「中国は前進する砂漠との戦争に敗北しつつある」――このショッキングな報告は、世界各地の環境調査を行う民間の地球政策研究所が8月5日に発表したもの。同研究所の報告によると、ゴビ砂漠が1944〜1999年までに5万2400平方キロも広がり、現在今では北京まで約240キロのところまで迫っているとか。内モンゴル自治区のある県では、公式には97％の土地が草原地帯とされているが、実際には3分の1が砂漠化しているといいます。しかも、古い砂漠が広がるだけでなく、新たな砂漠が形成されつつあるというから、ビックリ。この深刻化する砂漠問題、主な原因は緑を食べ尽くす羊とヤギの多さだそうです。 ▲Page Top 国民の大半が週に1〜2回サウナを利用するというフィンランド。その首都ヘルシンキから北東約130キロにある町ヘイノラで8月2日、世界11カ国から80人（男性65人、女性15人）が参加して、ある選手権が行われました。その選手権とは「世界サウナ我慢選手権」。3000人の観客が見守る中、男女それぞれ6人が決勝に進み、戸外に設置された窓付きの特製サウナにどれだけ長時間いられるかを競いました。サウナの中の気温は110℃に達し、温度を保つために内部のシャワーが30秒おきに噴出。時間を計測する審判のほか、医師も立ち会いました。毎年行われている選手権ですが、今年の大会では男性、女性ともに記録を更新。女性部門の新記録は13分。一方、男性部門では16分15秒の新記録が出ました。ちなみに、この選手権への参加には医師の証明書が必要。また「出場者はサウナの中にいる間、肌をさすってはいけない」、「前かがみになってはならず、ひじをひざにつけた状態にする」、「アルコールを含む薬物の使用は禁止」、「参加者は水着を着用」など細かいルールがあります。 ▲Page Top ベッカム選手が、アジア・ツアー中に滞在した中国・北京の高級ホテルのスイートに備え付けられていたパジャマやスリッパ、枕カバー、バス・ローブ、タオルがオークションにかけられ、ファンが2800元（約4万円）で落札しました。また、ベッカムが滞在した部屋への宿泊権利も3800元（約5万5000円）で落札されました。これは北京で8月3日に開催された慈善競売のひとつ。売上金は、SARSの治療で死亡した医師や看護師の遺族らに寄付されるそうです。 ▲Page Top 同時多発テロによる世界貿易センタービル崩壊で飛散した大量のほこりや灰などにさらされた妊婦が出産した新生児の一部は、通常よりも体重が軽いことが、ニューヨーク・マウントサイナイ医大の調査で判明しました。これは同時テロの発生当時に貿易センタービルの内部や近辺にいた妊婦182人と、普通の妊婦が出産したそれぞれの新生児を比較した結果によるもの。前者の妊婦の場合、出産前に医師が予想した体重より軽い新生児が生まれる確率が、普通の新生児より約2倍高かったそう。健康状態は良好ですが、ほこりなどで汚れた大気が胎児の発育に影響を及ぼした可能性があると指摘されています。 ▲Page Top サンタフェ地裁のフランセス・ガレゴス判事が、若年犯罪者や暴力犯罪者に対して、太極拳と茶道などのクラスに参加を求める判決を出しました。裁判所のロビーで開かれる太極拳と茶道のクラスは週2回行われ、1回2時間。12週間に及びます。参加者はハーブティーを飲み、最後には鍼治療を受けて心身ともにリラックスするそう。授業料は180ドルで、参加者が負担します。ガレゴス判事は「従来の怒りを抑制する心理学研修は破綻している」と指摘。判事にアドバイスした東洋医学の専門家で心理学者のマーク・フランシス博士は、太極拳や茶道には思考を落ち着かせる作用があり、「外の敵ではなく、自分自身の内なる敵と戦うことを発見できる」と述べています。 ▲Page Top 偽ブランド品は製造・販売するだけでなく、購入することも法律違反行為!!　エルメスやイブ・サンローランなど67の高級ブランドと、フランス産業部、税関などが類似商標追放のため、8月の間、フランス国内の主要観光地でキャンペーンを敢行。偽ブランド品の購入も法律違反行為であることを集中的に広報しています。偽ブランド品といえば、主にアジア地域と東欧で製造されていましたが、最近はヨーロッパでも偽ブランド品が増加。昨年はフランスだけで120 万件、EU全体では1億件以上が摘発されました。高い失業率に苦しむEU国家は、偽ブランド品を「雇用を破壊するもの」として厳しく取り締まっています。フランスの現行法では、偽ブランド品を購買する企業はもちろん、個人消費者らも商品偽造の共犯と同じ2年以下の懲役と15万ユーロの罰金刑に処されることがあります。注意しないと、逆に高くついてしまいますよ！ ▲Page Top

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