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僕にとっては「快」じゃないんです。慎吾! なんやの、ホンマに(笑)――笑福亭鶴瓶さん
――二度目のご出演は、いかがでしたか?
前回出演したときは、落語についてとか、うちの師匠(笑福亭松鶴さん)の話とか、いろいろあったんですけど、まだ、そこまで自分自身が落語のことを理解できる時期じゃなかったんですよ。今は、落語全般について自信があるというか、落語に対しての理解度が深まりましたから、少々のことをしゃべっても、応対できる自分がいますから、全然、違いますね。だから、今日は、凄く楽しめました。前回のときは、落語をやり始めて少ししか経っていなかったので、「僭越だな」っていう思いがあったので。

――ここ数年の落語ブームは凄いですね。
このブームは、桂三枝、春風亭小朝、高田文夫の3人が起こしたものだと僕は思います。僕は、そのブームを持って、いかに大きく旗を振れるかっていう。(落語全国ツアー)「鶴瓶のらくだ」も、その旗を振るためのものなんですよ。旗を振らないと、わからないんですから。そういう意味ではブームが起き、そして、それを全国に身近に持っていくというやり方は、いいのかなって。

――旗を振る役目の鶴瓶さんこそが、まさに、香取さんがおっしゃっていた「宣伝王子」ですね。
そうそう。僕は、上方落語協会の広報委員長ですから、実際そうなんですよ。宣伝王子なんですけどね…アイツめ(笑)!

――SMAPのみなさんと親交が深い鶴瓶さんならではの「SMAP落語」、気になります。
みんないろいろと番組で一緒になってるでしょう。そういう関わりのなかで、作るのは簡単ですよ。SMAPは国民的スターだから、みんなも聞きたいと思うだろうしね。どんな会話でも、日常の会話が想像できたら、それは落語ですからね。でも、ジャニーズに怒られちゃうかな(笑)。

――今日は視聴者からも「テレビで落語を見てみたい」というリクエストメールも多数寄せられていました。
いずれ、自信ができたらしますけど、今もテレビでやる自信のある人たちは、どんどんやるべきだと思うんですよ。僕は、自分のなかでも納得できるまでに、もうちょっとかかるかなって思っています。最近は、わりとDVDとかインターネットとかですぐに見られるっていうんですか、そういうのがあるんですけど、そうじゃないところで、小屋に来てもらえないと見てもらえないというものを作りたいんですよ。

――さて。今日の「王子特集」はいかがでしたか?
いやあ、凄かったですね。早乙女太一さんも凄かったですし、尺八の方(藤原道山さん)、書道家の方(武田双雲さん、双龍さん)とか、京都の華道家の方(笹岡隆甫さん)もそうですし、みなさん本当に凄いね。でも、僕、この前スタッフに言ったんですけど、落語の舞台にも花を飾りたいと思ったの。一席終わって、着物を着替えるときに、その花も一緒に着替えるんですよ。次が春の話なら、春の花にね。舞台演出も楽しめて、落語も楽しめるっていう。そういう形ってできないかなって思ってたら、あんな人がおったんですね。

――「伝統芸能は守ってはダメ」というコメントも印象的でした。ここ数年で、そんなお気持ちを強くされているのでしょうか。
そうですね。(中村)勘三郎の影響が大きいですね。歌舞伎をあそこまでしたのは、勘三郎ですからね。勘三郎は大親友ですから、僕も大きく影響も受けてますね。いずれ、僕もニューヨークで落語をやりたいなと思っています。

――最後に、香取さんへ一言お願いします。
あの書道家が書いた「快」という文字。心地よいという意味の字ですよね。ピッタリですよ、あの男に。でも、俺にとっては、あんまり 「快」じゃないんですよ(笑)。昔からね、いろんなことを言ったり、やってきますからね。慎吾! なんやの、ホンマに(笑)。

――鶴瓶さんの「余白」というのも斬新でしたね。
あれも、凄いよね。なんやろね、あの人。センスが凄いんでしょうね。単に字がうまいっていうんじゃなくて、すべてにおいて自分自身をよくわかってる。自分をわかっていないと、あんなこと書けないですからね。あの人自身が心地よい人でしたね。いや、面白かったです。

(笑福亭鶴瓶さん)


「鶴瓶のらくだ」  ※9月1日から一般発売

10/6  福岡
10/13 香川
10/19・20 熊本
10/27・28 東京
11/3  愛媛
11/10 秋田
11/23・24 京都
11/26〜28 大阪


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