ジカイヨコク
トップ
トップニュース
トクベツキカク
シツモンメール
スマメール
スマデータ
ゲストトーク
シンゴ5
オオシタアナ
ヘンシュウコウキ
スマギャラリー
バックナンバー

スマデータ投票
モバイルサイト
メールマガジン
ケイジバン
番組へのご意見
最新号のTOP
ストリングス

トクベツキカク
BackNumber
SmaSTATION!! 特別企画 「30代からの若返り手術〜手軽に10年若返るアンチエイジング美容&プチ整形〜」
赤ちゃんの頃には、誰もがハリがあり、みずみずしい肌をもっているのに、年齢を重ねるうち、だんだんとそれが失われ、シミやシワが現れてきます。その一方で、「いつまでも若く見られたい」と願う声は大きくなるばかり。そんな声に応えるため、肌の衰えを医学の力で治療し、見た目の若さを追求するのが「アンチエイジング美容」、いわゆる“若返り美容”です。「メスを入れない」「入院しない」という手軽な「プチ整形」が広まるにつれ、これまで美容外科とは縁がなかった人々も足を運び始め、「アンチエイジング美容」に対するニーズは年々高まっています。今回、SmaSTATION!!では、若返りのために美容外科へ行くことを決めた女性に密着。その現状に迫ります!

今回、番組は子育てをしながら働く30代のふたりの女性に密着。美容に関する悩みと、彼女たちが受ける“若返り手術”をリポートします。

山田朋子さん(仮名)/36歳

2歳の息子さんを育てながら、派遣の仕事をこなす山田さんが、自分の肌の異変に気づいたのは、20代後半でした。そこで、友人からの勧めもあり、初めて若返り手術を受けることに。手術への抵抗や罪悪感について尋ねると、「親からもらった体というはあると思いますけど、せっかくもらったものだから、それを生かすことっていうのも大事だと思います」と山田さん。そんな山田さんが特に気になるのが、小鼻から口の横にかけて出来る笑いジワ、「ほうれい線」と、「上まぶたのたるみ」だそうです。二重まぶたが年齢とともに、一重に見えるようになったと感じると言います。そして、手術の日。「緊張しています」と、期待と不安が入り混じりながらも、病院へ入って行きます。「今日で自分が生まれ変われるんじゃないかなとか、そういう気持ちはありますよね」と、膨らむ期待を胸に、いよいよ診察室へ…。

川野美紀さん(仮名)/33歳

川野さんは、33歳にして16歳の女の子をもつお母さん。最近、夕方になると化粧がシワの部分に入ってしまいシワが目立つのが、悩みだと言います。そんな川野さんは、過去に何度か若返り手術を受けたことがあるそうです。初めての手術のとき、恐怖心はなかったのでしょうか。「毎回怖いんですけど、それを乗り越えると、シワが無くなったりとか、ちょっとした違いがあるんで、我慢できます」と川野さん。しかし、33歳の若さで、若返り手術は必要なものなのでしょうか。「今のうちにやっておけば、年を取ったときに、同じ年の40代とか50代とは違うんだろうな」というのが、川野さんの考えです。現在、川野さんが一番気になるのは、眉間のシワ。顔をしかめた時に出るシワが、年のせいかなかなか消えにくくなっているといいます。そして、もう一箇所が、眼の下。肌にハリがなくなり、そばかすのようなシミが多くできてしまったのですが、川野さんには思い当たる原因があります。「今の若い子は結構若いうちから化粧をしてますけど、私は20代前半くらいまで、全然化粧をしなくて、日焼け対策もしていなくて。少し前までは、“ガングロ”と呼ばれるほど日焼けしていました」。
「いつまでも若くありたい」と強く願う母を、16歳の娘の奈緒子さん(仮名)は、どう見るのでしょう。「整形の失敗とか心配もあるけど、(手術をして)帰ってきた時の顔を見るのが、すごく楽しみで。そっちの気持ちのほうが大きいです」と、手術にも賛成しています。
そして、手術の日。過去にも手術を受けたことがある川野さんですが、「人前に出るのも、今までと違って自信がつくかな」と、新たな期待が膨らみます。そして、診察室へ…。

高須クリニック院長・高須先生の診察の結果、今回、ふたりが受ける手術は、ほぼ同じ内容に。眉間や目じりのシワには「ボトックス」注入、ほうれい線には「ヒアルロン酸」の注入を行い、顔全体のたるみを治すために、「ポニーテールリフト」という手術をすることになりました。ふたりの若返り手術は、どれだけの効果があるのでしょうか?

その前に、そもそも、アンチエイジング美容と呼ばれる若返り手術には大きく分けると、(1)フェイスリフト、(2)レーザー類、(3)成分注入法の3種類があります。それぞれを見てみると…。


アンチエイジング美容 その@「フェイスリフト」とは?

アンチエイジング美容の中でも、最も古い施術法の1つで、大きなシワやたるみを飛躍的に改善する究極の若返り手術のこと。

谷本俊子さん(仮名)/51歳の場合

額には横に数本のシワが走り、ほうれい線もクッキリ、さらにあごの周辺の皮膚もたるんで、万年ジワに。

そんな谷本さんが受けた「フェイスリフト」の手術は、髪の生え際や耳の回りなど傷が目立たない部分の皮膚を切開し、顔全体のゆるんだ皮膚を筋肉組織ごと引き上げ、最後に余分な皮膚を切り取り、縫合するというもの。手術後、谷本さんはどう変わったのでしょうか?

顔全体にあったシワやたるみが大きく改善されているうえ、髪の生え際部分を切開した跡も全くと言っていいほどわかりません。若返り手術を受ける前は、人前でもシワが気になって仕方なかったという谷本さん。今は、「堂々と、人と目が合わせられるようになりましたね」と嬉しそうに話します。

見た目にも分かる大きな効果が期待できる「フェイスリフト」ですが、もちろんデメリットも。そのひとつが「回復時間の長さ」。手術後、腫れや痛みが引いて、支障なく日常生活を送れるようになるまでに約2週間かかるとされています。また、「料金の高さ」もデメリットのひとつ。高い技術力を要求される「フェイスリフト」は施術料金の相場も、200万円以上(顔全体を引き上げる大掛かりな手術の場合)とどうしても高くなってしまうのです。これらの理由から、「フェイスリフト」に抵抗を感じる人も少なくありませんでした。そんななか、ロシアで「フェイスリフト」の革命ともいえる手術法が発案されたのです。それが「スレッドリフト」です。5年前、日本で初めてこの手術を受けた女性がいます。

笹木弓子さん(仮名)/55歳(当時)の場合

カラスの足跡とも言われる目じりのシワや険しい眉間のシワ、ほうれい線もクッキリと出ています。こんな症状が、「スレッドリフト」によってどのように変わったのでしょうか。

「スレッドリフト」とは、皮膚を全く切らない「フェイスリフト」のこと。その秘密が、心臓外科の手術などでも使われる特殊な糸で、これを顔に埋め込み上に引っ張ることで、顔のたるみを解消するのです。術後の腫れもあまり目立たず、料金も通常の「フェイスリフト」の4分の1程度だといいます。
「スレッドリフト」の施術後の佐々木さんは、シワやたるみが大きく改善され、若々しく張りのある肌を取り戻しました。顔の中に糸が埋め込まれている不自然さは全くありません。今回、山田さんと川野さんが受けた「ポニーテールリフト」も、この「スレッドリフト」の一種。頭部を若干切開するものの、そこから入れた糸によって、目元から頬にかけてのたるみを大幅に改善できるというのです。さらに、顔に異物が残ることに抵抗を感じる人のために開発されたのが「アプトス吸収糸(きゅうしゅうし)」。この糸は生分解性ポリマーで出来ていて、皮下組織に埋め込まれると、自分の組織の一部として吸収され、およそ10ヵ月後には完全に消えてしまうのです。この糸を使って日本人で初めて「スレッドリフト」手術を受けたのが、タレントの野村沙知代さんです。野村さんの手術は、昨年3月、イタリア・ナポリ総合病院で行われました。現在の野村さんは、顔のシワが大きく改善されたうえ、首から顎にかけてのたるみもなくなり、若々しい輪郭を取り戻しました。

 アンチエイジングを追求する研究の進歩は凄まじく、最近ではある原料で出来た糸を皮下組織に埋め込むことが流行っているそうです。その原料とは…「金」なのです。

「シワが出来ている所や、たるんできそうなところにメッシュ状に金の細い糸を入れ込んであげると、そこの部分にコラーゲンができてきて、皮膚が崩れるのを防ぐんです。つまり、老朽化した鉄筋コンクリートの建物の中に鉄筋を入れることによって、コンクリートの崩壊を防ぐみたいな作用になるわけです」(高須先生)

古代・エジプトでも王家の墓で数多くの金の糸が発見されており、クレオパトラが美容のために使っていたとする説もあるほどなのです。目の下の老化が気になっていた川野さんも、今回、この糸の埋め込みに挑みました。


アンチエイジング美容 そのA「レーザー類」とは?

レーザーによる若返り手術として古くから行われ、最も有名なのが「シミ取り」。シミの元となっているメラニン色素に吸収されやすいレーザーを当てることで、周囲の皮膚へダメージを与えずに、メラニン色素だけを破壊することができるのです。しかし、最新の若返り手術で使われるレーザーはこれだけではありません。“切らない「フェイスリフト」”とも言われ、肌のたるみを解消する美容医療機器が「サーマクール」です。「サーマクール」とは高周波を照射することで、表皮の下にある真皮や筋肉層に直接働きかけ、コラーゲンの生成を促進、脂肪を燃焼させるというもの。その結果、顔の引き締め効果を生み出すのだといいます。肌の内部に直接働きかけるため、表面には傷もできず、治療後に多少赤みが出る程度です。さらに、新しい皮膚を再生するレーザーというのも登場しています。それが「フラクセル」です。究極の肌の再生法と言われる「フラクセル」は、コンピュータ制御により、1cm2あたり約2000本もの細いレーザー光を照射。ミクロ単位で無数にできた照射部分では古い組織が分解、排出され、数日後には若くみずみずしい肌が再生されるのです。5回程度行うと、肌全体が新しい組織に完全に生まれ変わるといいます。


アンチエイジング美容 そのB「成分注入法」とは?

今回、番組が密着する山田さんと川野さんも、顔の気になる部分にふたつの成分を注入します。まずひとつが、化粧品の成分として今話題の「ヒアルロン酸」です。「ヒアルロン酸」は、肌の真皮という場所にあり、肌のみずみずしさを保つための成分。年を取ると、その量はどんどん減り、30代で子供の頃の65%、50代では45%、60代では25%にまで減少してしまうのです。皮膚のくぼんだ所に「ヒアルロン酸」を注入すると、しなびていた組織がハリを回復。シワの溝も注入された「ヒアルロン酸」により隆起し、結果、シワが目立たなくなるのです。もともと体の中にある成分のため、アレルギーを起こす心配が少なく、注入した「ヒアルロン酸」は半年程度で体内に吸収され、元に戻るという安心感から、最も希望者の多い施術のひとつです。料金の相場は注射一本に付きおよそ87000円程度です。ふたつめの成分が、「ボトックス」。実は「ボトックス」の原料は、食中毒を起こすことで有名な「ボツリヌス菌」の毒素なのです。「ボトックス」を筋肉の動きによってできる眉間や目尻のシワなどに注入すると、その部分の筋肉の動きが麻痺し、シワを寄せることができなくなるのです。効果は3ヵ月から6ヵ月程度続くといいます。しかし、毒素を体に注入しても本当に大丈夫なのでしょうか?

「大量に打たなければ大丈夫です。注入単位がとても低いですから。それで呼吸筋が麻痺して呼吸が止まったりする心配はありません」(高須先生)

山田さんと川野さんは、「ヒアルロン酸」と「ボトックス」の注入、そして、「スレッドリフト」の一種である「ポニーテールリフト」を受けることに。さらに、たるみの出た二重まぶたをハッキリさせるため、「埋没法」という手術も追加しました。「埋没法」とは、糸でまぶたの表と裏を縫い合わせることで皮膚を吊り上げ、まぶたに二重の癖をつける方法。これら全ての手術時間を合わせても約30分。診察した当日に手術をして、そのまま帰ることができるプチ整形なのです(料金は、総額で約88万円)。

そして、ついに2人の若返り手術が始まりました。果たして、シワや顔のたるみはどれだけ改善されるのでしょうか? 局所麻酔のため、手術中も先生と会話しながら手術が進められていきます。そしてこれが、1週間後の山田さんです。

「ポニーテールリフト」により顔全体が引き締まった印象になり、たるみやシワが解消され、「ヒアルロン酸」を注入した効果で、ほうれい線・笑いジワも目立たなくなっています。さらに、「埋没法」により、上まぶたのたるみがとれ、二重が復活しています。

これが、1週間後の川野さんです。

川野さんも確実にシワがなくなっています。手術前の写真と比較すると、その差は歴然です。「ポニーテールリフト」によってあごがほっそりとシャープになり、「ボトックス」を注入したため、眉間のシワもできません。そして、気になっていた目の下も、金の糸の効果で肌のハリが出てきたといいます。

劇的に肌を変化させ、手軽に10年若返れるアンチエイジング美容。しかし、その一方で日々のスキンケア、予防こそが一番の老化対策だともいいます。

「予防すれば美容整形に行かなくていいんです。シミ、シワ、たるみは自分で治せるんですよ。美味しいものを食べて、日焼けを防いで、よく眠ってくれるだけで、老化は凄く遅くなるんですよ。ストレスが少なくなるだけで、タバコ1本少なくなるだけでも老化は遅くなりますし、しかめっ面を止めるだけで眉間のシワも防げるんですよ」(高須先生)





Copyright(C)2007
tv-asahi
All Rights Reserved.