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今回は「黄泉がえり」。おすぎさんの評価はいかに!?
大切な人を想いながら生きることは、時に幸せで温かく、時に苦しく切ないかもしれません。しかし、それは確かに素晴らしいことなのではないでしょうか。そんなことを教えてくれるのが、草なぎ剛主演の映画「黄泉がえり」(塩田明彦監督)。'03年初の「オスギハイクラ」が紹介するのは、この感動ファンタジーです。厚生労働省に勤務する川田平太(草なぎ)の故郷・九州の阿蘇地方で、死者が当時の姿のままで蘇る(黄泉がえる)という現象が多発。平太は調査に乗り出します。そこで、彼は死んだ親友・俊介のフィアンセだった橘葵(竹内結子)と再会。人を黄泉がえらせるための法則を見つけた平太は、葵のために俊介を蘇らせようと決心しますが…。香取編集長も気になっている本作品。おすぎさんはどんな評価を下すのでしょうか?
配給:東宝

はっきり言うと、思ったよりずっと良く出来たラブストーリーになってました。原作とはかなり変わってまして、人が蘇ってくるっていうことに対して、そんなに大それたことを見せてる映画ではないです。テンポも遅いってことも確かにあるんですけど、そういうことを抜きにして、ラブストーリーとしては合格点をあげられる映画なんじゃないかなと思うし、なんせ剛くんが一生懸命なのね。そういうことがやっぱりかわいいかなって…ま、私情が入ったかなってとこはないことはないんですけど(笑)。どっちかっていうと「ゴースト〜ニューヨークの幻〜」っていう映画に近いように作ってる。私たちが思ってたような“死者が蘇ってきて、みんながビックリするよ”っていうような感じじゃなくて、誰だってそうだと思うんですけど――私も母が亡くなって20年数年経ちますけど、母には会いたいと思うし――「この人に会いたい」って思う部分が大変上手にできてる。それはなぜかっていうと、永遠に死んじゃった人っていうのは時が止まってる、その時のままで出てくるっていう、普通だったら不自然なことが、とっても感動的に見えてくることがあるわけ。そのへんが良く出来てたんじゃないかなって。蘇った歌手のコンサートのシーンが最後にあるんですけど、その部分が長いな〜っていう風には思うんです。何しろ3曲も聴かせるっていう…。柴咲コウちゃんだし、キレイだしっていうのはあるんだけど、曲がすごくキレイなんです。だからずーっと見てしまう。それに、不覚にも涙を流してしまったシーンもあったりして、私も弱いところがあるんだな〜って思ったんで、私としては1800円は合格点の映画になってると思ってます。
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