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#367(2010.3.13 OA)

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カバーしてもらえる曲を歌いたい!

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名曲続々!SMAPのあの曲も!坂本冬美さんをお迎えして、カバーソング・リクエストSPをオンエア!!

「今夜のSmaSTATION!!は、カバーソングを大特集します!意外な人が意外な歌をカバーしていて、いま、とっても人気なんです!なんとSMAPの曲もカバーされているようです。全部で67曲!今夜は、オリジナルとカバー、両方お届けしますので、聞き比べて楽しんでください!」。
番組初登場!坂本冬美さんをゲストにお招きした今週のSmaSTATION!!は、『ベストヒット!SmaSTATION!! 実はあの人が歌っていた カバーソング・リクエストSP』をお送りしました。洋楽・邦楽を問わず、毎年さまざまな形で発表されているカバーソングの数々(最近は海外アーティストによる日本語曲カバー、なんていうパターンも)。オリジナル曲をリリースしたアーティストへのリスペクトの意味を込めてリリースされるこうしたカバー曲は、時代を彩った名曲にもう一度光を当て、その曲を知らない世代に伝えていく、という意味でもとても大きな意味を持っているといえるでしょう。歌番組で披露したところ、ファンからCD化のリクエストが殺到したというつるの剛士さんの『M』(オリジナルはプリンセスプリンセス)、高橋真梨子さん自身が歌詞の美しさにもこだわって選曲したカバーアルバルの中の1曲『ワインレッドの心』(オリジナルは安全地帯)、約10年ぶりにメジャーでの活動を再開したNOKKOさんによる『LA・LA・LA LOVE SONG』(オリジナルは久保田利伸withナオミ・キャンベル)、サンボマスターが和田アキ子さんの名曲中の名曲をカバーし、缶コーヒーのCM曲としても話題をさらった『あの鐘を鳴らすのはあなた』などなど、次々と登場する名曲に香取編集長&坂本さんも興奮気味。さらに、近年のカバー・ブームの火付け役のひとり、徳永英明さんによる『ハナミズキ』(オリジナルは一青窈)、編集長がやけに気に入っていた尾崎豊さんのカバー、森進一さんの『I LOVE YOU』、さらには布施明さんがカバーしたSMAPの代表曲『世界に一つだけの花』、坂本さんとも縁の深い忌野清志郎さんがヴォーカルを務めるザ・タイマーズの『デイ・ドリーム・ビリーバー』(オリジナルはザ・モンキーズ)などもご紹介しました。坂本さんが歌って大きな話題を集めているビリーバンバンのカバー『またキミに恋してる』ももちろんですが、気になった曲があったら、オリジナル曲とカバー曲を是非聞き比べてみてくださいね。
次週、3月20日の放送は『月イチゴロー』&『サービスエリアで食べたいワンコイングルメ』をお送りします。果たしてアカデミー受賞作『ハート・ロッカー』の評価は?ご期待ください!

世の中に星の数ほどある名曲のカバー曲。そんななかから、ちょっと意外な名カバー曲をリクエストによって選出!意外な人がカバーしていたり、オリジナルとはまったく違う曲調になっていたり、と発見がいっぱい!あなたが気になるカバーソングはあるでしょうか?


スマステーション特別企画
『実はあの人が歌っていた!カバーソング・リクエストSP』


リクエストNO.1「M」
オリジナル:プリンセスプリンセス(1989)
カバー:つるの剛士(2009)

1989年、プリンセスプリンセスが歌い大ヒットを記録。以来、20年が過ぎた今も愛される“失恋ソング”の定番です。そんな女性目線の曲をカバーしたのは、意外にもタレント/俳優のつるの剛士。歌番組で披露したことがきっかけでファンからのCD化の声が高まり、昨年初のカバーアルバム『つるのうた』を発売。30万枚を超える大ヒットを記録しました。




リクエストNO.2「悲しみがとまらない」
オリジナル:杏里(1983)
カバー:稲垣潤一(2008)

1983年、「CAT’S EYE」に続き大ヒットを記録した杏里の代表曲的作品。そんな曲をカバーしたのは、稲垣潤一。2008年にリリースされ25万枚を売り上げたデュエットカバーアルバム『男と女〜TWO HEARTS TWO VOICES〜』のなかで、小柳ゆきとのデュエットでこの曲を熱唱。その斬新な試みが大きな話題となりました。




リクエストNO.3「ワインレッドの心」
オリジナル:安全地帯(1983)
カバー:高橋真梨子(2009)

オリジナルは、玉置浩二がボーカルをつとめる安全地帯。この曲はCMソングにも起用され大ヒットし、彼らを一躍メジャーバンドに押し上げた名曲です。そんな曲をカバーしたのは「桃色杜息」などのヒット曲で知られる高橋真梨子。男性ボーカル曲をカバーしたアルバム『NoReason』に収録された1曲です。彼女自身が選曲し、歌詞の美しさにもこだわったといいます。


リクエストNO.4「ボヘミアン」
オリジナル:葛城ユキ(1983)
カバー:CHAGE and ASKA(1985)

オリジナルは、独特のハスキーボイスが魅力で本格派ロックボーカリストの呼び声が高い葛城ユキの大ヒット曲。そしてこの曲をカバーしたのが、CHAGE and ASKAです。実は、この曲の作詞をASKAが担当。ライブでは演奏していたものの、初めて彼らのベストアルバム『Standing Ovation』に収録され話題となりました。




リクエストNO.5「LA・LA・LA LOVE SONG」
オリジナル:久保田利伸 with ナオミ・キャンベル(1996)
カバー:NOKKO(2010)

1996年、フジテレビのドラマ「ロングバケーション」の主題歌に起用されミリオンセラーを達成。スーパーモデルのナオミ・キャンベルが、コーラスで参加していることも話題になりました。そんな大ヒット曲をカバーしたのが、元レベッカのボーカル・NOKKO。今年1月にデビュー25周年を記念して発売したカバーアルバム『kiss』のなかで、「LA LA LA LOVE SONG feat.KG 」として昔と変わらぬパワフルな歌声を披露しています。




リクエストNO.6「あの鐘を鳴らすのはあなた」
オリジナル:和田アキ子(1972)
カバー:サンボマスター(2005)

この曲は、和田アキ子の代表曲であるとともに、2007年に亡くなった名作詞家、阿久悠が残した名曲でもあります。そんな曲をカバーしたのが、サンボマスター。2005年、「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」などのヒット曲を持つ彼らが熱いボーカルでカバー。缶コーヒーのCMソングとしても脚光を浴びました。




リクエストNO.7「HOWEVER」
オリジナル:GLAY(1997)
カバー:大橋純子(2007)

GLAYの初のミリオンヒットナンバーが、1997年にリリースされたこの曲。現在では、結婚式の定番ソングとして演奏されることも多いといいます。そんな曲をカバーしたのが、「シルエット・ロマンス」などのヒット曲で知られる大橋純子。2007年にリリースしたカバーアルバム『Terra』に収録されました。ちなみにこのアルバムは、“夕張応援チャリティ・カバー・アルバム”という作品でもあり、自身も北海道出身の大橋がカバーしたのは同郷出身の有名アーティストばかり。GLAY、中島みゆき「時代」、松山千春「季節の中で」、DREAMS COME TRUE「LOVE LOVE LOVE」などの名曲が収録されています。




リクエストNO.8「夢の中へ」
オリジナル:井上陽水(1973)
カバー:斉藤由貴(1989)

井上陽水が、「みんなで歌えるように」と作ったといわれるこの曲は1973年に発売され大ヒット。事実、その後、多くの人にカバーされました。1989年、アイドルだった斉藤由貴もそのひとりです。カバー曲の流行の先がけとも言われるこの曲は、発売後すぐに大ヒット曲に。斉藤由貴が踊る振り付けも話題になりました。




リクエストNO.9「接吻」
オリジナル:オリジナル・ラヴ(1993)
カバー:中島美嘉(2003)

1993年、オリジナル・ラヴが歌うこの曲は、テレビドラマの主題歌として使用され大ヒット。日本のJポップに新しいスタイルを確立した名曲として今も語り継がれています。そんな曲をカバーしたのは、中島美嘉。原曲とは全く異なるレゲエチューンにアレンジされたこの曲は、5万枚限定のシングルリリースながら大きな話題となりました。




リクエストNO.10「ハナミズキ」
オリジナル:一青窈(2004)
カバー:徳永英明(2005)

2004年にリリースされたこの曲は、オリコンシングルチャートで125週連続チャート・インという驚異的なロングヒットとなりました。そんな曲をカバーしたのは、近年のカバーソングブームの火付け役ともいえる徳永英明。女性アーティストのバラッドをカバーしたアルバム『VOCALIST』を3シリーズにわたりリリース。その累計売り上げは、460万枚にも上ります。ちなみに「ハナミズキ」は、その第1弾『VOCALIST』に収録されています。そして来月には、『VOCALIST』の第4弾がリリースされます。




リクエストNO.11「見上げてごらん 夜の星を」
オリジナル:坂本九(1963)
カバー:平井堅(2003)

1963年発売のこの名曲は、これまで数多くのアーティストにカバーされ、さらに音楽の教科書にも登場するなど国民的愛唱歌ともいえる曲です。その曲をカバーしたのは平井堅。プロモーションビデオでは、オリジナルの坂本九と平井堅のバーチャル・デュエットが実現。演奏は1963年当時のオリジナル音源を使用しています。




リクエストNO.12「歌舞伎町の女王」
オリジナル:椎名林檎(1998)
カバー:甲斐よしひろ(2007)

風俗をテーマに新宿・歌舞伎町を舞台に作ったこの曲は、その独特の歌詞が話題となりました。その曲をカバーしたのは、日本のロック界をリードしてきた甲斐よしひろ。2007年にリリースしたJポップをカバーしたアルバム『10 Stories』に収録されています。




リクエストNO.13「アジアの純真」
オリジナル:PUFFY(1996)
カバー:井上陽水奥田民夫(1997)

大貫亜美、吉村由美のユニットPUFFYのデビュー曲にしてミリオンセラーを記録した名曲。大貫、吉村の自然で脱力したダンス、不可解な歌詞が多くのリスナーを魅了しました。そんな曲をカバーしたのは、この曲の作詞・作曲を手がけた井上陽水と奥田民生が結成したユニット。97年のアルバムでセルフカバーとして発表、その後ツアーでも披露するなど注目を集めました。




リクエストNO.14「I LOVE YOU」
オリジナル:尾崎豊(1983、1991)
カバー:森進一(2009)

1983年、尾崎豊が17歳のときに作り上げた名バラードをカバーしたのは森進一。今年デビュー45周年を迎える森が昨年11月に、新たなるチャレンジとして発売したカバーアルバム『Love Music』に収録されています。独特のハスキーボイスによるカバーが話題を集めました。




リクエストNO.15「元気を出して」
オリジナル:薬師丸ひろ子(1984)
カバー:竹内まりや(1988)

シングル化されていないこの曲は、薬師丸のファーストアルバム『古今集』に収録。アルバムは、47万枚のヒットを記録しました。その曲をカバーしたのは、作詞・作曲を手がけた竹内まりや。CMにも使用され話題になりました。




リクエストNO.16「リンダリンダ」
オリジナル:THE BLUE HEARTS(1987)
カバー:夏木マリ(2007)

この曲は、THE BLUE HEARTSのメジャーデビュー曲で、ボーカル・甲本ヒロトの強烈なパフォーマンスとともに若者に強烈なインパクトを残し、バンドを代表する1曲ともなりました。そんな曲をカバーしたのは、夏木マリ。「いい歌はいつだっていい」という考えのもとカバーに至ったという彼女は、ソウルフルなボーカルでスタイリッシュに名曲を仕上げました。




リクエストNO.17「僕が僕であるために」
オリジナル:尾崎豊(1983)
カバー:中村あゆみ(2009)

1983年に発売されたファーストアルバム『十七歳の地図』に収録され、ファンの間では絶大な人気を誇る名曲。それをカバーしたのは、これまでに2枚のカバーアルバムを発売し、いずれも高評価を得ている中村あゆみ。プライベートでも親交のあったという尾崎のこの曲は、昨年発売されたカバーアルバム『VOICE II』に収録、CMにも起用され話題となりました。




リクエストNO.18「おどるポンポコリン」
オリジナル:B.B.クィーンズ(1990)
カバー:木村カエラ(2010)

テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」のテーマソングとしてあまりにも有名なこの曲。1990年の放送開始当初は、エンディングテーマ曲として使用。オリコン年間シングルチャートでは1位を獲得しています。その曲をカバーしたのは、木村カエラ。これは、アニメ放映20周年を記念した企画で、幼い頃から「ちびまる子ちゃん」の大ファンだったという木村カエラは、オファーを快諾。現在、アニメのオープニング曲に使用されていて、そこにはアニメになった木村カエラも登場しています。




リクエストNO.19「YAH YAH YAH」
オリジナル:CHAGE and ASKA(1993)
カバー:松崎しげる(2009)

1993年、テレビドラマの主題歌になったこの曲は、ダブルミリオンセールスを記録し年間チャートでも1位を獲得。そんな大ヒット曲をカバーしたのは松崎しげる。昨年、不況で元気のない日本を励ましたいとの思いでリリースした、応援ソングばかりを集めたアルバム『Yes We Can!!』に収録されています。




リクエストNO.20「世界に一つだけの花」
オリジナル:SMAP(2003)
カバー:布施明(2008)

2003年、オリコン年間チャート堂々の第1位!250万枚を売り上げSMAPの代表曲のひとつともいえる名曲。この曲をカバーしたのが、布施明。伸びやかな美しい声で知られる実力派の布施が、オリジナルよりもテンポを落とし、しっとりじっくりと聴ける楽曲に仕上げています。




リクエストNO.21「デイ・ドリーム・ビリーバー」
オリジナル:ザ・モンキーズ(1967)
カバー:ザ・タイマーズ(1989)

オリジナルは、アメリカのアイドルグループ、ザ・モンキーズ。1967年のビルボードで1位を獲得、現在日本でもCMソングに使用されるなど世界中で愛されている名曲です。そんな曲をカバーしたのが、忌野清志郎がボーカルを務めた覆面バンド、ザ・タイマーズ。歌詞はオリジナルとはまったく違った内容で、彼の亡くなった母親のことを綴っています。




セレクション(1):洋楽をカバーして大ヒット

「ヒーロー」
オリジナル:ボニー・タイラー(1984)
カバー:麻倉未稀(1984)
■麻倉のカバー版は、テレビドラマ「スクール☆ウォーズ」の主題歌となり、番組とともに大ヒットを記録。

「ダンシング・ヒーロー」
オリジナル:アンジー・ゴールド(1985)
カバー:荻野目洋子(1985)
■原題「Eat You Up」。荻野目のカバー大ヒットを受け、80年代後半、日本の定番のディスコナンバーに。

「ビーナス」
オリジナル:バナナラマ(1986)
カバー:長山洋子(1986)
■当時アイドルだった長山の代表曲のひとつ。長山はその後、演歌歌手としてデビューを果たす。

「愛が止まらない」
オリジナル:カイリー・ミノーグ(1988)
カバー:Wink(1988)
■Winkの3枚目のシングル。無表情で踊る独特の振り付けも話題に。

「イエロー・サブマリン」
オリジナル:ザ・ビートルズ(1966)
カバー:金沢明子(1982)
■民謡歌手だった金沢明子が、「イエローサブマリン音頭」という楽曲名でカバー。

「TORA TORA TORA」
オリジナル:DOMINO(1996)
カバー:MAX(1996)
■MAXの3枚目のシングル。アップテンポなユーロビートにあわせたダンスにも注目が集まりブレイク。

「GOLDFINGER‘99」
オリジナル:リッキー・マーティン(1999)
カバー:郷ひろみ(1999)
■パンチの効いたサビや振り付けなど強烈なインパクトを残すこの曲で、日本レコード大賞・最優秀歌唱賞ほか多くの賞を受賞。




セレクション(2):実はカバー曲だったヒット曲!

「なごり雪」
カバー:イルカ(1975)
オリジナル:かぐや姫(1974)
■70年代を代表するフォークグループ。この曲はギターの伊勢正三が作詞・作曲。

「涙そうそう」
カバー:夏川りみ(2001)
オリジナル:BEGIN(2000)
■沖縄出身のBEGINが作り上げた曲。森山良子が亡くなった兄を想う歌詞をつけた。

「17才」
カバー:森高千里(1989)
オリジナル:南沙織(1971)
■オリジナルは南沙織のデビュー曲。この年レコード大賞をはじめとする様々な新人賞を受賞。日本にアイドル旋風を巻き起こした。

「亜麻色の髪の乙女」
カバー:島谷ひとみ(2002)
オリジナル:ヴィレッジ・シンガーズ(1968)
■グループ・サウンズブームのなか、ヴィレッジシンガーズが1968年にリリース。グループ最大のヒット曲に。

「ウイスキーが、お好きでしょ」
カバー:ゴスペラーズ(2009年)
オリジナル:石川さゆり(1991年)
■91年SAYURI名義で発売。演歌とは一味違った美声で多くの男性を魅了した。

「オールウェイズ・ラブ・ユー」
カバー:ホイットニー・ヒューストン(1992)
オリジナル:ドリー・パートン(1974)
■映画『ボディガード』の主題歌として、アメリカでは14週連続1位という新記録を樹立。また、同映画のサウンドトラックは、全世界で4200万枚のセールスを記録。


SMAPは歌手です!

SMAPの名曲を布施明さんがカバーした『世界に一つだけの花』。今週の格言は、あのときに流れた自分たちのVTRを見た瞬間の香取編集長の思い、だそうです。「今日、ちょっと見ましたよね。久々にああいう映像を見て『あっ、歌ってる…』って思いました。『あ、この人たち、歌手なんだ…』っていう空気がちょっとするくらい、もう本当にシングルもアルバムもコンサートも何もかも、ご無沙汰過ぎるくらいご無沙汰してしまっているので…。自分でもビックリしました。他もメンバーもそうだけど、自分のことだけ言っても、頭に浮かぶのは『あのスタジオにいた…』『あそこでロケやってて…』『雪の中でロケやって…』『トンネル掘ったなぁ』とかばっかりで、華やかなステージの照明とともに、なんかこう、毛皮的な衣装みたいなゴージャスさを最近あんまり味わってない(笑)。だから、今日はビビッときました。『オレ、歌いたい!』と(笑)。これからどんどん進めていってそれが具体化するように、SMAPこれから頑張ります。どうしてコンサートをやりたいのか、どうしてCDを出したいのか――ボクらは歌手だから(笑)」。

坂本冬美さん
今夜は「夜空ノムコウ」が頭のなかでグルグル回りそうです(笑)。

初出演のご感想をお願いします。

生放送の緊張感はあったんですけど、本当に1時間があっという間でした。とても楽しかったです。ただ、香取さんの前で「夜空ノムコウ」がうまく歌えなかったことが悔やまれてなりません。スタッフの方に歌詞を出していただいたんですけど、自分が知っている歌詞の場所をうまく探せなかったんです。それで焦ってしまって、気づいたら香取さんにしがみつくように歌っていました(笑)。今度、お会いするときまでにはバッチリ歌えるようにしておきます。

素敵なデュエットになっていたと思いますが…。

いえいえ。でも、考えてみたら、あれはデュエットですよね。さりげなくデュエットしましたよね!?もう今日の放送は、永久保存版にさせていただきます(笑)。

カバーソング特集はいかがでしたか?

ほとんどが一緒に口ずさめる曲でしたし、「この方がこんな曲をカバーされているんだ」という驚きもありました。実はカバー曲を歌うときって、自分のオリジナル曲とはちょっと違う感覚があるんです。自分の曲なのに自分の曲ではないような…といいますか。ですけど今日の特集のなかで、オリジナル以上にカバーの印象が強かったりすることもあるんだと感じ、勇気をもらえたような気がしました。

坂本さんは、ザ・モンキーズの「デイ・ドリーム・ビリーバー」をカバーしたザ・タイマーズが印象的だとおっしゃっていました。ほかに気になったアーティストはいらっしゃいますか?

プロモーションビデオで、坂本九さんと平井堅さんが共演しているという企画も素敵でしたよね。あとは、カバーというと往年の名曲を若いアーティストが歌うというものが多いと思っていましたが、案外その逆パターンが多かったのには驚きました。一青窈さんの曲を徳永英明さんが歌ったり、GLAYの曲を大橋純子さんが歌ったりという。とても素敵なことですよね。

坂本さんが今、カバーするとしたらどんな曲を歌いますか?

それはもうリベンジで、「夜空ノムコウ」を歌いたいです(笑)。まずは、コンサートとかでチャレンジしてみようかしら。

どんなアレンジになりそうですか?

スローなバラードみたいな感じで、歌詞をしっかり聞かせるようなアレンジがいいんじゃないかと思います。あとは、ピアノ1本で歌う、というのもいいですよね。でも、まずは練習しなくちゃ(笑)。今夜は「夜空ノムコウ」が頭のなかでグルグル回りそうです(笑)。

香取さんとはお仕事でご一緒されたことはありますか?

紅白歌合戦以外ほとんどなかったんですが、この間「SMAP×SMAP」に出させていただいて、そこで初めて会話らしい会話をさせていただきました。そのときもそうでしたけど、今日もとても気を遣ってくださいました。香取さんは本当に素晴らしい好青年ですね。ぜひ、またお声をかけてください。

坂本冬美
カバー・ベストアルバム
Love Songs〜また君に恋してる〜
発売中

坂本冬美
カバー・ベストアルバム
Love Songs〜また君に恋してる〜
発売中

アラフォーにジャストな選曲で歌いまくりでした。

まるで家でテレビを見ているような感覚で楽しんでしまった今日のカバーソング特集。とくにアラフォー世代の私にはジャストな選曲で、気づいたら歌いまくりでした(苦笑)。それにしても、すべてがいい曲でしたよね。当然のことですが、カバーされる曲は名曲ゆえにカバーされるわけですし、歌うアーティストも自信がないとカバーはできません。だから、歌がうまい人ばかりでより聴きごたえがあったんでしょうね。どれも印象的でしたが、私はレベッカが大好きでしたので、NOKKOさんが歌う「LA・LA・ LA LOVE SONG」にはちょっと感動してしまいました。とはいっても、久保田利伸さんのオリジナルも素晴らしいですよね。10数年前の曲とはとても思えない、何度聴いても新鮮な感じがするのはなぜなんでしょう?まったく古さはないですよね。それと、私がカラオケでもよく歌う「涙そうそう」は、BEGINさんがオリジナルで夏川りみさんがカバーではありますが、それぞれが独立したオリジナルという感じがします。どちらも凄くいいということは、やっぱり曲そのものが素晴らしいってことですよね。そして、ご自身でもカバー・ベストアルバム『Love Songs〜また君に恋してる〜』を出されているゲストの坂本冬美さん。あんなに気さくでかわいらしい方だとは知りませんでした。父ともどもファンだったのですが、さらに大ファンになりました。坂本さんと香取さんの「夜空ノムコウ」デュエットも素敵でしたし、今日はなんかすっごく楽しかったです(笑)。続編に期待したいですね!

カバーって、やっぱり勇気が要りますよね。

◆楽しかったですね、カバー曲特集!『また今日も、面白い番組見たな…』って感じ(笑)。『I LOVE YOU』はたまらなかったですねぇ。欲しいです!それと、やっぱり『YAH YAH YAH』。松崎しげるさん!アルバムタイトルも凄いですよね。『Yes We Can!』って…。個性が出ますね、やっぱり。

◆いろいろありますね、歌は。セルフカバーは反則ですよ。ドーンと反則なのは、やっぱり井上陽水さんと奥田民夫さんの『アジアの純真』。だって、『アジアの純真』は、PUFFYを覆すのはもう無理だろ、っていうところにあのおふたりでしょ?それこそ、『リンダリンダ』は無理だろ、っていうところにくるのは、やっぱり夏木マリさんくらいのパワーある人じゃないとダメじゃないですか。そう簡単にできるものじゃないですよ。そういうところで、『アジアの純真』をあのおふたりに歌われた日にゃあ…反則です(笑)

◆あと、竹内まりやさんも。「あれ?これ竹内まりやさんの歌じゃないの?」って思ったら実は違う。だけど、作ったのは竹内まりやさんだという…これも大どんでん返し的な感じが(笑)

◆SMAPも布施明さんにカバーされて…ボク、好きですよ、カバー。ボクね、仮歌で歌ってくださっている本人のとか、全部残してあるんです。そのファイルが全部パソコンに入っているから、時々、聴いたりするんです。凄いんですよ。売ってもいなしね。ボクにしかない、みたいな。『そのまま』っていうMONKEY MAJIKが作ってくれた曲は、MONKEY MAJIKが歌ってて、しかも全部英語、っていうバージョンを持っているし…。他にはないものでしょ?

◆カバーって、勇気も要りますよね。やっぱり、良い曲はどんな人が歌っても良い曲だ、っていう思いもあるけど、やっぱり勇気がいるだろうな、っていう思いもあるんです。アッコさんの『あの鐘を〜』とかも、「えっ、大丈夫なの?」って思いますもん。サンボマスターも、あそこまで命がけで歌わないとクリアできない(笑)。やっぱり、カバーが人気があっても、そこは間違えないようにしてほしいですよね。あの声がないと…って思う人も絶対いるし、曲が持っているパワーって大きいですからね。だから、そうだなぁ…松崎しげるさんの『YAH YAH YAH』くらいのパワーがないと、やっぱ勝てないんじゃないかな、って思います(笑)。