一角で、創業から70年近くシャツを作り続けてきた老舗中の老舗「ウラカミオリジナルシャツ工房」。各界著名人や政界にも愛用者は多いという、「シャツ」(12000円〜)は、1ヵ月待ち。それでもほしい理由は、着ていることを忘れさせる「極上の着心地」。ご主人の浦上雅男さんは、この道40年のシャツ職人。採寸、型作り、縫製など、シャツができるまでの作業を、ほとんどひとりで行っています。極上の着心地を生み出すポイントは、ご主人の経験とワザが凝縮した「肩の部分」。女性のブラウスなどに見られる、「イセ」と呼ばれる繊細なシワを作り出すことによって肩への負担が少ない、着ていることを感じさせない「奇跡の着心地」を生み出すのです。




(4)2年半待ちの「ふとん」

愛知県名古屋市で、手作りのふとんを作り続けて38年という「丹羽ふとん」のご主人が、日本一のふとん職人、4代目丹羽正行さん。全国のふとん職人が技を競う大会で内閣総理大臣賞を受賞。その技術の高さと功績が認められ、昨年には藍綬褒章を受章するなど、まさに日本一のふとん職人なのです。その丹羽ふとんのオーダーメイドふとん(30000円〜)の待ち時間は、2年半!しかし、それでもほしい理由は、日本一の技が生み出す究極の寝心地。1枚のふとんに驚くほど大量の綿を使用。中央部分は10層以上を重ね、真ん中を高くすることで、深い眠りを可能にするといいます。これを、熟練の技術で、縦横に丁寧に重ねていき、そして、一気にカバーに収めます。そして、一針一針縫い付けて完成。隅まで綿が行き渡ったふとんは、しわなどないハリが特徴です。しかし、1日に作ることができるのは、4枚が限界だといいます。




(5)2年待ちの「金平糖」

京都市左京区百万遍。創業から160年という金平糖専門店「緑寿庵清水(りょくじゅあんしみず)」。ここは、人気コミック『美味しんぼ』にも描かれる、名店中の名店です。こちらの金平糖は、谷佳知・亮子夫妻の披露宴の引出物に選ばれ話題となった名品でもあります。そんな緑寿庵清水の「究極の金平糖」。なかでも特に人気が高く、現在2年待ちとなっているのが、「梅酒の金平糖」(3360円)と「チョコレートの金平糖」(3360円)の2品。金平糖に着色や味付けをする場合、これまでは、金平糖の周りにコーティングするしかできませんでしたが、緑寿庵清水では長年の研究の結果、コーティングではなく、金平糖そのものに「味」と「色」をつけることを可能にしたのです。シリーズにはほかに、「赤ワインの金平糖」「キャラメルの金平糖」「ブランデーの金平糖」「宝来豆の金平糖」「日本酒の金平糖」といったものも。職人技の結晶を味わってみては?




(6)2ヵ月半待ちの「豚の角煮」

沖縄県那覇市。地元の人々で賑わう人気の居酒屋「山将」の人気メニューが「山将ラフテー」(450g:1875円)。その待ち時間は現在、2ヵ月半。長く待ってでも食べたいその理由は、脂身と赤身のバランスの良さ。角煮に使われるのは沖縄県産の豚肉で、なかでも脂身と赤身が絶妙のバランスで層をなしている部分のみを使用。これを、沖縄産の泡盛で煮込むことで肉が柔らかくなるのです。さらに、沖縄産の黒糖で味付けすることで、さわやかな甘みを生み出しています。いくつでも食べられるやさしい味わいを、一度お試しあれ。




(7)1年待ちの「枕」

神奈川県相模原市にある「16号整形外科」。その整形外科医の山田朱織さんが考案した「オーダーメイド枕」。現在、6000人が待っていて入手まで1年はかかるという「究極の寝心地まくら」(枕+計測料:23100円)。長く待ってもほしいというその理由は、なんといってもその寝心地のよさ。とにかく、よく眠れるといいます。そのためのポイントは、寝返り。寝返りを打つことで、肩のコリや頭痛の改善、手足のしびれの軽減にも良い影響を与えるのです。快適な寝返りを打てる枕作りは、「骨格」「握力」「身体の柔軟性」など細かいデータをとることから始まります。そして、ミリ単位で最適な高さを調整することで、安眠を約束する枕が生まれるのです。




(8)9ヵ月待ちの「鍋」

愛知県名古屋市の船舶などの鋳造部品を製造する「愛知ドビー」が開発した「バーミキュラ鍋」(23800円)は短時間で、極上の料理を作り出す魔法の鍋と言われています。長く待ってでも入手したいその理由は、バツグンの「気密性」。鍋のふたが、わずかな隙間もなくきっちり閉まることで圧力鍋のような効果を生み出し、魔法の調理が可能となるのです。究極の機密性を実現するため、工場では、一つひとつ、実に0.01mm単位で削っていきます。そんなバーミキュラ鍋でカレーを作る場合、具材を入れとろ火にして1時間待つだけ。水は全く必要ないうえ、ルーも通常の半分しか必要ありません。その理由は、具材から旨味成分が溶け出すから。実際、ニンジンのベータカロテンは、ステンレス鍋で煮立てた場合と比べ2倍以上も出るのです。そして、もうひとつ重要なのが土鍋のような「保温性」。職人の手で一つひとつ、ガラスのふきつけを行い高温の釜で焼き上げるという工程を、実に3回も繰り返すことで土鍋のような保温性が生まれるのです。そのため、最大でも1日40個を生産するのがやっとだといいます。




(9)7ヵ月待ちの「霧の森大福」

愛媛県四国中央市新宮町にある「霧の森菓子工房」が作る「霧の森の大福」(1箱8個:1050円)。ふわふわの生クリームと舌触りのいいこしあんを、抹茶を練りこんだ餅で包み、そして、そこに抹茶をまぶして完成する逸品。7ヵ月を待ってでも食べたいその理由は、こだわりの「抹茶」。愛媛県新宮町は、日本で有数の抹茶の産地。なかでも霧の森菓子工房が使う抹茶は、「かぶせ抹茶」と呼ばれる貴重なもの。収穫の2週間前に、黒布で葉にかかる日光を遮断することで、茶葉の渋みを抑え、甘みが増すのです。そのかぶせ抹茶をふんだんに餅に練りこみ、周りにもたっぷりまぶしてあるのが、霧の森大福の人気の秘密といえます。




(10)1年待ちの「居酒屋」

東京四谷で、大人気の居酒屋「やまちゃん」。一見、普通の居酒屋ながら、予約は1年先までいっぱいという大人気店です。そんな長く待ってでも行きたい理由は、絶品の海の幸と銘酒を、信じられない安さで堪能できるから。例えば、ある日のメニューを見ると、「山形産船上活け締めの肉厚の鰆の塩焼き」「北海道産の殻付き生甘エビ」「北海道自家製一夜干し本ししゃも」「網走産特大釣りキンキの塩焼き」「大分産関サバの自家製のシメサバ」「千葉県銚子産金目鯛の刺身」「北海道函館産の真鱈」「北海道厚岸町の牡蠣の鍋」、そして、特製の土鍋で炊くご飯は、「茨城ミルキークイーン」といった具合。さらに、日本各地のこちらの銘酒が飲み放題で、なんとお値段、1人5800円!なぜこれほど安いのかといえば、ご主人の山ちゃんこと山上博三さんの経歴に秘密が。実は、山上さんは今年5月まで5年間、築地の有名卸売り業者に勤めていたのです。さらに、老舗酒店で働いていたこともあるという経験や人脈を生かして、独自の入手ルートを開発。こだわりの食材や酒を格安で入手することが出来るのです。さらに、このお店は店員さんがいません。お客さん自身が飲み物を運ぶことで、人件費を削減。限界まで安くすることができるのです。現在、来年秋まで予約でいっぱいですが、それ以降は、予約方法をリニューアルする予定だといいます。




(11)6ヵ月待ちの「箸」

京都市右京区花園の、箸専門店「京都おはし工房」。こちらでご主人の北村隆充さんが作る「オーダーメイド箸」(6500円〜)が、大人気となっています。現在、6ヵ月待ちといいますが、それでも欲しいその理由は、身長をもとに作られるという究極のこだわりにあります。使う人の身長に応じて、箸の長さを実に1mm単位で決めているのです。こうして作られた箸は、小さなゴマさえも簡単につかめる究極の使い心地。少人数で作っているため、1日に作ることができるのは10膳が限度ですが、自分にぴったりの、使い心地抜群のお箸、一度作ってみてはいかがでしょう。




(12)2年待ちの「万年筆」

鳥取県鳥取市、万年筆専門店「万年筆博士」の「オーダーメイドの万年筆」(50000円〜)は、現在2年待ち。1本1本手作りのため、作れるのは1日1本だけだからです。それでも入手したい理由は、一生使える書き心地のよさにあります。奇跡の書き心地を実現するため、こちらのお店では、まず面談を行うといいます。注文書に、筆記時のペンの角度、腕の角度、筆圧といった内容を細かく記入。さらに、住所は3回書く欄があります。これは、3回書くことで、より正確に書く人のクセを見極めるためのもの。これらの情報を元に1本1本手作りで仕上げていきます。その人気は高く、わざわざ海外から足を運ぶ客もいるといいます。持った瞬間、手に馴染む究極の万年筆いかがでしょう。




(13)1年待ちの「日本酒」

愛知県北設楽郡設楽町の「関谷醸造」の清酒・蓬莱泉(ほうらいせん)」の「純米大吟醸 空(くう)」(1.8L:7770円)は、果物を思わせる豊かな香りとお米本来の旨味と甘味が広がる絶品で、入手まで1年かかるといいます。その人気は日本酒好きの人たちが、遠方からわざわざ買いに来るほど。このお酒は、良質な酒米として名高い「山田錦」を60%パーセントも削り取り、残ったごくわずかな中心部分だけを使用して作られます。さらに、もうひとつの特徴が、1年間の熟成期間。十分に寝かせることで、旨味と甘みが調和した味を引き出せるのです。発売から25年、常に品薄情態が続く純米大吟醸「空」。極上の一杯、気長に待ってみるのはいかがですか?




(14)5年半待ち!「天使のパン」

神奈川県北鎌倉で作られている「天使のパン」(1.8斤:1260円)。食べた人に、「なんだか幸せな気持ちになります」「早速、頂き涙しております」「不思議なパン」「心のこもった味は格別です」などと言われるそのパンは、現在、5年半待ち。このパンを作っている多以良泉己(たいらみずき)さんは、頚髄損傷をした影響で左足に麻痺が残り、左手の握力も弱く、高次脳機能障害も抱えています。実は、多以良さんは5年前までプロの競輪選手として活躍していました。妻・総子さんとも競輪を通じて出会い結婚。幸せな生活を送っていましたが、2005年8月27日、競輪の試合中、後続の選手が接触し転倒。頭から地面に叩きつけられた多以良さんは頚髄を損傷し、こん睡状態に陥りました。担当の医師からは、例え目を覚ましたとしても、首から下が一生動かなくなるかもしれないと宣告を受けました。しかし、その後、奇跡的にこん睡状態から回復。それでも重傷の多以良さんを、総子さんが懸命に看護し、リハビリにも付き添いました。その結果、多以良さんは少しずつ回復、退院できるまでになったのです。そんななか、リハビリの一環としてはじめたのがパン作りでした。手先を動かすパン作りは、リハビリになるはずと総子さんがすすめたのです。以来、パン作りに魅了された多以良は、やがて、家を訪れる知人たちに振舞うまでに。すると、誰もがその味に感動したのです。多以良さんは何より、食べた人がやさしい表情になるのを見るのが好きでした。そのパンの味は、評判が評判を呼び、現在のように販売するまでになったのです。全国各地から寄せられたオーダーのほとんどには、メッセージや手紙が添えられています。多以良さんは、総子さんからそのメッセージを聞き、受け取る人のことを思いながら、丁寧にパンに愛情を注いでいきます。そんな多以良さんのパン作りは、午前2時からはじまります。全ての作業をひとりで行いますが、今でも事故の後遺症で激しい頭痛などがあり、休みながらでないと集中が続かないといいます。1個のパンを焼き上げるのに3時間を要すため、1日3回焼くのが限界といいます。現在、多以良さんは障害者スポーツの部門での挑戦を目指し、自転車のトレーニングを開始。常に前を向いてきたからこそ作ることができる「天使のパン」。今日も、夫婦ふたり、愛情を込めてパンを作っています。



人を待たせるほどの魅力を持ちたい

いやいや、編集長はもう十二分にその魅力を持っていますよ…というツッコミはさておき、今週の格言です。サラッと嬉しい発言?も…。「人が『どんだけ待ってもいい!』って言ってくれるような魅力を持ちたいです。『なかなかシングル曲を出さないな、SMAPは…』って思いながらも、それでも魅力を感じて待ち続けてくれる…半年とか1年経っても、『別に新曲出さなくてもいいじゃん!』って思われるんじゃなく、いつまででも待ってくれるような魅力を持ち続けたい。その魅力を出すには…やっぱ、半年とか1年くらいのうちには新曲出したいな(笑)。でも、そういう風に置き換えると、今日紹介した品々は凄いですよね。5年待ってでもSMAPの曲を聴きたい、っていうような人たちが、製作が追いつかないくらいいる、ってことですよね。SMAPの目指すところはコロッケだった…ということでしょうか。でも、そんなに待たせないんで。断言はできないけど、ちょっと安心してください(笑)」。


藤原竜也さん
香取さんと過ごした「新選組!」の日々は、何年経っても忘れない記憶だと思います。

ご出演は、5年以上ぶりだそうです。今日は、いかがでしたか?

何よりも、久しぶりに香取さんに会えたことが嬉しかったです。生放送は、何をどうしゃべったらいいのかわからなくなるので、苦手意識があるんですが、今日は、香取さんの見事なリードのお陰で落ち着いて、楽しい時間が過ごせました。

今日も、「総司」「局長」と呼び合っていましたね。

香取さんと過ごした「新選組!」の日々は、本当に濃厚な時間だったので、何年経っても忘れない記憶だと思います。ほかのキャストもみんな、香取さんと香取さん演じる局長のもとで、ともに時間を過ごしたという思いがあると思います。僕のなかでも、ずっと「局長」なんだと思います。

お会いになるのは、1年ぶりくらいだそうですね。

そうですね。去年の12月28日以来ですね。その日は、山本耕史のところに集まるという日で、「新選組!」のキャストとかが10数人集まるんです。香取さんともそこで会いました。僕が香取さんと話していると、寂しがり屋の山本さんが来て邪魔するんです。それで、僕らが場所を移動すると、またそこについてくるという(笑)。今年も、また会えたらいいですね。

「長待ち」の特集はいかがでしたか?

居酒屋「やまちゃん」にはぜひ行ってみたいと思いました。コロッケも食べてみたいですけど、5年近くはさすがに待てないかな(笑)。5年といえば、「天使のパン」が5年待ちでしたよね。あそこまで努力をされて復活して作り上げたものなら、待つ甲斐はあるのかな、って思いました。

藤原さんは、お取り寄せなどされますか?

僕は、実家が埼玉県の秩父なんですけど、そこの名産で、「しゃくし菜」という漬物があるんです。秩父では、朝昼晩、食卓に並ぶようなものなんです。その「しゃくし菜」とか、地元の梅干なんかはよく取り寄せますね。しゃくし菜と梅干とくれば、日本酒ですよ。今日、紹介されていた大吟醸の「空」とか、最高に合いそうです。誰か、送ってくれないですかね(笑)。

最後になりますが、来年1月7日から開幕する舞台「ろくでなし啄木」の見どころをお願いできますか?

僕が啄木を演じるんですが、脚本と演出を手がける三谷幸喜さんは、「強烈なヒールを描きたい」とおっしゃっていました。今までの啄木のイメージを覆すような、ものすごい世界が展開されると思いますし、僕自身、体験したことがないような舞台になると手ごたえを感じていますので、ぜひ、劇場に足を運んでいただけたらうれしいです。

藤原竜也主演
舞台「ろくでなし啄木」
作・演出 三谷幸喜

藤原竜也主演
舞台「ろくでなし啄木」
作・演出 三谷幸喜
公演 1月7-23日(東京)
    1月27-2月13日(大阪)
    2月17-26日(東京)

問い合わせ先
  東京公演 ホリプロチケットセンター 03-3490-4949
  大阪公演 キョードーインフォメーション 06-7732-8888


予約したのに行けなくなったら、どうしよう!?

私は、わりと「待てる」性格だと思うんですが、それでも居酒屋さんに「1年待ち」と言われたらビックリしますね。それに、予約をしたらしたで、「その日、急に行けなくなったらどうしよう…」なんて、怖くなってしまいそう。コロッケもすごく食べてみたいけど、注文書とか、5年近くも無くさずにもっていられるかしら?と心配になりました。違うところで、緊張してしまいました(笑)。それにしても、「長待ち」には、ちゃんと理由がありましたよね。どれも、作っている方に信念があって、自分の納得のいくものを自分の責任において作っていくという、共通点があるなと思いました。なかでも、究極は、「天使のパン」ですよね。以前、別の番組でも紹介させていただき、奥様が書かれた本も読ませていただきましたが、本当に大変な状況を乗り越えて、丁寧に丁寧に作られるパンですから、本当に格別な味がするんだと思います。召し上がる方も、一口一口味わっていただくんでしょうね。それだけで、感動的ですよね。それから、私が気になったのは、お布団です。あんなにふっかふかで気持ちよさそうなお布団って、めったにないですよね。私は寝ることが大好きなので、かなり、ググッときました。そしてそして、ゲストの藤原竜也さん。香取さんとは、本当に「仲間」といった打ち解けた雰囲気でした。「新選組!」から5年以上経っても、「総司!」「局長!」と呼び合えるなんて、素敵なことですよね。改めて作品を通じての結びつきの強さを感じました。香取さんも、嬉しかったでしょうね。

いますぐオーダーすれば、5年半で全部のものが楽しめます!

◆長待ち…凄かったですねぇ。なかなかやっぱり、コロッケって、B級だったり、そういうときも登場するじゃないですか。そういう手軽さがコロッケの魅力でもあるじゃないですか。それが4年10ヵ月待ちって、超A級ですよね!超A級のコロッケを見せられちゃったらちょっと…美味そうでした。

◆今日は不思議なことにね、全部美味しそうだったんですよ。もちろん、いつもいろいろと美味しそうなものが登場する番組なんですけど、今日のはちょっといままでとは違う、洗練された美味しそうな空気がありました。それだけのパワーを持ったものたちの集まりなのか、ちょっといつもと違いました。

◆最後に持ってきてくれたのが、金平糖のシソ味。すっげー美味かった!でも、「やっぱりチョコレート味はないんだな…」って思ったりもして(笑)。シソ味は、普通にお店で買えるらしいです。なかなか普段は金平糖を買おうとは思わないですけど、今日のはすっごい美味しそうでしたもんね。

◆布団も欲しいな。普段、そんなに気にしたことなかったけど、ああいう風に言われると欲しくなっちゃう(笑)。しかも、ああいう流れで見てると、「半年とか1年なら待てるな…」って思っちゃう。ワイシャツのオーダーメイドだって、「1ヵ月待ちなんで全然余裕かな?」って思えましたからね。

◆それはきっと、1個ずつじゃなくて一遍にいろいろ見せられることによって、あまり待てない人も、気持ちが待てるようになったんじゃないかな?今日、紹介したもの全部をいますぐ一遍にオーダーしておけば、1ヵ月後にはシャツができて、2ヵ月後にはくりーむパンが…みたいな感じで、5年半位のうちに14セレクション、全部のものが楽しめますね(笑)。

◆藤原さんとは久しぶりでした。『新選組!』で年に1度くらいのペースでみんなで集まって忘年会みたいなことをしてるんで、去年のその会以来ですね。ことしも忘年会あるのかな?いつまでやるんだろう、土方は(笑)。だから、その前に今日会えてよかったです。

◆『新選組!』のメンバーの絆は強いですね。人生の一部として、一緒に大きな経験をした人たちなんですよね。だから、今日みたいにご一緒していなくても…それこそ、雑誌とかで読んだり、テレビとかで見かけたりしただけでも、何か感じるものがあるんです。「ああ、頑張ってるんだ!」って。きっとことしも、たくさんの人を集めてくれるんじゃないでしょうか、土方は(笑)。