今週のSmaSTATION!!は、木村拓哉さんをゲストにお招きして、遂に明日最終回を迎える木村さんの主演ドラマ『華麗なる一族』と、その原作者である山崎豊子さんにスポットを当てました。と、その前に、こちらもいよいよ明日開幕する『世界水泳メルボルン2007』。番組では、現地オーストラリアと中継をつなぎ、解説を務める武田美保さんから直前情報をリポートしていただきました。さらに、いままさにメルボルンに向かっている飛行機の中、という我らがマーメイドプリンス・稲垣吾郎さんも電話で登場…してくれたのですが、香取編集長＆木村さんとともに、『世界水泳メルボルン2007』のテーマソングであるSMAPの新曲『マーメイド』を歌っていたら、サビに入った途端に電話が切れる、というアクシデントがあり、編集長も木村さんも大ウケでした。この『マーメイド』も初披露されますので、続きは是非、テレビ朝日独占中継の『世界水泳メルボルン2007』で！ そして注目は、今夜の特集である『取材の鬼・山崎豊子と華麗なる一族の数々のギモン！』。いかなる場合でも徹底した取材を行って執筆するという山崎豊子さんの作品に賭ける思いを軸に、『華麗なる一族』にまつわるさまざなギモンを解明していきました。中でも木村さんを驚かせたのが、山崎さんからの肉声メッセージ。「スタジオのみなさん、木村拓哉さん、こちらは山崎豊子です。小説の『華麗なる一族』の主人公は銀行の頭取の万俵大介ですが、今回のテレビのドラマは鉄鋼マン・万俵鉄平が主人公です。この万俵鉄平の役作りに木村さんはいろいろなことがあったでしょうね。ドラマがスタートする時点では、少し正直なところハラハラしましたが、回が進むにつれ、見事に演じられるようになり、毎回、『鉄平よ、頑張れよ！』と声をかけるような思いで見るようになりました。私の大事にしている言葉に、ゲーテの言葉があります。『財貨を失うこと――それは、また働いて取り戻せばよい。名誉を失うこと――それは名誉を挽回すれば世の人々は見直してくれるだろう。勇気を失うこと――それは、この世に生まれてこなかったほうがよかったであろう』。私はこれまで、仕事で大きな山谷、絶壁にぶつかって後退しそうになったとき、いつもこの言葉を思い出し、乗り越えてきました。木村さんは、万俵鉄平役を引き受けるにあたり、どのように迷い、苦しまれたことでしょうか。それを乗り越えて、万俵鉄平を演じきられたことは、凄いことだと思います。いま日本の多くの人が失いかけている勇気、それを木村鉄平さんは見事に演じ抜かれたと思います。嬉しいことです。ありがとう。本当にありがとう」。これには、木村さんだけでなく、香取編集長も感激されていたようです。その後は、視聴者のみなさんから寄せられたメールや香取編集長からの質問に木村さんが答えてくれました。「木村くんがドラマやったりすると、視聴率ってみんなが気にするじゃないですか。ボクもこんなに近くにいるのに気になっちゃうんですよ。自分も『西遊記』をやったときに、一度も20％切らなかった、っていうことがプレッシャーになったんですけど、木村くんは、視聴率ってプレッシャーになったことありますか？」という編集長からの質問に対して木村さんは、「実際にはあると思うけど、そのプレッシャーっていうものがガーっときたとしたら、自分の体にパッと触れる瞬間に、それを燃料にするっていうか…」とおっしゃっていたのが印象的でした。

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