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底冷えが続く東京の空の下、「月イチゴロー イナガキベスト5」には、寒さを吹き飛ばすホットなラインナップがズラリ! ハリウッドの超大作から感動の名作まで、稲垣さんも大満足の秀作ぞろいの5本であなたのお気に入りはどれですか?
イナガキベスト5

潜水服は蝶の夢を見る
「素晴らしかった。映画の概念を突き破ってる。人間としての矛盾が、赤裸々に描かれている。命の代償に生まれた映画だと思う。全編、涙が止まらない」
【作品DATA】
2007年(フランス/アメリカ合作映画)
原作:ジャン=ドミニク・ボビー
監督:ジュリアン・シュナーベル
出演:マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、
マリ=ジョゼ・クローズほか
●シネマライズほかにて、ロードショー
エリザベス:ゴールデン・エイジ
「衣装が凄い。でも、その衣装に負けず、女王の風格をかもし出しているケイト・ブランシェット。彼女じゃないとエリザベス女王はできない。女王ゆえの悲しさ…僕は泣けました」
【作品DATA】
2007年(イギリス/フランス合作映画)
監督:シェカール・カプール
出演:ケイト・ブランシェット、ジェフリー・ラッシュ、
クライヴ・オーウェンほか
●日比谷スカラ座ほかにて、ロードショー
ラスト、コーション
「真っ直ぐSEX映画。こんなに映画の中のSEXシーンに意味がある映画、初めて見た。エロを超えている。情感が伝わる素晴らしい映画。結構好き!」
【作品DATA】
2007年(中国/アメリカ合作映画)
監督:アン・リー
出演:トニー・レオン、タン・ウェイ、
ワン・リーホン、ジョアン・チェンほか
●シャンテシネほかにて、ロードショー
アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生
「アニー・リーボヴィッツを知らなくても、知っている作品があまりにも多いことにビックリした。作品集を見ているよう。アニー・リーボヴィッツは凄い女性。彼女の人間的な魅力も伝わってくる」
【作品DATA】
2007年(アメリカ映画)
監督、製作:バーバラ・リーボヴィッツ
出演:アニー・リーボヴィッツ、ヨーコ・オノ、
デミ・ムーアほか
●シネマGAGA!ほかにて、ロードショー
アメリカン・ギャングスター
「ちょっと長い。ストーリーにも起伏がない。ハリウッド的なハネた娯楽作品ではなく、ドキュメンタリー的だけど、少し弱いかな。主演のふたりの演技は見る価値があると思う」
【作品DATA】
2007年(アメリカ映画)
監督:リドリー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウ、
キウェテル・イジョフォーほか
●日劇1ほかにて、ロードショー


――今月はなかなかの傑作揃いでしたね。

そうね。5作品、どれも凄くよかったのに、今日はあんまりいいコメントできなかったなぁ。ちょっと悔やまれます。

――『ラスト、コーション』では、名言が飛び出していましたね。

言わされちゃったよ(笑)。性的なことだけじゃなくて、映像的に凄くきれいだったこと、ストーリーもよかったってことが伝わればいいんだけど。でもさ、あれは日本でも作れるはずだよね。ああいうわびさびがあるのって、アジアっぽいというか日本っぽい発想じゃない。絶対に日本でも作れるはずなのに、でも、なかなかないんだよね。なんでだろうね。

――「僕も出たい」とおっしゃっていました。

ああいう素晴らしい作品で、(トニー・レオンが演じた)あんないい役なら出てみたいと思いますよ、俳優をやってる人なら誰でも。そのくらい、いい役だったね。

――意外なところでは、『アメリカン・ギャングスター』が5位という。

何が見せたいのかってことだよね。アクションを見せたいのか、人間ドラマを見せたいのか、主役のふたりを見せたいのか。ちょっと散漫な気がしたんだよね。凄いものをたくさん使ってかえってバラバラになっちゃったっていう感じだよね。何がいいたいのか、ブレてたと思う。

――確かに1位『潜水服は蝶の夢を見る』2位『ラスト、コーション』はメッセージが明確ですね。

そうなんですよ。そういう意味では、『エリザベス:ゴールデン・エイジ』にもブレがあったと思うな。とにかく、万人向けではないと思うけど、1位、2位は素晴らしかったです。





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