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| 今回は「デアデビル」。おすぎさんの評価はいかに!? |
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 今、新たなヒーローが全米をとりこにしています。その名は――映画「デアデビル」（マーク・スティーブン・ジョンソン監督）の中で活躍するデアデビル（ベン・アフレック）。少年時代に事故で盲目になったデアデビルことマット・マードックは、肉体と精神と感覚を鍛えるためのトレーニングを開始。音の振動によって見ることができるレーダーセンス、並外れた触覚と嗅覚を身につけました。成長したマットは温厚な弁護士として働くかたわら、夜はデアデビルとして活躍。司法の目をくぐり抜けた犯罪者に、ストリート・スタイルの正義の制裁を加えていくのです。デアデビルは、いわゆるスーパーヒーロー的な超能力や、人間の域を超えた強靭な肉体をもっているわけではありません。しかし、社会的弱者のために自分の肉体を傷つけてでも守ろうとする彼は“THE MAN WITHOUT FEAR（恐れを知らぬ男）”と呼ばれ、多大な支持を集めているのです。この次世代のヒーローは、おすぎさんをも魅了することができるのでしょうか？
配給：20世紀フォックス
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 はっきり言っちゃうと、スパイダーマンとバットマンを足して2で割ったような感じなんですね。スパイダーマンは昼間動いたんですけど、これは夜しか動かない。主人公はお父さんが殺された時に放射能の廃棄液で目が見えなくなっちゃうんですけども、その代わりに他の四覚がすごい発達しちゃって、恋人を見る時に音で見ることができるっていう。雨が降ってると、その雨がくぼみの中を流れてくとか、そういう音でわかっちゃうとか。そういうところがすごく斬新だなって、私は思うんですね。スピード感もあるし、人間的なのね。バットマンなんかだと、動いてる方が素敵だったりするんだけど、人間的にはあまり素敵ではない。でも、これを見てると「人間って恋をしても何をしても、とっても素敵だな」って。そのへんが上手くできてるんですよね。ただね、ホントに動くところが夜だけだから、とっても暗いんだよね。スパイダーマンを見てる時は「あ〜うわぁ〜！ こんなに跳んでる！」とか、昂揚感があるんだけど、暗いとイマイチなのよね。結構跳んじゃったりして頑張ってるから、私はそこをもうちょっと長く見てたい、と思わないでもないんですけど…。あのね、悪役やってるコリン・ファレルが素っ晴らしいの！ そっちの方を主役にして作った方が面白いんじゃないかって、私は思うんですけどね。何にしろ、盲人になっちゃったために、他のところをもっと頑張って使えるっていう感覚は、とっても前向きだなって。“何でも自分のものにしていく”っていう感覚と、“悪者を退治するのは俺ひとりだけど、できるのかな”っていう懐疑的なところも結構良かったんで、まぁ1800円は妥当かなって思います。 |
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